システムキッチンの色は見せたいイメージ、演出したい空間の雰囲気を考慮して決めましょう。同じ色でも部屋の広さによって印象は変わりますので、部屋の広さにも考慮が必要です。
①部屋を広く見せたいのであれば「膨張色」がおすすめ
部屋を広く見せたい場合は薄い色や明るいトーンの「膨張色」がおすすめです。狭いキッチンや暗いキッチンのデメリットをカバーして、大きく広がって見える効果が期待できます。
薄いグリーンは穏やかでリラックスした雰囲気が出せ、フローリングや室内のグリーンとも相性抜群です。薄いピンクであれば優しい印象になり、パステル調であれば可愛らしく、ローズ系なら大人っぽいイメージになります。
膨張色の中にメリハリのある色を取り入れたり、バリエーションもつけやすいためオリジナリティーを出すことも可能です。
②「暗めの色」は引き締まった印象を与える
暗めの色や濃い色は輪郭がくっきり見え、引き締まった印象を与えます。存在感が出やすいためキッチンをアピールしたい場合におすすめです。
ブルー系で濃いめのネイビー色は、清潔感と共に高級感も出すことができます。ブラック系は周囲の色を引き立てて、料理を美味しそうに見せてくれる効果が期待できます。
調理によって飛び散った食材などの白っぽい汚れが目立ちやすいデメリットがありますので、汚れがつきにくく落としやすい素材を選びましょう。
③「木目調の色」は落ち着いた雰囲気を作れる
ナチュラルで、ステンレスと合わせても暖かみのある木目調もおすすめです。おしゃれでありながら落ち着いた雰囲気のキッチンになります。
木目調にも濃淡や模様、色味など多彩なバリエーションがありますので、迷ったらフローリングに合わせると統一感が出せます。和モダンや北欧風など人気のインテリアに合わせやすく、幅広い年齢層に親しみを感じさせるカラーです。
木目があるため汚れが目立ちにくいのもメリットです。
④解放感のある空間を実現するなら「ツートンカラー」が良い
キッチンセットを別々の色にすることもでき、オリジナリティーあるおしゃれなキッチンにしたい方におすすめです。吊り戸棚など上部の色と下部の色を、濃い色と薄い色の組み合わせにすると、濃い色を使っても開放感のある空間を実現できます。
色の系統やトーンを合わせてもいいし、全く別の色にしても個性的なキッチンになります。
特におすすめは1色をホワイト系にすることです。ホワイト系はどの色とも相性が良いため、周りのインテリアともなじみやすくなります。
キッチンに置く電化製品などはツートンカラーの内の1色にするか、白黒などの無彩色にするとまとまりが良くなります。
⑤「白系の色」であれば清潔感のあるキッチンを演出できる
清潔感のあるキッチンを重視するならホワイト系がやっぱりおすすめです。ホワイト系であれば取り扱うメーカーも多く、希望する仕様に合わせて選べます。
ホワイト系はキッチンを明るく広く見せてくれ、狭いキッチンや暗いキッチンにもおすすめです。キッチンに置く電化製品や家具とも簡単にコーディネートできますので、コーディネートが苦手な方や無難にまとめたい方にもおすすめできます。
ベーシックな色なので長く使っても飽きることもありません。ただし、汚れが目立ちやすいためお掃除はこまめにしましょう。
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