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システムキッチンの間口は255cmがおすすめ?サイズの決め方も紹介

新しくシステムキッチンを設置するなら、一番使い勝手の良いサイズを選びたいものです。しかし、いざサイズを決めようと思っても、自分に合ったサイズの決め方が分からず頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、システムキッチンのサイズについて、サイズの決め方やトーヨーキッチンスタイルの施工実例などを紹介していきます。システムキッチンのサイズの決め方や注意点を知ることで、使い勝手のいい理想のキッチンを実現できるでしょう。ぜひ参考にしてください。

INDEX

  1. システムキッチンのサイズ(寸法)
  2. システムキッチンの間口は255cmがおすすめ?
  3. システムキッチンのサイズ(寸法)の決め方4選
  4. トーヨーキッチンスタイルのサイズにこだわった実例
  5. 優先したいことを考慮してキッチンのサイズを決めよう
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システムキッチンのサイズ(寸法)

システムキッチンのサイズ(寸法)

システムキッチンのサイズ(寸法)選びに失敗してしまうと、キッチン内の動線が悪くなり使い勝手のあまり良くないキッチンになってしまいます。そのため、自分にとって最適なサイズを選ぶことは非常に重要です。

システムキッチンのサイズを考える上でまず押さえておきたいのが、間口(横幅)・奥行き・高さの標準的なサイズです。キッチンのレイアウトによっても標準的なサイズは異なりますので、それぞれ見ていきましょう。

キッチンの間口(横幅)


シンク・コンロ・調理台が横一列に並んだI型のシステムキッチンの間口(横幅)は、210cm・240cm・255cmを基準に、165cm〜360cmが一般的です。多くのメーカーが15cm単位でサイズ展開しています。

210cm以下のコンパクトサイズのシステムキッチンは、アパートやマンションなどキッチンスペースが限られている場合に採用されることが多くなっています。360cm以上の間口を取り扱うメーカーもあり、設置する部屋の長さによって間口を自由に調整できるキッチンもあります。

キッチンの間口は広すぎても移動距離が長くなってしまったり、逆に狭すぎても作業スペースを確保できなくなってしまったりします。家事動線を優先するのか、広い作業スペースを優先するのか、自分が何を優先したいか考える必要があります。

また、対面式アイランドキッチンの間口は、ほかのレイアウトのキッチンよりも少し大きめの240cm〜270cm程度あった方がいいでしょう。対面式キッチンでは、間口が広すぎると通路スペースの確保が難しくなる場合もあるため注意が必要です。

キッチンの奥行き


I型キッチンの奥行きは65cmを基準に、60cm~70cmが一般的です 。
奥行きが深いと作業スペースが広くなったり、荷物の一時置き場としても使いやすくなったりするメリットがあります。ただし、奥行きが深すぎると手が届きにくくなってしまいます。

60cmの浅めを選んだ場合、限られたスペースでもキッチンを設置できるというメリットがあります。デメリットとしては、選べるシンクやワークトップが限られてしまったり、作業スペースを確保しづらいことが挙げられます。

また、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどの対面式キッチンでは奥行きを20cm~30cm程度長くし、80cm~100cmとするのが一般的です。リビング側をカウンターとして使うことなども可能であるため、使い勝手がよくなります。ただし、対面式キッチンの奥行きがありすぎると、間取りが窮屈になってしまう場合があるため注意が必要です。リビングやダイニングとの間の通路が十分に確保できているか、事前に確認するようにしましょう。

対面式キッチンの奥行きは標準規格がメーカーによって異なるため、検討中の方はメーカーに確認することをおすすめします。

ワークトップ(天板)の高さ


ワークトップ(天板)の高さは85cmを基準に、80cm~90cmが一般的です。5cm単位で選べるメーカーが多く、オプションでさらに細かく高さを変更できるメーカーもあります。身長に対してワークトップが低すぎたり高すぎたりすると、作業がしにくく身体に負担がかかってしまうため、慎重に選ぶ必要があります。

