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オープンキッチンへ猫を入れさせないためには?パターン別に対策を解説

「オープンキッチンに猫が入ってきてしまうのを何とかしたい」とキッチンの猫対策にお悩みの方も多いのではないでしょうか。オープンキッチンは、キッチンとリビング・ダイニングが一つの空間になるため開放感が高く、デザインのおしゃれさも加わって、人気のキッチンです。

しかし、その間取りゆえに、料理中に猫がキッチンに侵入し、シンクに入ったり食べてはいけないものを食べようとしたりすることが多々あります。また、衛生面の懸念はもちろん、猫が怪我をしてしまうものや火事の危険もあるため、気軽に入ってほしい場所ではないでしょう。

そこで今回は、なぜ猫はキッチンに入ってきてしまうのか、その原因と猫をキッチンに入れないための対策を紹介します。

INDEX

  1. キッチンに猫が入る理由
  2. オープンキッチンに猫が入った場合の問題
  3. オープンキッチンの猫よけ対策
  4. 猫をキッチンに入れないようにするための対策
  5. 猫がキッチンに入っても安全な状態にするための対策
  6. 猫をしつける方法
  7. 猫の安全と調理の衛生面を考慮しましょう
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キッチンに猫が入る理由

キッチンに猫が入ってきてしまう理由は何なのでしょうか。それは、キッチンが猫にとって本能的に興味のあるものがたくさん集まった場所だからです。中でも、食べ物の匂いや飼い主とのコミュニケーション欲求が大きな原因と言えるでしょう。

食べるものを狙うため


まず、キッチンから漂う料理の匂い。キッチンは料理をする場所なので、色々な食べ物や調理中の匂いで満たされています。 特に、焼き魚やお肉の匂いは、猫にとって魅力的です。

人間の食べる物に興味のない猫であっても、猫のフードに使用されている肉や魚の匂いが漂ってくると、「何か美味しそうな匂いがする」と感じてキッチンへと足を運んでしまいます。

飼い主に構ってほしい・遊んでほしいため


もう一つの理由は、飼い主とコミュニケーションを取りたいからです。猫の様子を観察していると、キッチンに入ってくるタイミングについて、キッチンに誰もいない時よりも、飼い主がキッチンにいるときが多いことがわかるはずです。

構ってほしいとアピールしたり、飼い主が作業するのを眺めたりしていたりするため、飼い主がいるタイミングでキッチンに入ろうとするのです。

オープンキッチンに猫が入った場合の問題

猫がオープンキッチンに入ってしまった場合、どのような危険や問題があるのでしょうか。火傷や誤食など猫自体に被害がある場合と、キッチンが散らかるなど飼い主側の理由によるものがあります。

①火傷をしてしまう危険性がある


一つ目の問題に、ガスコンロでの調理中に猫が近づくと、火が猫の毛に移り火傷をしてしまうという危険性があります。また、使っていない時も、知らぬ間に猫が着火スイッチを押して火をつけてしまうという事故もあるようです。

一方、ガスコンロではなくクッキングヒーターなどを使用している場合も油断できません。ヒーターは火が見えないものの、料理後のプレートの表面はかなり熱くなっている場合があります。クッキングヒーターの上に乗ったり歩いてしまうと、火傷してしまう可能性があるのです。

②人間の食べ物を食べてしまう危険性がある


二つ目は、キッチンに置いてある食べ物を猫が食べてしまうという危険です。食べたからといって直ちに健康被害が出るものばかりではありませんが、猫が食べない方が良いものはたくさんあります。

きちんと管理をしていないと、食べ物で溢れているキッチンは誤食の危険に満ちた場所になります。万が一、毒性のあるものや、消化できないものを食べてしまうと手術をしなければいけなくなかったり、最悪の場合死に至ってしまうこともあります。危険なものを含め、食べ物が見つからないようにしなければなりません。

③キッチンが散らかってしまう


三つ目は、キッチンが散らかってしまうという問題です。猫はキッチンにあるものを触ったり、カウンターや机の上に置いてあるものに構わず歩いてしまったりと、お構いなしに動き回ります。その結果、キッチンが散らかってしまうことが多々あります。

また、食器を落として割ってしまう危険もあります。このほか、キッチンマットなどに猫の毛が落ちてしまうこともあるので、清潔を保つために、こまめに掃除をしないといけません。

