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戸建て住宅のキッチンのリフォームの費用相場・流れを5ステップで紹介

戸建て住宅のキッチンもいつか、リフォームが必要になる日が来るでしょう。しかし、キッチンのリフォームをするとなると、キッチンのレイアウトや費用など、気になる点がたくさん出てきてしまいます。

今回は戸建てのキッチンのリフォームについて、リフォームの流れや費用の節約方法などと一緒に紹介します。ぜひ参考にしてください。

INDEX

  1. 戸建て住宅のキッチンのリフォームを考えるタイミング
  2. 戸建て住宅に合うキッチンの種類
  3. 戸建て住宅のキッチンのリフォーム費用相場
  4. キッチンのリフォーム費用を節約する方法
  5. 5ステップ|戸建て住宅のキッチンのリフォームの流れ
  6. キッチンのリフォームを後悔しないためのポイント
  7. 戸建て住宅のキッチンのリフォームは予算と目的を明確に
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戸建て住宅のキッチンのリフォームを考えるタイミング

一般的に、キッチンの寿命は10年~20年です。キッチンを設置してから10年以上経過していたら、積極的にリフォームを検討しましょう。ほかに挙げられるポイントは以下の2点です。

キッチンや設備に不具合が発生したとき


キッチンのリフォームを検討するのに最適なタイミングは、キッチンの設備が故障したり、不具合が生じたりしたときです。キッチン設備や部品の耐用年数を表にして紹介します。
        
キッチン設備耐用年数
食洗器・換気扇・レンジフード・水栓10年程度  
ガス給湯器10年程度 
電気温水器15年程度 
ガスコンロ・IHコンロ・ワークトップ10年~15年程度  
シンク15年~20年程度  
排水管20年~30年程度 

故障した設備だけを取り換える方法もありますが、ほとんどのメーカーは修理用部品を8年~10年しか保存していないのが事実です。製造から10年以上のキッチン本体は、部品が手に入らない可能性が高いでしょう。特に、製造から20年以上のキッチンは、リフォームする方が経済的な場合が多いと考えられます。

ライフスタイルが変わったとき


故障や不具合以外の理由で、キッチンのリフォームをしたくなることもあります。家族が増えた、子どもが成長した、定年退職したなどライフスタイルが変わったときがオススメです。キッチンは家族が多いほど大型のものが、少ないほど小型のものが使いやすくなります。

家族が増えたら、食器や大きい調理器具を収納にリフォームしましょう。定年を迎えて夫婦だけになった家庭なら、2人での調理やホームパーティに適したキッチンにするのもよい方法です。

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<h2>戸建て住宅に合うキッチンの種類</h2>

戸建て住宅に合うキッチンの種類

戸建て住宅は、マンションのように建物構造の制約がないのがよいところです。キッチンのリフォームの制約も少ないので、自分好みのキッチンを導入しやすいでしょう。ここからは、戸建て住宅に合うキッチンレイアウトを3つ紹介します。

アイランドキッチン


アイランドキッチンは、キッチン本体を部屋の中に独立させて設置するレイアウトです。対面式なので開放感のあるキッチンになります。キッチン周囲に通路があり、複数人でも調理がしやすいのもメリットです。

キッチンの本体価格や工事費用が高額になりがちなのは、サイズが大きくハイスペックな上、換気設備の工事が特殊なためでしょう。水はねや油はね・キッチンが丸見えになる問題は、目隠しを設置すれば解決できます。換気扇は匂いや煙のこもり安さを考慮して、高性能なレンジフードを選ぶのがオススメです。

ペニンシュラキッチン


ペニンシュラキッチンは対面式キッチンの一つで、キッチン本体の左右どちらかが壁に接しているレイアウトです。リビングやダイニングにいる家族を見守りながら調理ができます。狭いキッチンスペースにも設置できる上、カウンターを付けるなどのカスタマイズが可能なのもメリットです。

開放感と動きやすさはアイランドキッチンより劣りますが、キッチンレイアウトとしては非常にバランスが取れています。目隠しが欲しい場合はキッチン前面の壁を高くし、油はねを防ぎたい場合はコンロの前に壁や目隠しを設置しましょう。

I型キッチン


I型キッチンは、シンク・作業スペース・コンロが一列に並んだレイアウトです。キッチン前面を壁付けにして設置します。狭いスペースでも設置できるので、日本の住宅ではよく選ばれているレイアウトです。

メリットとしては、キッチン本体の価格が低め・油はねや水はねが気にならない・調理作業に集中するなどが挙げられます。デメリットは家族の見守りをしながら調理できない・調理スペースが狭いものが多い・開放感が少ないなどです。

