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キッチンをおしゃれにする照明の選び方(事例付き)

おしゃれなキッチンは、照明選びにもこだわっているものです。しかし、照明には種類や明るさがいろいろあり、どれを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、キッチンをおしゃれにする照明の選び方を解説します。実際のキッチン事例も紹介しているので、照明選びで悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

INDEX

  1. キッチンの照明の種類
  2. キッチンをおしゃれにする照明の選び方
  3. おしゃれなキッチン・照明の事例
  4. キッチンの照明の交換方法
  5. キッチンの照明についてよくある質問
  6. 適した照明を選んでキッチンをおしゃれに彩ろう
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キッチンの照明の種類

キッチンは、料理をしたり洗い物をしたりと、思いのほか長く過ごすことが多い場所です。そんなキッチンだからこそ、照明選びにこだわる方も多いのではないでしょうか。まずは、キッチンで使われる照明の種類について解説します。おしゃれなキッチンを作るためにも、ぜひ参考にしてください。

シーリングライト


シーリングライトは、天井に直付けするタイプの照明です。高い位置から広範囲を照らすため、部屋全体を明るくしたいときによく使われます。以前は蛍光灯が主流でしたが、最近は消費電力が少なく、寿命の長いLEDシーリングライトに人気があります。

キッチンスペースがコンパクトな場合は、小型のシーリングライトもおすすめです。圧迫感がないので、見た目がすっきりとして、キッチンをおしゃれに演出できるでしょう。

スポットライト


スポットライトは、狭い範囲に光を当てて一部分を強調するほか、壁に光を反射させるなどして間接照明に使われるライトのことです。設置場所を工夫することで、料理をおいしく見せるなど、レストランのような空間づくりが可能となります。

近年は、スポットライトの取り付けが簡単にできる簡易取付ダクトレールも登場しています。新しいマンションだと、スポットライトを取り付けるためのダクトレールが最初から付いているキッチンもあり、気軽に空間演出が楽しめるでしょう。

ペンダントライト


ペンダントライトは、その名の通りペンダントのようなフォルムをしたライトのことです。コード・チェーン・ワイヤーなどを使って天井から吊り下げるため、部屋全体よりも特定のスペースを照らすのに適しています。

ペンダントライトをキッチンに配置する際は、スポットライトやダウンライトを併用すると十分な光源が確保できるでしょう。カフェやレストランのように、おしゃれな雰囲気を出したいときにも重宝します。

ダウンライト


ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明です。ほかのライトと異なり、天井に突起が出ないのでキッチンをすっきりと見せることができます。また、照明部分にホコリが溜まりにくく、メンテナンスがラクにできる点もメリットです。

ダウンライトは照度や調光などの種類が豊富にそろっており、用途に合わせて選択できます。一部分を照らす、部屋全体を明るく見せるなど、目的に沿った種類を選ぶようにしましょう。

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キッチンをおしゃれにする照明の選び方

キッチンをおしゃれにする照明の選び方

意外に感じるかもしれませんが、照明の選び方一つでキッチンの雰囲気は大きく変わります。ここからは、キッチンをおしゃれに演出するための照明の選び方を紹介します。ポイントをおさえて選ぶことで、理想のキッチンにぐっと近付けることができるはずです。素敵な照明をチョイスして、おしゃれなキッチンを実現させましょう。

まずは手元が明るい照明を選ぶ


照明の選び方で大切なのは、手元を明るく照らすものを選ぶことです。キッチンでは、食材を切ったり調理したりと、細かい作業が必要です。そのときに手元が見えにくいと、包丁で手を切ったり洗い物のすすぎ残しが出たりするなど、さまざまな問題が起こる可能性があります。

せっかく、おしゃれな照明を選んでも、手元が暗くてはキッチンの使い勝手が悪くなってしまいます。特に、設置できる照明が1箇所のみのキッチンは注意が必要です。キッチン用と表記された照明を選ぶなど、1灯で十分な明るさが保てるものをチョイスすると失敗が少ないでしょう。

