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ステンレスキッチンのカビの原因・対処法を解説

スタイリッシュな見た目が魅力的であるステンレスキッチンは、カビや汚れが付きにくい特徴があります。しかし、掃除を怠っていたり水滴を放置しているとカビが生えてしまうでしょう。

本記事では、ステンレスキッチンに生えてしまうカビの種類や原因、予防法について解説します。適切な対処法を覚えて、美しい状態のキッチンを長く保ちましょう。

INDEX

  1. ステンレスキッチンとは?
  2. ステンレスキッチンのカビの種類と原因
  3. ステンレスキッチンのカビを掃除する方法
  4. ステンレスキッチンのカビを予防する方法
  5. ステンレスキッチンのカビ以外の汚れは?
  6. ステンレス以外の素材はカビに強い?主要な素材の特徴を解説
  7. 美しい状態を保つために適切な対処法を知ろう
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ステンレスキッチンとは?

ステンレスキッチンとは、その名の通りステンレス素材を取り入れているキッチンを表します。ステンレスは他の素材と比べて熱や衝撃に強く、汚れやカビが付きにくいことが特徴です。ステンレスは粒子結晶が細く、汚れが染み込みにくいため、掃除が簡単にできます。

ステンレスの他にも、キッチンの素材はさまざまなものがあります。人工大理石は色や柄が多くあり、シンプルなイメージも持たせるステンレスと雰囲気が異なる素材です。セラミック素材は耐熱性に優れており、傷や汚れが付きにくいとされていますがステンレスよりも高額となります。また、天然石のような高級感が感じられるクオーツは汚れが付きにくいですが、セラミック同様、高額となるでしょう。

ステンレスキッチンのカビの種類と原因

ステンレスは熱や傷、汚れにも強く比較的安価で採用できる素材であることがわかりました。しかし、毎日使用していると気が付いたらキッチンにカビが生えてしまうことも考えられます。

ここからはステンレスキッチンに生えてしまうカビの種類や原因について解説します。理由を把握することで、気を付けて使えるでしょう。

黒カビ


キッチンに生えてしまうカビの中で、最も多いとされているのが黒カビです。毒性はありませんが、黒ずみや厄介なヌメヌメを発生させ、柔らかい物に付着すると取り除きにくいでしょう。

黒カビの発生理由は、皮脂やホコリが原因とされています。また、湿度が80%以上あり温度が20℃〜30℃の場所に発生しやすいとされており、汚れが溜まりやすくぬるま湯を使用する機会が多いキッチンでは、黒カビが増殖してしまう場所の一つと言えるでしょう。

赤カビ


ヌルヌルとしたピンク色の汚れが特徴的な赤カビは、繫殖力が高く水分が高い場所に次々と発生します。正確にはカビではなく酵母ですが、高温多湿な場所を好むため、キッチンをはじめとした水回りは注意が必要です。

赤カビの発生原因は石鹸カスが主であり、石鹸入れや洗剤ボトルの底などの接地面にも水滴が残りやすく赤カビが大量発生してしまいます。根は張らないので比較的簡単に取り除くことはできますが、繫殖スピードが早いので見かけたら廃絶するように心がけましょう。

青カビ


食べ物を腐らせてしまった時、発生してしまうのが青カビです。空気中に浮遊しやすいことが特徴であり、青カビが体内に入ってしまうことで、喘息や鼻づまり等のアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

青カビの発生原因は、皮脂や食品の食べかすと言われています。また、湿気が多い場所を好むため、食品かすを放置しないように工夫する必要があるでしょう。梅雨時期やじめじめとした時期は特に注意を払うようにしてください。

緑カビ


強い匂いが特徴であり、木材や繊維を劣化させる恐れがあるのが緑カビです。青カビと同じく毒性があるため、体内に入ってしまうことでアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

緑カビが発生する原因は皮脂やホコリとされており、キッチンの中でも掃除が行き届かない場所では、緑カビが大量発生してしまう可能性があります。空気中を漂いながら部屋中で繁殖してしまう場合があるので、見つけたらすぐに排除するようにしましょう。