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オープンキッチンの猫よけ対策

これらの危険性や問題を未然に防ぐためには、なるべく猫がキッチンに入れないようにする環境づくりが必要です。では、開放的な空間のオープンキッチンの場合はどうしたら良いのでしょうか。以下に対策を紹介します。

①猫をキッチンに入れないようにする


最も効果的で失敗や危険がないのは、物理的にキッチンを封鎖し、猫が入れないようにしてしまうことです。

キッチンが独立している場合は、キッチンへ続く入口にゲートを設けることが簡単にできますが、オープンキッチンの場合は少し手間がかかります。手作りするとサイズなどぴったりで仕上げることができますが、DIY初心者の方や自信のない方は市販品を探すのが良いでしょう。

②猫がキッチンに入っても安全な状態にする


猫がキッチンに入ってきてしまうのをあらかじめ想定し、入っても安全な状態にしておくことも一つの手です。ガスコンロやクッキングヒーターは、チャイルドロックが付いているタイプは必ずロックするようにし、なければ調理が終わった際に元栓をしめるように習慣づけると安心です。

このほか、調理器具などは調理台の上にパッと置かずに、すべて引き出しの中にしまいましょう。また、キッチンハイターなどの誤飲すると危険なものは、必ず猫が触れられない場所に管理しておくことも大切です。

③猫をしつける


猫がキッチンに入らないようにしつけをすることは、方法の一つとして挙げられます。ですが、現実的ではないでしょう。褒めたり、嫌なことを経験させたりすることでしつけができるという方もいますが、犬のようなしつけを猫にすることは、非常に難しいと考えられます。

猫は犬ほど飼い主に忠実ではなく、マイペースなのが特徴です。そのためキッチンに入ったことを怒られた瞬間は入ってくることをやめるかもしれませんが、自分がしたいと思えば何度でも同じことを繰り返してしまうのです。

猫をキッチンに入れないようにするための対策

ここまでに紹介した対策ですが、実際に行う際はどのようにすれば良いのでしょうか。それぞれの項目に対する具体例を解説します。まずは、猫をキッチンに入れないようにするための対策です。

扉やフェンスを設置する


キッチンにドアがない場合は、扉やフェンスを活用して仕切りを作り、物理的に猫が入って来られないようにしましょう。突っ張り棒とワイヤーネット、結束バンドを使うと、フェンスを作ることができます。

猫が爪や手を引っ掛けた時の強度には少し不安が残りますが、全て100円均一で揃う材料で、壁などを傷つける心配もなく、手軽に設置することが可能です。また、専用のペットフェンスも様々な種類がインターネットなどで販売されています。

カーテンやすだれを設置する


キッチンの境界線にあたるところに、カーテンやすだれを設置すると、風を通しつつ猫の侵入を防ぐことができます。よく上ってしまう場所に設置すると、ジャンプ防止にもなるでしょう。カーテンやすだれは手に入りやすく、手軽に、そして安価に実施できるうえ、キッチンの目隠しとしても役立ちます。

カーテンやすだれを使う場合は、強力なマグネットを使うなど、簡単に開かないように工夫しましょう。

猫がキッチンに入っても安全な状態にするための対策

猫がキッチンに入っても安全な状態にするための対策

続いて、猫がキッチンに入っても安全な状態にするための対策を6つ解説します。全部を行う必要はないですが、合わせて実施することで一層効果が高まるでしょう。また、すぐに実践できる手軽な対策もあります。できることから取り入れて効果を確かめましょう。

①シンクに水切りラックを設置する


シンクに折り畳み式の水切りラックを設置することで、シンク内への侵入を防ぐことができます。折り畳み水切りラックは水場で使うことを想定して作られているため、錆びにくく設置や撤去が簡単にできる点が便利なアイテムです。

似たような形状にワイヤーネットがありますが、ワイヤーネットのようにガシャガシャと音が出ることもありません。また、折りたたみもできるため、収納する際は省スペース。サイズ調整も簡単にすることができます。

②IHコンロを使う


コンロはガスよりもIHコンロにすると良いでしょう。猫が近づいてきても毛やヒゲに火が燃えうつる心配が少なく、乗っても加熱されないため違う部屋にいる時や留守中でも安心です。