部屋全体の明るさ・色味を合わせる


部屋の明るさや色味を合わせるのも、照明選びの重要なポイントです。照明の明るさの単位は「lm(ルーメン)」で表示され、数値が大きいほど明るさも強くなります。ちなみに、キッチンの明るさの目安は「畳数×400lm(ルーメン)」が良いとされています。

キッチン全体を明るく照らしたい場合は、シーリングライトやダウンライトで光源を確保しましょう。おしゃれな雰囲気を重視する場合は、配光計画を立てたうえで、スポットライトやペンダントライトを配置するのがおすすめです。

照明の色味にもさまざまなものがあり、リビング・ダイニングと色味を合わせるのが基本です。一から色味を選ぶ場合は、落ち着いた雰囲気を出したいなら「電球色」、キッチン全体を照らしたいなら「昼白色」、集中したいなら「昼光色」を選択するとよいでしょう。適した色味が分からない場合は「調色機能」のある照明をおすすめします。

レイアウトに合わせた照明を選ぶ


照明の選び方は、レイアウトによっても変わってきます。レイアウトごとに適した照明の種類は、以下のとおりです。

  • アイランドキッチン:シーリングライト・ペンダントライト・ダウンライト

  • ペニンシュラキッチン:シーリングライト・ペンダントライト・ダウンライト

  • I型キッチン:シーリングライト・ダウンライト


アイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、リビング・ダイニングの照明がキッチンスペースまで届きます。従って、ペンダントライトといった特定の箇所を照らす照明を上手く取り入れると、おしゃれな雰囲気が演出できるでしょう。

一方、I型キッチンはアイランドキッチンやペニンシュラキッチンと比較して、明かりをしっかりと確保する必要があります。シーリングライトやダウンライトを用いて、一定の明るさを保つように心がけましょう。

おしゃれなキッチン・照明の事例

おしゃれなキッチンと言っても、どのような照明を取り入れれば良いかイメージが沸かない方もいるでしょう。そこで、実際に照明を活用したおしゃれなキッチン事例を4例紹介します。それぞれキッチンの雰囲気は異なりますが、どの事例も照明を駆使した素敵なキッチンばかりです。デザインや配置場所なども参考にして、ぜひ自宅のキッチンのイメージを明確にしましょう。

洗練された空間を灯す


ペンダントライトとダウンライトを取り入れた、洗練された印象のキッチンです。ペンダントライトにはmoooiの照明「コッペリア」を使用し、華やかでありつつ派手になりすぎない、おしゃれなキッチンを演出しています。

シルバーで統一した空間は一見すると味気ないように感じるかもしれませんが、デザイン性のあるライトを設置することで、海外のようなセンスの良いキッチンに仕上がっています。夜には、空間に光が浮かぶ独特のライティングも楽しめるでしょう。

新潟県 I様邸

まるで月の明かりのような輝き


美しく照らし出されたキッチンが印象的な、月明かりのような照明を用いた事例です。クリスタルガラスを模したペンダントライトを用いており、角度を変えるたびに変化するきらめきが楽しめます。

明かりに照らされたキッチンの影も幻想的で、スペースの狭さや圧迫感を感じさせません。キッチンを際立たせるように配置された、リビング・ダイニングスペースのスポットライトも絶妙です。

東京都 F様邸

部屋の雰囲気を盛り上げるゴージャスさ


アンティーク調の家具・モザイクの壁面・ゴージャスな照明が、見事にマッチしたキッチンです。照明にはバータイプの人気シャンデリア「クランカーLED 120」を取り入れ、ラグジュアリーな空間を一層引き立てています。

シャンデリアの高さをレンジフードと合わせることにより、キッチンに一体感が出ている点もポイントです。キッチンとリビング・ダイニングの照明の色味を統一しているところにも、注目してみてください。

愛媛県 K様邸

木の温かみを際立てる優しい明かり


オープンキッチンに、Kartellのペンダントライト「プラネット」を複数取り付けた雰囲気のある空間です。照明の優しい色味が木の温もりと調和していて、メタリックなキッチンカラーをやわらかい印象に見せています。

