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キッチンのサイズの決め方|賃貸でのリフォームの流れも解説

キッチンのサイズは、使いやすさに直結するもの。そのため、リフォーム時にサイズ選びに悩む方も多いでしょう。適切なサイズを選択することは、家事の作業効率アップや体の負担軽減につながります。

本記事では、キッチンのサイズの決め方を解説します。良くある失敗例や賃貸でのリフォームの流れもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

INDEX

  1. キッチンのサイズ決めで良くある失敗
  2. キッチンのサイズなど決めるべき項目まとめ
  3. キッチンのサイズの失敗しない決め方
  4. 賃貸のキッチンリフォームの流れ
  5. キッチンのサイズは実際にショールームを見て決めましょう
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キッチンのサイズ決めで良くある失敗

キッチンをリフォームする際、海外のような広々としたキッチンに憧れる方も多いのではないでしょうか。しかし、キッチンのサイズにこだわるが故に失敗してしまうケースは少なくありません。

まずは、キッチンのサイズ決めで良くある失敗例をご紹介します。実際の失敗例をヒントにして、自分の理想とするキッチンを実現させましょう。

高さが合わず、調理しづらい


キッチンの高さが合わないと、食材をカットしたり調理したりする際に体に負担がかかる可能性があります。たとえば、キッチンの高さが低いと首や腰、高いと腰などを痛めてしまいやすいです。失敗を防ぐためにも、自分に合うキッチンの高さを知るところから始めてみましょう。

現在のキッチンが使いやすいなら、同じ高さにするのも一つの方法です。より自分に合った高さが知りたい方は、たとえば、知人のキッチンに立たせてもらうのもよいでしょう。

調理台が狭くなった


「シンクやコンロのスペースを広げたら、調理台が以前よりも狭くなってしまった」というのも、よくある失敗例に挙げられます。最近のキッチンは、作業のしやすさからシンクを大きく設計しています。そのため、以前と同じ幅のキッチンでも、リフォームすると調理スペースが狭くなってしまうのです。

シンクの中で調理台でする作業が完結できるシンクであれば問題ありませんが、そうでない場合は、最低限必要な調理スペースをあらかじめ設定し、そのうえでシンクやコンロのサイズを決めるようにしましょう。

思ったよりも収納が少なくて不自由


意外と忘れがちなのが、収納スペースの問題です。「食器や調理器具をしまおうとして、収納棚に入りきらなかった」という失敗例も後を絶ちません。

キッチンのサイズを決める際は、どのくらいの収納量が必要かを事前に知っておくことが大切です。食器や調理器具のほかにも、食材ストックや調味料を収納するスペースも必要になります。少し余裕を持たせて収納スペースを設置すると、失敗を防げるでしょう。

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キッチンのサイズなど決めるべき項目まとめ

キッチンのサイズなど決めるべき項目まとめ

キッチンは、毎日使う場所だからこそ使いやすいサイズにこだわりたいものです。ここからは、キッチンをリフォームするのに必要なポイントと、サイズの決め方をご紹介します。標準的な寸法も解説しているので、キッチンのサイズ選びに悩んでいる方は必見です。

まずはレイアウト


キッチンには、I型・アイランド・ペニンシュラなどさまざまな種類があります。キッチンのサイズを決める前に、まずはどのようなレイアウトにしたいかを決定しましょう。

もっともベーシックなのは、シンク・コンロ・調理台が一列に並んだI型キッチンです。場所をあまり取らなくて済むため、キッチンスペースに限りがある場合にも人気があります。

開放的な気分が味わいたい方は、リビング・ダイニングが見渡せるアイランドキッチンがおすすめです。限られたスペースに設置したい場合は、キッチンの片側を壁付けにするペニンシュラも選択肢に入れましょう。

間口・奥行きなどの寸法


間口・奥行きの寸法は、キッチンのレイアウトによって異なります。間口は15cm刻みで規格されており、I型キッチンの場合は180〜300cm、アイランドキッチンの場合は240〜270cmが一般的です。あまり長く取ると移動にムダな動きが増えるため、長くとも240〜270cmまでにすることをおすすめします。

奥行きは、I型キッチンの場合は65cm、アイランドキッチンの場合は75〜100cmが一般的です。なお、アイランドキッチンは水跳ねがリビングに飛び散りやすいことから、奥行きを80cm以上取るのが理想とされています。