戸建て住宅のキッチンのリフォーム費用相場

キッチンをリフォームするには、キッチン本体のほか工事費用も必要です。この記事では、戸建て住宅でキッチンのリフォームをする場合に係る費用相場について解説するので参考にしてください。

キッチン本体費用


キッチンのリフォームでキッチン本体に必要な費用は、部分リフォームかキッチンすべての取り換えかによって大きく変わります。食洗器・ビルドインコンロ・レンジフードの交換なら部品価格は10万円~25万円です。キッチン本体がまだ新しい場合は部分リフォームを検討しましょう。

キッチン本体の価格は、キッチンレイアウト・サイズ・搭載機能の数によって大きく変わります。I型キッチンのなら40万円~250万円になります。アイランドキッチンなど対面式で大型のものは250万円以上する場合もあります。

工事費用


戸建て住宅のキッチンのリフォームに係る工事費用は、50万円~150万円が相場です。内訳には仮設工事・解体工事・電気や水道管の工事・新しいキッチンの組み立てと設置工事のほか、図面作成・役所への手続き・現場監督など諸経費も含まれます。

仮設工事は、部屋を傷から守る養生や工事終了後の掃除です。解体費用には解体した古いキッチンの廃棄費用も含まれます。電気や水道管の工事はキッチンの設置場所を変えたり、他用途で使っていた部屋にキッチンを設置する場合に必要です。

戸建て住宅の場合、配管の設置に融通をつけやすいのですが、今までと違う階にキッチンを移す場合は、工事費用の総額が200万円~250万円になるケースもあるでしょう。

設置費用はキッチンレイアウトによっても変わります。サイズの大きいアイランドキッチンを導入する場合は、工事をするスペースが広いのでどうしても高額になりがちです。I型キッチンのようにコンパクトで機能も最低限のキッチンへのリフォームなら、工事費用が20万円程度でできる場合もあります。

キッチンのリフォーム費用を節約する方法

キッチンのリフォームの費用を抑えるには、キッチン本体を安いものにする・オプション品を最低限にするなどさまざまな方法があります。国や自治体が実施している補助金を申請するのもよい方法です。

キッチン本体価格を安く済ませる


キッチン本体の購入費用を抑えるには、サイズがコンパクトで高価な素材を使っていないものを選ぶようにしましょう。食洗器などオプション品は最小限にしてください。キッチンに必ず付けたい機能、無くても困らない機能を事前に整理するのが大切です。

キッチン本体を選ぶときは、ワークトップと扉の素材に注目しましょう。キッチンパーツでも面積が広い部分なので、高級な素材が使われていると高額になりがちです。

補助金を活用する


キッチンのリフォームは戸建て・マンションにかかわらず、国や自治体の補助金制度を利用できます。国の補助金制度は、子育て世代向けのこどもエコすまい支援事業・介護保険制度・キッチン以外のリフォームにも適用される長期優良住宅化リフォーム推進事業の3つです。自治体の補助金制度は自治体ごとに異なるので、調べてみてください。

キッチンのリフォームの工事費用を抑える方法には、補助金の活用以外にもあります。複数の業者から見積もりを取って安いところに発注する・キッチンの場所を変えない・リフォームローンを利用するなどがあるので、検討してみましょう。また、補助制度を利用できるリフォームをすると、所得税や固定資産税を減税してもらえる場合があります。

<h2>5ステップ|戸建て住宅のキッチンのリフォームの流れ</h2>

5ステップ|戸建て住宅のキッチンのリフォームの流れ

戸建て住宅のキッチンのリフォームは、流れを5段階に分けられます。工事が終わってから後悔しないよう、段階ごとに注意するべきポイントを解説するので、参考にしてください。

ステップ①リフォームの目的や予算をまとめる


キッチンをリフォームすると決めたら、始めにリフォームの目的を明確にしましょう。今使っているキッチンの不満点・新しいキッチンに欲しい機能について、家族全員で話し合ってください。改善したいところをリストアップして整理すると、理想のキッチンを見つけやすくなるでしょう。

新しいキッチンのイメージを固めるときには、リフォームの予算も決めておいてください。計画の段階で予算を決めておかないと、不必要な機能を付けてしまったり、高価なキッチンを選んでしまったりする可能性が高くなります。

ステップ②業者を探す


新しいキッチンのイメージや予算が固まったら、続いてリフォーム業者を探します。Webサイトやカタログで、自分のイメージや予算に合う業者をいくつかピックアップしてください。リフォーム業者は内装のレイアウトが得意なところ、インテリアを豊富にそろえているところなど、得意分野が異なります。

