選ぶ種類によって特徴や費用が大きく異なるキッチンの壁材。新築やリフォームで新しいキッチンを検討中、キッチンの壁材選びに悩む人も多いのではないのでしょうか。キッチンは水や油を頻繁に使う場所なので、環境に適した壁材を選びたいところです。
本記事では、キッチン壁材別の特徴やそれぞれのメリット・デメリット、後悔・失敗しない壁材の選び方などについて解説していきます。理想のキッチン壁材を見つけて、イメージ通りのキッチン空間を実現させましょう。
INDEX
キッチンの壁材は、主に5種類あります。種類別に特徴や単価、オススメな人(向いている人)をまとめましたので、参考にしてください。
特徴 | 壁材のみの単価/㎡ | オススメな人 | |
キッチンタイル | ・耐久性が高く、水に強い ・目地の掃除がしにくい | 6,500円/㎡~ | ・個性的なデザインを好む人 ・こまめな掃除が苦ではない人 |
ステンレス製キッチンパネル | ・耐久性、耐熱性がある ・色がシルバーのみ | 6,800円/㎡~ | ・費用を抑えたい人 ・手入れのしやすさ重視の人 |
メラミン製キッチンパネル | ・キッチンパネルでは最安値 ・色やデザインの選択肢が豊富 | 5,000円/㎡~ | ・コスパとデザインを両立したい人 |
モルタル素材 | ・職人の技による独特の風合いが楽しめる ・耐火性がある | 3,000円/㎡~(左官工事含む) | ・かっこいいキッチンを好み、見た目重視の人 |
壁紙 | ・初期費用を抑えられる ・防火性能に注意が必要 | 1,000円/㎡~ | ・布質やデザインにこだわりたい人 ・価格重視の人 |
キッチンタイルは陶器質・磁器質・ガラス質などの種類がある焼き物で、1枚ずつ貼り合わせて施工されます。ほかの壁材にはない高級感のある美しさが特徴です。水に強いため洗面所や浴室の壁材としても人気があります。
キッチンタイルのみの単価は6,500円〜12,000円/㎡前後が目安で、高級感が魅力のガラス製タイルは20,000円/㎡ 以上のものもあります。
ステンレス製のキッチンパネルは、耐久性や耐熱性に優れています。飲食店やレストランで目にすることも多いステンレス製キッチンパネルは、安全性も抜群。余計な装飾が一切ないことから、シンプルでかっこいいキッチンのイメージにぴったり。お手入れや掃除のしやすさを重視する人に向いている壁材です。
ステンレス製キッチンパネルは、単価も6,800円/㎡からで、価格を抑えたい人にも向いています。
メラミン製キッチンパネルは耐水性に優れ、汚れにも強い特徴があります。キッチンの壁材として主流になりつつあります。 表面の加工がしやすいのも特徴の一つで、木目調や大理石調、モルタル調などデザインの種類が豊富です。
メラミン製キッチンパネルは、単価も5,000円〜11,440円/㎡前後と幅があります。
モルタル素材は、木の家具や観葉植物とも相性がよく、デザイン性が高いのが特徴です。
モルタル素材をキッチン壁材に使用するときには、左官工事が必要になります。左官工事とはモルタルを壁に塗っていく工事のことで、「左官」と呼ばれる職人によって行われます。左官の技術により壁の仕上がりに大きな差が出るため、注意が必要です。仕上がりに強いこだわりのある人は、リフォーム業者やハウスメーカーを探す際に左官の腕前も合わせて確認しておくと良いでしょう。
モルタル素材の費用は、モルタルの種類や施工条件や施工環境、左官の技量などにもより一概には言えませんが、左官工事を含め3,000円/㎡以上でしょう。
キッチン用の壁紙は、ロール状の壁紙を現場でのり付けして使います。主に4種類あり、塩化ビニール系、繊維系、無機質系、紙系に分かれています。
壁紙のみの単価は、1,000円〜2,500円/㎡前後が目安です。
キッチンの壁材を選ぶときには、まずそれぞれの壁材の特徴やメリット・デメリットを把握しましょう。そのうえで、自分にとって一番重視するポイントは何なのかを考え、優先順位を決めるのがポイントです。
ここからは、後悔・失敗しないキッチン壁材の選び方を解説します。
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