ワークトップの使いやすい高さの目安は、以下の式に当てはめることで算出できます。

  • 使いやすい高さの目安 = 身長(cm)÷ 2+5(cm)

たとえば、身長が160cmの場合、最適なワークトップの高さは、160(cm)÷2+5(cm)=85cmとなります。
自分の慎重を計算式に当てはめ、使いやすい高さの目安を把握したあとは、その高さを体感することが大切です。実際に同じ高さのキッチンを使ってみて、自分にとって使いやすいかどうかを確かめましょう。

シンク


シンクの間口の標準サイズは、多くが70cm~80cmで設定されています。90cmや95cmなど大きいサイズを取り扱うメーカーもあります。シンクの奥行きが40cm以上確保されているものであれば、シンクの中に食材や調理器具なども置きやすいため使い勝手が良いでしょう。

食材を洗うのはもちろんのこと、切ったり盛り付けたりといった調理作業がシンクの中で完結する新しいタイプのシンクもあります。

コンロ


システムキッチンに設置されるビルトインコンロの標準サイズは、60cmや75cmが基準になっており、小さいものだと45cmのコンロもあります。

コンロの平均寿命は10年とも言われており、故障して入れ替えが必要になる場合もあります。標準サイズのものを選んでおくとメンテナンスが必要になったときにも安心です。

吊り戸棚


吊戸棚はキッチンの壁面に取り付ける収納のことで、壁面を有効活用できるのがメリットです。

吊戸棚の一般的なサイズは、50cm、60cm、70cm、90cmで4段階あります。吊戸棚のサイズを決めるときには、よくキッチンに立つ人の身長や天井の高さを考慮しましょう。
吊戸棚の位置が高すぎると踏み台が必要となったり、目線が届きにくくなったりすることがあるため、自然に目線と手が届く範囲に設置することをおすすめします。

中には昇降式の吊戸棚もありますので、検討してみてください。

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システムキッチンの間口は255cmがおすすめ?

システムキッチンの間口のサイズとして255cmは一般的で、注文住宅では最もスタンダードなサイズです。注文住宅ではLDKの横幅から通路幅を引いて間口を決めることが多いため、255cmの場合、キッチン横の通路の幅がほどよく取れるというのも選ばれる理由の一つです。ここではシステムキッチンの間口を決めるときの注意点を見ていきましょう。

間口を決めるときの注意点


キッチンの間口を長くとると作業スペースは増えるため、材料や調理器具を一度に多く置くことができます。ただし、シンクとコンロの間の移動距離は長くなってしまうため、動線が増えることで作業効率が落ちてしまう可能性もあります。
普段どのように料理をするのかを想定しながら、自分の調理スタイルに合った最適なサイズを見極めることが重要です。

システムキッチンのサイズ(寸法)の決め方4選

システムキッチンのサイズ(寸法)の決め方4選

システムキッチンのサイズ(寸法)を決めるときには、キッチン本体のサイズだけではなく、通路幅や作業動線の確保、吊戸棚のサイズなども考慮して決めるといいでしょう。

通路幅を確保する


キッチン本体のサイズと同様に、使い勝手に大きく影響するのが通路幅です。通路幅が狭いとキッチンで作業中の人の後ろを通るときに身体がぶつかってしまったり、キッチン本体の引き出しと背面収納の引き出しが干渉してしまったりする可能性があります。

また、キッチンの通路幅は、普段何人が同時にキッチンに立つかということもポイントとなります。1人でキッチンに立つことが多い場合、90cmの通路幅があると十分だとされています。複数人でキッチンに立つことが多い場合は、120cmほどあると安心です。

作業動線は「ワークトライアングル」を意識する


コンロ・シンク・冷蔵庫の位置を結んでできる三角形を「ワークトライアングル」と呼びます。その形が正三角形に近いほど効率的な動線になると言われており、ワークトライアングルの長さの合計は360cm〜600cmの範囲内が良いとされています。

効率的な作業動線のキッチンにするためには、このワークトライアングルを意識してみましょう。そのため、シンクとコンロの位置を決めるときには、冷蔵庫の位置を合わせて確認しておくことをおすすめします。