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ステンレスキッチンのカビを掃除する方法

ステンレスキッチンのカビを掃除する方法

キッチンに発生するカビは、どれも繁殖力の高いものばかりであり、中には人体に影響を及ぼす危険なものまであります。カビを見つけたらできるだけ早く排除し、少しでも繁殖を防ぐことが大切です。

ここからはステンレスキッチンのカビを綺麗に除去する方法を紹介します。大切なキッチンをカビから守るために、ぜひ参考にしてみてください。

塩素系漂白剤を使った方法


塩素系漂白剤はカビを効率よく除去するだけでなく、黒ずみも落とす効果が期待されています。

カビ除去するには浸け置きする必要があり、漂白剤とカビがしっかりと密着することで効果が高まります。ペースト状の漂白剤はカビとより密着するので、より高い効果が期待できるでしょう。

ただし、塩素系漂白剤は人体に悪影響を及ぼす可能性があるので、製品に記載されている注意書きを守って使用してください。

アルコールを使った方法


キッチンに木材やプラスチックなど漂白剤が使用できない箇所がある場合、アルコールが効果的です。塩素系漂白剤と同じように浸け置きすることで、カビ除去の効果が期待できます。

しかし、アルコールは乾燥が早いため定期的にアルコールを追加する必要があるでしょう。また、アルコールは色落ち効果がないので、カビは除去できても黒ずみは残ってしまうことを覚えておいてください。

ステンレスキッチンのカビを予防する方法

ステンレスキッチンにカビが発生してしまったときは、塩素系漂白剤やアルコールを使った除去方法が効果的だとわかりました。厄介なカビを除去する前に、まず発生させないことが重要です。

ここからはステンレスキッチンにカビを発生させないための予防法について紹介します。いつまでも清潔なキッチンを保つために、日頃の手入れを怠らないようにしましょう。

シンクのカビの予防方法


食べ物のかすを取り扱うことが多いシンクは、特に清潔な状態を保つ必要があります。洗い物のついでにスポンジでシンク周りを洗って汚れを落としたり、熱湯をかけて消毒することでカビ予防の効果は高まるでしょう。

また、シンク下もカビが生えやすい場所の一つであり、鍋やフライパンなどの物を詰め込み過ぎないといった工夫が必要です。カビは湿気がある場所を好むので、通気性を良くすることで乾燥しやすい環境になりカビを予防できます。

シンク以外のカビの予防方法


シンクに多いとされているカビですが、シンク以外の料理道具にもカビは発生する危険性があります。水を扱う機会が多いキッチン周りでは、水分を残さないように工夫することが必要です。

料理道具の中でも特にまな板は、包丁で傷がついた隙間に食べ物のかすが入り込みやすくカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐためには、アルコール除菌スプレーをまな板に吹きかけることが効果的でしょう。すぐに蒸発するので、洗い流す手間を省けます。

ステンレスキッチンのカビ以外の汚れは?

ステンレスキッチンで発生してしまうカビは、食べかすや水分を放置しないことで防げることがわかりました。しかし、キッチンにはカビ以外の汚れも多数存在します。

ここからは、ステンレスキッチンに発生するカビ以外の汚れについて紹介します。それぞれの対処法についても解説しているので、日々のお手入れの参考にしてください。

水垢汚れ


シンクや蛇口など目立ってしまう水垢汚れは、ステンレスの美しさを損ねてしまうでしょう。水垢汚れは、水道水に含まれているカルシウムやミネラル成分が固まることで付着します。付いてしまった水分をそのままに放置していると、白っぽくざらざらとした汚れが蓄積されるので注意が必要です。

水垢汚れの対処法として、酸性の洗剤を使うことが効果的です。アルカリ性である水垢は、クエン酸などの酸性の洗剤で汚れを落とすことで中和され、水垢が柔らかくなります。日々のお手入れにはスプレータイプでも十分ですが、頑固な水垢にはジェルタイプがオススメです。クエン酸ジェルは、塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスを発生させるため注意しましょう。

油汚れ


調理で飛び散った油や洗い物の際に流れた油が付着して、発生してしまうのが油汚れです。油を使う機会が多いキッチンでは、シンクのみならずコンロ回りにも油が付着してしまい、放置するとなかなか落とせない頑固な汚れになります。また、汚れが落ちにくいだけでなく部屋中に悪臭が漂ってしまうので注意が必要です。