天板(ワークトップ)の高さ


天板(ワークトップ)の理想的な高さは「自分の身長÷2+5(cm)」もしくは「肘高-10(cm)」です。この数値を参考に、日本産業規格(JIS)で定められた80cm・85cm・90cm・95cm(※1)から自分に合う寸法を選びましょう。

メーカーによっては、ほかの寸法が選べる場合もあります。高さにこだわりたい方は、天板のサイズ展開が豊富なメーカーを選択してもよいでしょう。

(※1)参考:jisc日本産業標準調査会「日本産業規格A0017」

コンロ・シンク・換気扇などの設備


コンロの寸法は、間口60〜75cm、2〜3口が一般的です。標準は間口60cmですが、大きな鍋で調理したり、一度に複数のコンロを使ったりする場合は間口75cmをおすすめします。

シンクの寸法は、間口70〜80cm、奥行き40cm以上が一般的です。なお、排水溝が左右どちらかに位置していると、水が流れやすく、洗い物などがスムーズに行えます。

換気扇は、横幅60cm・75cm・90cmの3種類に規格化されています。サイズによる機能の違いはありませんが、サイズが大きくなるにつれて価格が高くなるのが特徴です。コンロよりも小さい換気扇は設置できないため、コンロに合わせて換気扇の寸法を選ぶ必要があります。

キッチンのサイズの失敗しない決め方

快適なキッチンを作るには、間口や奥行きなどの寸法のほかにも、いくつか気をつけたいポイントがあります。続いて、キッチンのサイズの失敗しない決め方をご紹介します。サイズに迷ったときの解決方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ライフスタイルに合わせる


誰が使用するか、何人で作業するかなど、キッチンを使用するシチュエーションは家庭によってさまざまです。調理する人・調理人数に合わせて、レイアウトや寸法を決めましょう。

たとえば、1人で作業したいケースと複数人で作業したいケースでは、おすすめのレイアウトは異なります。ほかにも、黙々と調理に集中したい場合や、会話しながら作業したい場合でも、向いているキッチンは変わってくるでしょう。料理を提供するシーン、片付けをするシーンなども想定しておくと、キッチンの使いやすさはぐっとアップします。

将来の家族構成を考慮することも、キッチン選びの重要なポイントです。いまのライフスタイルはもちろん、子どもが巣立ったあとのことも想定してみましょう。重視する項目を先にまとめ、そのうえでレイアウトや寸法を決めると、理想に近いキッチンが作れます。

収納のことも忘れずに


キッチンの収納には、コンロ下収納・壁面(背面)収納・吊り戸棚などがあります。なかでも良く使うのがコンロ下収納や壁面収納です。キッチンのサイズを決める場合は、これらのスペースにどの程度の収納量があるのかを最初にチェックしましょう。スペースに余裕がない場合は、吊り戸棚を検討してください。

ただし、収納量が多ければ良いという訳ではありません。たとえば、吊り戸棚を設置しても、物が取り出しにくければ使う頻度は減少します。吊り戸棚を取り付ける場合は、簡単に物が出し入れできる昇降式タイプを取り入れるのも一つの手です。

また、背面収納を設置する際は、奥行きを出しすぎないことがポイントです。奥行きがあると食器などが取り出しにくく、使い勝手が悪くなることがあります。大皿などがしまえる程度に奥行きがあれば十分でしょう。

ショールームなどで実物を見ながら決めるのは間違いない


キッチンの最適なサイズを数値化しても、実際に自分に合うのか不安な方もいるでしょう。そのようなときは、ショールームへ足を運んでみてください。実物を目にすることで、納得できるキッチン作りに一歩近づきます。

レイアウトを決めかねている方にも、ショールームの見学はおすすめです。実際にキッチンに立って、初めて気づくこともあるでしょう。ショールームなら、気になる点を担当者に相談することもできます。

人によって適したサイズが異なるからこそ、キッチンのレイアウトやサイズ選びは慎重になる必要があります。最終的な決定をする前に、一度はショールームへ訪れてみましょう。