吊り戸棚のサイズを考慮する


位置が高すぎて手の届きにくい吊戸棚にしてしまうと、収納しているものが見えにくかったり、都度踏み台が必要になったりします。家族の中で一番よくキッチンに立つ人の身長や天井の高さを考慮して、無理なく目線や手が届く範囲の高さにすることをおすすめします。

ライフスタイル(使い方や家族構成)を考慮する


ライフスタイル(キッチンの使い方や家族構成)もシステムキッチンのサイズを決める際に考慮したいポイントの一つです。

たとえば、よくホームパーティーを開催する家庭であれば、奥行きのある大きなアイランドキッチンの方が作業スペースを確保できるので調理もしやすいでしょう。アイランドキッチンなら視線を遮るものがないためコミュニケーションが取りやすく、調理中でもお客さまや家族との会話がしやすいのもメリットです。

また、複数人でキッチンに立つことが多い家庭や大家族の場合は特に、通路幅には注意することが重要です。特に冷蔵庫の前は狭くなりがちなため、余裕を持ってすれ違えるよう十分な通路幅を確保しましょう。

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トーヨーキッチンスタイルのサイズにこだわった事例

キッチンのサイズは家ごとで自由に選べるため、自分が何を優先したいかを考えることが大切です。ここからは、トーヨーキッチンスタイルのキッチンを導入したオーナー様のサイズにこだわった事例を紹介します。

ゼロ動線キッチンでコンパクトに


LDKがあまり広くないため、リフォームの際キッチン選びが難航していたオーナー様。トーヨーキッチンスタイルのゼロ動線キッチンに出会ったことで、キッチン本体はコンパクトに収まりながらも機能性は充実しつつ、全体的なバランスも取れたLDK空間が完成しました。
洗う・切る・盛り付けるなどの調理がシンクの中で完結する「パラレロシンク」を搭載することで、調理中の移動はゼロ。コンパクトなサイズでも十分な作業スペースを確保できています。

ワークトップには高度なチタン研磨仕上げを施しているため傷やくもりも目立ちにくく、スモークカラーの扉を採用することでインテリアのように空間に溶け込んでいます。

東京都 F様邸

無駄な動きがなくなる究極のキッチン


インパクトのあるV字型のレイアウトが特徴である「iNO」のアイランドキッチンを導入した事例です。その個性的なフォルムを最大限に活かすため、入居前には大規模なリノベーションが実施されました。ワークトップと扉の美しい波型のデザインが印象的な、エッジの効いたキッチンがオーナー様こだわりのLDK空間にうまく調和しています。

135度の角度をつけることでコンパクトなキッチンでの作業は体の向きを変えるだけよく、無駄な動きが要りません。自然と視界が広がり、人が集まりやすいレイアウトなので、月に一度はホームパーティーを開催するというオーナー様にとって最適なキッチンの形となっています。

東京都 シンガー様邸

キッチンとダイニングテーブルが一体化


キッチンとダイニングテーブルが一体化したキッチンは、間口が5m近くもあり一際存在感があります。キッチンとダイニングテーブルがフラットな横並びになっているので、見た目の統一感もありすっきりとした印象です。

横移動だけで済むため、料理の配膳や後片付けなども効率的に行うことができます。ダイニングやリビングでくつろぐ家族やお客さまとの距離が近いため、キッチンで作業をしているときにも会話がしやすいという特徴もあります。

北海道 I様邸

優先したいことを考慮してキッチンのサイズを決めよう

キッチンのサイズを検討する際には、サイズの決め方や注意点を理解したうえで自分が何を優先したいかを考えながら検討することが重要です。

キッチンのサイズ選びで後悔しないためには、ショールームへ足を運び同じサイズのキッチンを体感するのがおすすめです。実際にキッチンの前で調理するように動いてみることで、高さや間口、コンロの位置などの使い勝手を確認することができます。

少しでも迷ったら、ショールームの担当者に相談してみましょう。サイズや予算などを細かく相談したい方は、事前予約をしてから行くとスムーズです。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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