さらに、IHコンロは平たくシンプルな構造のため、料理に使った油も拭き取りやすく、猫が油をなめるリスクも減らすことが可能です。ただし、危険性のところで述べた通り、使ってすぐのIHコンロは熱くなっていることがあるので、その点には注意が必要です。

③コンロカバーを使う


ガスコンロをお使いの場合に、猫がコンロ周りに近づくのを防ぐためには、コンロカバーも有効な策のひとつです。

コンロカバーは、その名の通りコンロの上に覆いかぶさる台なので、使用後のコンロに猫が近づくのを物理的に防いでくれます。加えて、作業台としても活用できるため料理の際も活用できます。コンロカバーを設置しておくと、猫が熱々のコンロで火傷したり、飛び散った油を舐めることを防ぐことができるでしょう。

④柑橘系の洗剤を使う


コンロ周りのお掃除に、柑橘系の洗剤を使ってみるのも良いでしょう。実は、猫にとって柑橘の香りは腐った食べ物を想像させる臭いなのです。もちろん、個体差はありますが、本能的に嫌がる猫が多いため、猫に近づいてほしくない場所に柑橘の香りを添えておくと避けてくれる場合があります。

ただし、中には全く動じない猫もいるため、複数の対策の内のひとつ程度と捉えて実施してみてください。またこのとき、猫の食器は別の洗剤で洗うように注意が必要です。

⑤扉付きの戸棚に食べ物を保管する


猫に食べてほしくないものは扉付きの戸棚に保管しましょう。猫によっては鍵のない引き戸や開き戸程度なら開けてしまうことがあるため、なるべく高さがあるところや開けにくいところに保管しておくのが良いでしょう。

高くて開けにくい場所は飼い主にとって負担になります。そんな時は特に、鍵付きの戸棚にしておくと安心です。鍵を開け閉めする手間はありますが、鍵付きの戸棚はちょうどいい場所に食料などを保管しながら、しっかりと守ることができます。

⑥蓋付きゴミ箱を使う


キッチンで出るゴミは食べ物の匂いがするものも多く、普通のゴミ箱に入れていると猫が漁ってしまい、誤食してしまう可能性があります。そのため、蓋付きゴミ箱を使ってゴミを漁ることを防止しましょう。

ゴミを捨てるときにいちいちロックを外すのが面倒ではありますが、猫に外されないロック付きのゴミ箱を使用するといっそう安心です。このほか、柑橘系など猫にとって嫌な匂いがするスプレーをゴミ箱に吹きかけておくことも対策の一つです。

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猫をしつける方法

最後に解説するのは、猫をしつける方法です。あまり現実的ではないと紹介しましたが、叱って反省させるのではなく、猫に「キッチンに入ったら嫌なことが起こる」と覚えさせることでキッチンに入らないように仕向けてみましょう。

ただし、個体差があるので必ず成功するとは限りません。一度やってみて、効果が薄いようなら違う対策に切り替えることが必要です。

キッチンに悪い印象を覚えさせる


猫をしつけるため、キッチンに悪い印象を覚えさせる方法の一つとして、スマホで使える「超音波アプリ」があります。

遠ざけたい動物や虫のアイコンを画面上でタップするだけで、対象の嫌がる超音波がスピーカーから発生します。利用料は無料のうえ、対象には猫が入っており、使い方もシンプル。キッチンに携帯電話を置いておかないといけないという条件はありますが、猫にバレないようにこっそりと使用でき、猫との関係悪化を防ぎながら対策が可能です。

猫の安全と調理の衛生面を考慮

猫の安全面だけでなく、調理中の衛生面からも、猫をキッチンから遠ざけておくと安心です。 キッチンが部屋として独立している場合はドアを閉めるなどの対策で十分なのですが、オープンキッチンの場合、そうはいきません。

キッチンとリビング・ダイニングが一つの空間になるため、対策を考えてキッチン選びをすることが重要です。 悩んだら、ショールームにいるスタッフに相談してみましょう。実際に商品を見ることはもちろん、プロのアドバイスを聞くことで、現在の状況に合わせた最適なキッチン選びができるはずです。 大切な猫を守りながら、理想のキッチンを手に入れましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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