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賃貸のキッチンリフォームの流れ

キッチンのリフォームを考える方のなかには、マンションなどの賃貸物件に住んでいる方もいるでしょう。ここからは、賃貸のキッチンリフォームの流れについて解説します。現在のキッチンが使いづらくて困っている方は、ぜひ流れに沿ってリフォームを進めてください。

STEP1:マンションの管理規約を確認する


賃貸マンションの管理規約には、リフォームに関するさまざまな事柄が記載されています。キッチンリフォームをすると決めたら、そもそもリフォームが可能なのかどうかを管理規約や管理会社に確認しましょう。リフォームできる場合も、一戸建てと比較すると制限があったり、イメージ通りのリフォームが難しかったりすることがあります。

たとえば、使用できる床材が限られている、スペースが足りなくて好みのレイアウトに変更できないなどのケースが挙げられます。また、スペースがあるにも関わらず、排水管の問題でキッチンの移動ができないことも少なくありません。賃貸物件でキッチンをリフォームする場合は、どこまでリフォームができるのかも確認が必須です。

STEP2:理想のキッチンイメージをまとめる


リフォームできることを確認したら、規約に沿う範囲でキッチンイメージをまとめましょう。キッチンリフォームには、設備を新しくする場合とレイアウトを変更する場合の大きく分けて2種類があります。設備交換の場合はそれほど問題ありませんが、壁付き式から対面式に変更する場合はキッチンが狭くなりやすいので注意しましょう。

また、ガスコンロからIHコンロに変更する場合も、電力不足が原因でリフォームが難しいケースがあります。マンションの管理規約で電気工事ができない可能性もあるため、必ず事前に確認しておいてください。

STEP3:複数のリフォーム業者に相見積もりを取る


リフォーム業者は最初から1つに絞るのではなく、複数に見積もりを依頼しましょう。マンションリフォームに慣れた業者だと、具体的な見積もりを出してくれます。

経験豊富な業者が見つかれば、希望する工事ができるかなどの相談もしやすいです。スムーズにリフォームを進めるためにも、最低でも3社以上の業者に連絡を取ってみてください。

STEP4:実績や価格から契約する業者を選ぶ


どのリフォーム業者にするか迷ったときは、実績や見積もり価格から業者を選択しましょう。たいていの場合は、Webサイトで施工実績が確認できます。マンションのリフォーム実績はもちろん、リフォーム前とリフォーム後の施工例まで確認できる業者なら、提案力に期待できそうです。

マンションの場合、キッチンリフォームにかかる費用は100〜300万円が相場と言われています。費用に不明な点があれば、担当者に詳細を説明してもらいましょう。見積もりの内訳を明確にしておくことが、失敗しないための重要なポイントです。

STEP5:管理会社・近隣住民に工事日を連絡する


マンションのリフォームでは、騒音のほかに業者の出入り、機材の運搬などで近隣に迷惑をかけてしまうことがあります。トラブルを防ぐためにも、工事日が決定したら管理会社と近隣住民に連絡を入れてください。

連絡の目安は、工事が始まる1週間前です。近隣住民への挨拶は、マンションの両隣・エレベーター前・上階3軒・下階3軒が目安となります。簡単なリフォームなら手土産は不要ですが、工事期間が長期になるなら手土産を持って行くのがベターです。

STEP6:リフォーム工事を行う


工事が始まると、当たり前ですがキッチンは使えなくなります。リフォーム中の食事をどうするか、あらかじめ対策を練っておいてください。また、トラブル回避のためにも工事の間は在宅がおすすめです。不備がないか、予定通り工事が進んでいるかなどを、自分の目で確認しましょう。

なお、リフォーム開始後の工事の追加は費用がかさむうえ、納期も延びる可能性があります。段取りも変わってしまうので、なるべく避けたほうが無難です。契約を交わす前に、いま一度不備がないかチェックしておきましょう。

キッチンのサイズは実際にショールームを見て決めよう

キッチンのサイズを決める際は、適したレイアウトや寸法を知ることが重要です。高価な買い物だからこそ、不明な点は事前に取り除くようにしましょう。誰が使うか、何人で使うかなど、ライフスタイルに合わせるのも大切なポイントです。

サイズ選びで迷ったときは、ぜひショールームへ足を運んでください。実際にキッチンを見て触って、納得のいくキッチンを実現しましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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