業者を絞り込めたら、見積もりを取ってリフォーム費用を比較しましょう。顧客の話をよく聞いてくれて、最も安い費用でリフォームしてくれる業者がオススメです。悪質な業者に引っかからないようにするには、業者が住宅リフォーム事業者団体など、国や地域の協会に加入しているかを確認してください。

ステップ③現場調査・打ち合わせ・契約をする


リフォーム業者が決まったら、次はリフォーム業者による現場調査・打ち合わせです。現場調査はリフォーム業者の職員が自宅を訪れ、キッチンやキッチンスペースの寸法や構造・天井裏やブレーカーなどの確認を行います。希望通りのリフォームが可能かを確認する大切な調査なので、収納物や調理家電などは普段と同じ状態にしておいてください。

現場貯砂が終わったら、具体的な打ち合わせが始まります。スムーズに話を進めるために、依頼者は調理家電や家具のサイズや量・キッチンスペースの広さ・天井の状態などを事前に把握しておきましょう。写真を撮っておくのもよい方法です。

ステップ④工事が始まる


リフォーム業者との打ち合わせや予算の確認が終わって契約を結んだら、いよいよ工事の始まりです。リフォーム工事は仮設工事・キッチン解体・電気や水道の設備工事・キッチンの取り付け・内装工事・引き渡しの順で進みます。

工事中はキッチンを使えませんので、生活や食事については事前に対策を練っておきましょう。騒音が出るので、場合によっては近隣の方にお知らせをするようにしてください。

工事期間は最短で2日、最長で10日程度です。工事開始日は業者の休業日を挟まずに、工事できる日を選びましょう。土日が休みの業者なら、月曜日を開始日にするのがおすすめです。リフォーム工事は、工事をする箇所が多いほど工事期間が長くなり、費用も高くなります。追加で工事が必要になった場合は再度、業者と依頼書を取り交わすとトラブルを防げるでしょう。

ステップ⑤リフォームが完成する


新しいキッチンが完成したら、業者から依頼主に引き渡しです。引き渡しの日には業者の担当者と一緒に、キッチンに不具合がないか、工事の不備ないかを確認しましょう。取扱説明書などを見ながら、新しいキッチンの使い方も教わっておいてください。

もし、工事内容に不備があった場合は、不備があった部分の工事を依頼する必要があります。いつ工事を行うかを担当者と話し合い、日程と工事内容が決まったら書面をかわしましょう。

キッチンのリフォームを後悔しないためのポイント

キッチンのリフォームを終えてから後悔しないようにするには、事前の計画やキッチン選びが大切です。戸建て住宅のキッチンのリフォームで、必ず守りたいポイントを3点取り上げて解説します。

ワークトライアングルを意識した動線にする


キッチンは動きやすさも重要な要素です。コンロ・シンク・冷蔵庫の3点を結ぶ動線がワークトライアングルを描くように設計しましょう。ワークトライアングルは三角形に近いほど快適に動けます。3辺の合計は510cm程度が適切です。

新しいキッチンの設計をする際には、キッチンと背面収納の距離もよく考えてみましょう。一般的に90cm~120cmの距離にするのが最も使いやすいとされています。

キッチンは適切なサイズにする


リフォームして使い勝手のよいキッチンにするには、適切なサイズのキッチン本体を選びましょう。キッチンスペースに収まるサイズであるのはもちろん、実際に使う方の体格に合ったものであるのも大切です。

自分の体格に合うキッチンの高さは、身長÷2+5cmで計算できます。キッチンの間口は、移動に体力を要しないよう、あまり広すぎないものを選んでください。

ショールームでキッチンを確認する


キッチン本体やLDK空間のイメージがまとまらない場合は、ショールームに出かけましょう。ショールームでは、実物のキッチンを見たり触れたりしながら、実際に使うときの動きを体験できます。キッチンの高さ・オプション品・色も確認できるので、非常にオススメです。

ショールームに出かけるときには、自宅の間取り図や写真・キッチンスペースの寸法・メジャーを持参してください。アドバイザーと相談しながら決める場合も、スムーズに話が進むでしょう。

戸建て住宅のキッチンのリフォームは予算と目的を明確に

戸建て住宅のキッチンのリフォームはマンションより自由度が高く、好みのキッチンを作りやすいのがよいところです。設置してから後悔しないためには、計画の段階でリフォームの目的と予算を明確にし、我が家のニーズに合っていて安心できるリフォーム業者を選びましょう。

キッチンのリフォームで悩んだら、ショールームに足を運ぶのがおすすめです。ショールームではキッチン本体だけでなく、LDK空間全体のレイアウトやインテリアについても相談に乗ってもらえます。快適でおしゃれなキッチンを作るのに、積極的に訪問してみてください。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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