しつこい油汚れには、アルカリ性の洗剤が効果的です。油汚れが気になる部分に洗剤を吹きかけて、スポンジで優しくこするようにしましょう。汚れが落ちたのを確認出来たら、水で洗い流して水分をよく拭き取ります。アルカリ性の洗剤は手荒れの原因ともなるので、使用する際はビニール手袋をして作業することがオススメです。

サビ


金属が酸素や水分と反応することで発生してしまうサビは、ステンレスの美しさを劣化させてしまいます。ステンレスはサビにくいですが、金属たわしをこすってできた傷に塩が付着することでサビができてしまうでしょう。シンクの汚れを綺麗にしようとたわしで強く擦ることが、サビの原因となるので日頃のお手入れも注意が必要です。

サビは酸性であるため、対処法としてアルカリ性の洗剤を使用することが効果的です。中でも重曹は研磨力も高いため、サビを効率よく除去できるでしょう。また、空き缶などによるもらいサビはクレンザーで落とすことをオススメします。サビは比較的落としにくい汚れなので、キッチンに空き缶やフライパンを置いたままにしないなど日々の工夫が重要です。

ステンレス以外の素材はカビに強い?主要な素材の特徴を解説

カビに強いとされているステンレスキッチンですが、絶対発生しないというわけではありません。では、ステンレス以外の素材はカビに強いのでしょうか。

ここからは、キッチンに使用されるステンレス以外の素材はカビに強いのか解説します。カビへの耐性も解説しているので、気になる素材がある方は参考にしてください。

人工大理石


樹脂を用いて作られた人工大理石は、カラーやデザインが豊富であることが魅力です。実際の大理石は使われておりませんが、大理石のような高級感があります。ステンレス素材同様、掃除がしやすいことが特徴です。

人工大理石は比較的カビが生えにくい素材とされていますが、万が一カビが発生した場合塩素系漂白剤を使用できないので対処に時間がかかってしまいます。また、長時間の使用による黄ばみが起こる可能性があるので注意が必要です。

ホーロー


金属の下地にガラス質を焼き付けたホーローは、熱に強く匂いが付きにくいことが特徴です。ホーローもお手入れが簡単なので、油汚れなどしつこい汚れも水拭きだけで簡単に落とすことができます。

ホーローは釉薬を塗っているので、カビが発生しにくい素材です。ただし、長年使用していると釉薬が剥がれてしまいカビが発生しやすくなってしまいます。傷が付いてしまうのでカビができてしまったときは、金属たわしで強く擦らないように注意しましょう。

セラミック


カラーの豊富さが魅力的なセラミックは、高級感のある見た目と滑らかな肌触りが特徴です。耐久性にも優れているので熱い鍋やフライパンを直接置けるほか、傷が付きにくいことも人気の理由でしょう。

セラミックもカビが生えにくい素材とされており、大きな汚れや傷も気にすることなく使用できます。高級感のある見た目と、実用性を兼ね備えているため他の素材と比較して高価です。インテリア性を重視している方には、特に好まれるでしょう。

木材


木の温もりや自然の癒しを感じられる木材は、他のインテリアや部屋との調和を楽しめます。木材は、汚れが落ちにくく木材が腐ってしまったりと機能面では他の素材に劣るものの、マメに手入れをすることでいつまでも美しい自然の雰囲気を味わえるでしょう。

カビは他の素材と比較して、カビが発生しやすい素材です。カビをそのまま放置してしまうと菌が木材内部にまで入り込み、菌を広げてしまう可能性があります。

美しい状態を保つために適切な対処法を知ろう

カビが生えてしまうと見た目の美しさに影響を及ぼすほか、カビの匂いが充満したり人体に害を及ぼす可能性があり大変危険です。いつまでも清潔なキッチンを保つためには適切な対処法と予防法を同時進行で行うことが必要でしょう。

カビの対策がもう少し知りたいといった方は、ショールームへ足を運ぶとプロのアドバイザーから専門的な助言を受けることができます。適切な対処法を知り、いつまでもお気に入りのキッチンで料理を楽しみましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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