キッチンの印象を左右するため配色に注意が向きがちですが、キッチンのトッププレートの素材やキッチンへの光の入射具合によって、同じ色合いのキッチンでも与える印象が違います。理想のキッチンにするために、9つのポイントを参考にして、選ぶべき色や素材を決めてみてください。
床・天井・壁の色と合わせる
床・天井・壁の色とキッチンの色を合わせれば、部屋全体とキッチンの色合いが馴染んで落ち着いた印象のキッチンになります。
たとえば、床・天井・壁とキッチンの色に白をチョイスすれば、明るく清潔感がある印象の空間になります。濃淡を意識してブラウン系に統一すると、ウッディでナチュラルな空間が演出が可能です。
統一感のある印象の空間にするには、床・天井・壁の色に合わせてキッチンの色を選ぶよう意識してみてください。
家具と相性の良い色を選ぶ
キッチンのカップボードやリビングの家具など、周囲の家具の色との相性を考慮して選ぶと、リビングダイニングが統一感のある空間になります。
キッチンのリフォームの場合には、今ある家具を基準にキッチンの色を選ぶと、色合いが調和した空間が演出できます。一方で、新築工事ではキッチンを選ぶ段階で家具を購入していない場合がほとんどです。
自分が演出したいキッチンの雰囲気を決めてキッチンの色をチョイスし、キッチンの色に合わせて他の家具の色を購入すると調和がとれた空間になります。
質感や素材も考慮する
キッチンの印象は色だけでなく、キッチンの質感や素材でも変わります。同じ白色のキッチンでも、光沢感がある鏡面仕上げのキッチンだとスタイリッシュさや高級感が演出できます。一方で、艶消しされたマットな素材のキッチンが与える印象は、ナチュラルな雰囲気です。
また、トーヨーキッチンスタイルのキッチンには、キルティングや雪紋をイメージした模様「シュカブラ」などをキッチンの表面にあしらった商品があります。シルバーカラーのキッチンが演出するスタイリッシュな印象に加えて、キルティング模様はリッチな印象を、シュカブラは大自然にいるような開放的な印象を与えます。
キッチンの質感や素材で空間にアクセントを加えたい方は、トーヨーキッチンスタイルのショールームを訪問して、キッチン表面に柄を施したステンレスキッチンが与える印象をぜひ体感してください。
カラーシュミレーションで確認する
「ラグジュアリーな印象のキッチンにしたい」「ナチュラルで落ち着いた印象のキッチンにしたい」など、目指したいキッチン像はあってもどんな色の組み合わせだと自分好みの雰囲気になるのか悩む方もいます。カラーシュミレーションを使うと、キッチンだけでなく壁や床の色合いと調和しているか確かめられます。
キッチンのリフォームや戸建住宅の購入は決して安い買い物ではないので、カラーシュミレーションなど便利機能を使って、入念にチェックをしてから決断するのが賢明です。
カラー見本を取り寄せる
カラーシュミレーションでキッチンの色味を確認できるとはいえ、Web上と実際の色合いが微妙に違っていて、想像した雰囲気とは若干違う場合があります。キッチンパネルのカラー見本のカタログを取り寄せれば、実際のキッチンパネルの色や質感を確認できます。
カラーシュミレーションでイメージをして、カラー見本で質感や色味に錯誤がないかを入念に確認すれば、理想のキッチンに近づけるはずです。
ショールームで実物を確認する
カラーシュミレーションやカラー見本で採用したいシステムキッチンが決まっても、ショールームでの実物の確認は必須です。ショールームで見る実物のシステムキッチンは、希望通りの色合いや質感でもキッチン全面に使われていると、自分のイメージと若干違っていたという声もあります。
カラーシュミレーションやカラー見本は忙しい方にはとても便利です。とはいえ、キッチン選びのサポートツールと捉え、実際のキッチンをショールームで確認してから採用をするようにしましょう。
照明や日当たりによる色の見え方を確認する
照明や日当たりによって同じ色合いのシステムキッチンでも、部屋の雰囲気が違って見えます。
たとえば、自然光が多く入らないキッチンのスペースに暗い色味のキッチンを導入すると、暗い印象を与えてしまうでしょう。逆に、日当たりのいい場所に白色のキッチンを導入すると、眩しすぎる印象を与える場合もあります。
ショールームを訪問した際には、自然光で照らされた場合と蛍光灯や白熱灯で照らされた場合のキッチンの印象の確認はマストです。
手入れのしやすさを考慮する
毎日使うキッチンでは、掃除のしやすさも重要なポイントです。キッチンの表面が鏡面仕上げであれば、軽く拭けば汚れが取れるため、掃除が苦手な方にはおすすめです。一方で、艶消し加工をしたマットな表面のキッチンは落ち着いた雰囲気で人気ですが、汚れが付着しやすい上に、掃除がしにくいデメリットがあります。
掃除に充てられる時間や生活スタイルを加味して、キッチンの表面の素材を選択し、手入れのしやすさを考慮したキッチンの素材選びが大切です。
風水を参考にする
風水では、キッチンの方角によって運気が上がる色が異なります。たとえば、北向きであれば白、南向きであれば緑色などです。
また、キッチンにはコンロの火と冷蔵庫やシンクの水の気があるため、火と水を中和させるようにバランスがとれると、運気が上がるキッチンになります。中和させて運気を上げるためには、土や木の気があるものを設置するのがポイントです。ブラウンカラーには土や木の気があるため、風水を参考にしてキッチンの色を決めたい方にはおすすめのカラーです。