システムキッチンについてよくある質問をまとめました。新築やリフォームでシステムキッチンを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
システムキッチンか否かはどこを見ればわかる?
システムキッチンは、シンク・作業台・ガス(IH)コンロがワークトップで繋がれ、一体化しているのが特徴です。
システムキッチンではないキッチンのことをブロックキッチンと言いますが、コンロ部分が据え置き型のテーブルコンロになります。賃貸では自分でコンロを準備する必要があるため、コンロ台のサイズ以外にも、ガスコンロなのか電気やIHなどのコンロなのか確認することが大切です。
賃貸でもシステムキッチンを導入することはできる?
賃貸物件でもシステムキッチンを導入することが可能な場合もあります。希望するリフォームの内容によってはできない場合もあるため、必ず事前に管理規約や管理会社に確認することが重要です。
戸建てに比べると、賃貸マンションはリフォームをするにあたっての制約が多くなります。事前に管理規約を確認したり管理会社へ相談したりせずに、リフォームの計画を進めてしまうと、制約に引っ掛かり、結果的に計画が水の泡になってしまう可能性もあるため十分注意してください。
システムキッチンのリフォームにかかる費用は?
システムキッチンはレイアウトによって、キッチンの本体価格やリフォームの工事費用が異なります。4つの代表的なレイアウト別に、それぞれのキッチンの目安となる本体価格をご紹介します。
・アイランドキッチン(80万~350万)
アイランドキッチンは、最も費用が高くなりやすいレイアウトのキッチンです。島のように存在感のあるアイランドキッチンはLDK空間の中心となるため、見た目のデザイン性や素材の品質にこだわりたくなる人も多く、費用が跳ね上がりがちです。
・ペニンシュラキッチン(60万~250万)
I型キッチンよりも価格帯は高めですが、開放感と使い勝手のバランスが取れたキッチンです。キッチンで作業中でも小さな子どもに目が届きやすいため、特に若いファミリー層に人気があります。
・I型キッチン(50万~250万)
費用を抑えたいなら、I型キッチンがおすすめです。壁付きタイプにすると、最小限のキッチン本体だけのスペースで設置できるため、場所も取りません。ダイニングやリビングの広さを確保したいときも最適です。
工事費用については、もともと壁付きだったキッチンを対面式にリフォームする場合、キッチンの位置や向きが変わるため高くなる傾向にあります。キッチン周辺の床や壁の修理も必要になってくるからです。ガス管や排水管の延長が必要な場合もあり、さらに費用がかかる場合もあります。
システムキッチンのリフォームにかかる期間は?
キッチンリフォームにかかる期間は、リフォームの内容によって変わってきます。1日で済むものから、数か月かかるものまでさまざまです。
・キッチン本体の交換のみ(1日~3日)
キッチンをもとの位置から移動することなく本体だけを交換する小規模リフォームであれば、1日~3日程で完了します。
・内装変更を伴うキッチンのリフォーム(2日~6日)
キッチン本体の交換に加えて、キッチン周りの壁紙や床材といった内装も変更することでキッチンのイメージや雰囲気をガラリと変える中規模のリフォームです。
工期の目安としては、2日〜6日程度かかります。大工工事の期間が長くなり、内装業者も出入りする点が小規模リフォームと異なる点です。
・レイアウト変更を伴うキッチンのリフォーム(1週間~1か月)
キッチンのレイアウトを変更するリフォームの場合、1週間〜1か月程度かかります。レイアウトの変更とは、I型のキッチンをL型キッチンに変更したり、ペニンシュラキッチンをアイランドキッチンに変更したりすることです。
キッチンのレイアウトだけでなく間取りの変更を伴うとなると、2ヶ月〜3ヶ月程度かかる場合もあります。柱や壁など家自体の構造にも大きな影響があるため、大規模な工事となります。電気や水道が使えなくなる期間も長く私生活に影響が出るため、事前準備が大切です。
リフォームの流れとしては、以下を参考にしてください。
- リフォーム可否の確認、希望のレイアウトや予算決めなど事前準備
- リフォーム業者に相談
- リフォーム業者による現地調査、見積書提出
- プラン内容確認後、問題なければ契約締結
- 工事開始
システムキッチンを実際に見たい場合はどうしたらいい?
システムキッチンが多数展示されている、ショールームに行かれることをおすすめします。ショールームでは、インターネットや紙カタログを見るだけでは判断しにくい、使い勝手やサイズ感などを実際に体感することができるからです。専門の知識を持ったプロに相談もできますし、疑問点があれば気軽に質問することもできます。ぜひショールームに足を運んでみてください。