キッチンの背面やコンロに映し出された照明の影など、隅々までこだわったライトの配置場所にも着目しましょう。

鳥取県 K様邸

キッチンの照明の交換方法

キッチンの照明には、自分で交換できるものと交換できないものがあります。ここからは、それぞれの違いや交換方法について解説します。照明器具の耐用年数は10〜15年程度と言われており、劣化すると発煙・発火・異臭などが発生する可能性があります。正しい交換方法を学んで、安全に新しい照明を取り付けましょう。

自分で交換できるタイプ


照明を自分で交換できるのは、引掛けシーリグ・ローゼットと言ったプラグが付いているタイプです。これらは、一般的なコンセントと同じく、差込口に照明器具の電源を取り付けることで照明が使えるようになります。

取り付ける際は、引掛けシーリグのボディの穴に照明器具の金属端子を差し込み、カチッと音がするまで時計回りに回します。ローゼットの場合は、照明器具の取付金具をネジで固定し、引掛けシーリグと同様に端子を差し込んで音がするまで時計回りに回したら設置完了です。

自分で交換できないタイプ


照明を自分で交換できないのは、照明器具が天井に埋め込まれていたり、自力で器具の取り外しができなかったりする場合です。これらのタイプは、直接配線をつないでいる可能性があります。交換の際は、電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼しましょう。

また、新たに引掛けシーリグを設置する場合も、電気工事士の資格が必要です。本格的な照明器具の設置、交換を考えている方は、まず専門の電気工事業者に相談してみてください。

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キッチンの照明についてよくある質問

照明の種類・明るさ・色味などのほかにも、キッチンに適したライトの選び方はいろいろあります。最後に、キッチンの照明に関する質問について解説します。照明を選ぶ際の最終チェック事項として、ぜひ活用してください。

照明に使う電球はどうやって選べばいい?


照明の電球は、蛍光灯からLEDへと移り変わるに従い、明るさの単位が「lm(ルーメン)」で表示されるようになっています。下記は、一般照明用電球のW数とlmを比較した表です。

一般照明用電球lm値
20W170lm以上
30W325lm以上
40W485lm以上
50W640lm以上
60W810lm以上
80W1,160lm以上
100W1,520lm以上

(※1)

LED照明のW数は消費電力をあらわす数値であり、明るさに関するものではありません。慣れないうちは、上記の表を参考に電球を選びましょう。

(※1)参考:一般社団法人 日本照明工業会「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」

照明を交換するのに工事は必要?


基本的に、引掛けシーリグ・ローゼットが付いていれば、工事は必要ないと考えられます。その確実な確認方法は、現在使用中の照明器具を取り外し、引掛けシーリグ・ローゼットの有無を確認することです。なお、取り外す際は安全のため明かりを消した状態で行ってください。

また、蛍光灯タイプの照明器具やダウンライトの交換など、配線をさわる作業が出る場合は工事が必要になります。自分では交換できないので、必ず電気工事士の資格を持つ業者に依頼しましょう。

実際にキッチン・照明を見たいときはどうしたらいい?


キッチンに使われている照明を実際に見たいなら、ショールームの見学がおすすめです。照明の種類やキッチンレイアウトを目にすることで、より自分の理想が明確になるでしょう。間接照明を考えている場合は、光の当て方や反射具合も参考になります。

せっかくショールームへ訪れるなら、照明のデザインやサイズなどもチェックしてみてください。キッチンをおしゃれにするための照明選びは、さまざまなところにヒントが散らばっています。

適した照明を選んでキッチンをおしゃれに彩ろう

おしゃれなキッチンを実現するためには、どのような空間にしたいか具体的なイメージを持つことが大切です。雰囲気・ライフスタイル・手入れのしやすさも含め、プランをしっかりと立てたうえで照明を選択しましょう。

照明選びで迷ったら、ショールームへ行ってプロに話を聞いてみるのがおすすめです。理想とするキッチンを説明することで、より具体的な照明器具を提案してもらえます。毎日使うキッチンだからこそ、料理が楽しくなるような素敵な照明を選びましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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