Kartell|カルテルにはアイコニックな商品がいくつかありますが、チェア「マスターズ」はその中でも別格です。
いくつもの選ぶ理由がマスターズにはあると同時に、フィーリングで何気なく選んでも失敗がありません。
ダイニング、デスク、ドレッサーのチェアとして。カフェやレストランなど公共の場所など世界中の様々な場所でマスターズは選ばれています。
なぜマスターズは世界中で人気なのか。
その秘密を3回に渡って紐解きます。今回は第二回、デザイン・品質編です。
マスターズのデザインの特徴はなんといっても、印象的な背もたれのデザイン。
名前の由来にもなっている、3種類の名作ダイニングチェアのアウトラインから成り立っています。
肩口まで肩甲骨をカバーする"セブンチェア"のフォルム、"チューリップチェア"の丁度良い場所のアームレストは、低めでテーブル出し引きとも相性が良く、座面から背中に掛けて一体感のあるゆったりとしたイームズの"シェルチェア"のフォルム、どれも秀逸な傑作たちの良いところばかりです。
マスターズをデザインしたのは、デザイン界の巨匠、フィリップ・スタルクです。
スタルクのクリエイティブな才能によって、3つの名作チェアが再構築され「マスターズ」が誕生しました。
マスターズのアウトラインは再解釈された3つのチェアへのオマージュです。
<フィリップ・スタルク>
スタルクはパリのカモンド美術学校卒業後、ピエールカルダンのアートディレクターを務め、インテリアと家具のデザインを担当。独立後多くのインテリアデザインを手がけ、その活躍ぶりが当時のフランスの大統領、ミッテラン氏の目に留まり、1982年エリゼ宮殿のスイートルームのデコレーションを任されます。
これを機にスタルクは世界中から脚光を浴びます。出世作でもあるパリの「カフェ・コスト」をはじめ、ニューヨークの「ロイヤルトンホテル」、香港の「ペニンシュラホテル」、オランダの「グローニンゲン美術館」など数々のインテリアデザインを行ないました。
同時にフランスをはじめ、スイス、イタリア、スペイン、日本など、世界中で家具などの、プロダクトデザインも行うと同時に、工業デザインもてがけます。
マスターズは座面以外はいずれもアウトラインのみが活かされています。
視線を遮ること無く見通しが効くので、空間に抜けが生まれ、圧迫感がありません。
4脚、6脚と複数で使うダイニングチェアが前提なので、数が多くなれば、なおさらスッキリとしたデザインは有効です。
光を遮ることも無いので、窓から差し込んだ貴重な外光を部屋の中まで取り込み、部屋を明るくする効果もあります。
定番カラーのモデル6色をはじめ、メタリックカラーの4色を合わせて、全部で10色、インテリアと必ず合う色が揃っています。
定番のモノトーンやメタリックはとても人気がありますし、ブリックレッドやマスタードイエロー、ゴールドなど、差し色でコーディネートするための選択肢がいくつもあります。
さらに、マスターズには2種類の高さのスツールタイプのバリエーションがあります。
キッチンカウンターとダイニングテーブルをマスターズシリーズでコーディネートするのも簡単です。
ファミリーが多いのは良いプロダクトの証でもあります。
Kartell|カルテルは創業時から一貫してメイド・イン・イタリーを守り、素晴らしいデザインと、高い品質の製品を、革新的な技術のもと、世界中に提供し続けています。
マスターズをはじめKartellの製品には必ずKartellのロゴとデザイナーの名前が刻まれています。(マスターズなどのチェアは座面の裏側にあります。)
マスターズはデビューするとすぐに、日本をはじめ世界中で絶賛され、瞬く間にベストセラーとなりました。
しかし、今お届けしているマスターズと当時では、言われても気づかないほど全く同じデザインと質感でありながら、原材料は環境に配慮したリサイクル素材に進化しています。
世界中で販売台数が多いチェアだからこそ、いち早く環境に配慮した取り組みを導入しています。
次回はマスターズの「利便性」について特集します。
巨匠たちに会えるチェア Kartell"マスターズ"の秘密 Vol.1 座り心地編
巨匠たちに会えるチェア Kartell"マスターズ"の秘密 Vol.3 利便性編
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