キッチンをおしゃれにしたい｜賃貸でもできるリフォームとは？

「毎日立つキッチンをおしゃれなキッチンにリフォームをしたい」と考える方も多いでしょう。おしゃれなキッチンにするためのアイデアが知りたい方や、賃貸でもリフォームが可能なのかといった疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。事例も紹介しているので、よりおしゃれなキッチンをイメージをしやすくなることでしょう。

毎日使うキッチンがおしゃれな空間になると気分も上がるでしょう。でも、どうすればおしゃれになるかわからない方も多いはずです。

おしゃれなキッチンのイメージは人それぞれですが、いくつかの要素を組み合わせることで、おしゃれなキッチンは実現します。ここではキッチンをおしゃれにするための5つのポイントをご紹介します。

おしゃれで手入れが楽な素材を選ぶ

キッチンのイメージを左右する、収納扉やワークトップ（天板）、シンク（流し台）はおしゃれで手入れが楽な素材を選ぶのがおすすめです。

特にキッチン扉はキッチンのイメージを大きく左右します。ハイプレッシャーラミネート（HPL）は熱や水、汚れなどに強く、キッチン環境に最適です。高圧で熱を加えることで硬化する、特殊な樹脂含浸素材です。水や火、汚れなどに強く、耐久性に優れているだけでなく高いデザイン性も併せ持っています。
その他ステンレスや天然石、ラミネートがあります。
ワークトップやシンクは、こまめに掃除をしないとすぐに汚れてしまう部分でもあります。
汚れが付きにくく、手入れが楽なステンレスが人気です。

リビング・ダイニングとの雰囲気と合わせる

キッチンをおしゃれにするためにはリビングやダイニングとの雰囲気を合わせ、統一感を出すようにします。

キッチンの壁は無地の白を基調とするか、同系色でまとめるとおしゃれです。アクセントとしてキッチンの一部にタイルなどを使うのも人気があります。

また、キッチンと隣接するリビングやダイニングとの床材を統一することで、統一感のある広々とした空間を作ることができます。

リビングやダイニングと違うテイストのキッチンにしてしまうと、キッチンだけが浮いた印象に見えることがあります。対策として、ナチュラルテイストのリビングやダイニングであれば、収納扉も木目調にすることで統一感を演出できます。

カウンターをつけるとおしゃれな雰囲気に

キッチンにカウンターを付けると、カフェやバーのようなおしゃれな雰囲気の空間が実現します。また、カウンターを付けて対面型のキッチンにすることで、コミュニケーションをとりながらキッチンに立つことができ、家族とのコミュニケーションがはかれます。

カウンターは見た目のおしゃれさだけでなく、機能性もあるため人気があります。オープンなキッチンは手元が丸見えになってしまうため、手元を隠すために立ち上がりカウンターなどを設置することもあります。

また、普段の食事はダイニングでゆっくりと、朝食をさっと食べたいときや、夜のバータイムを楽しみたいときはカウンターを使用するなど、使い分けをするのもおすすめのポイントです。

十分な収納力のあるキッチンにする

キッチンにキッチングッズが多く出ていると、どうしても生活感が出てしまいます。おしゃれなキッチンにするには、十分な収納を備え、キッチンに出ている物が少なくなるようにすることもポイントです。

見せる収納にするか、隠す収納にするか、キッチンにあるものをそれぞれ、どのように収納するかを検討します。

たとえば、おしゃれなごみ箱なのであえて見せる場合もあれば、ごみ箱は見せたくないという場合もあるでしょう。ごみ箱を見せたくない場合には、ごみ箱が収納できる棚を設置して隠すこともできます。

最近は手頃な価格で便利な収納グッズも販売されているので、すでにある収納も空間に無駄のないようにすることで、収納力をアップできます。

照明までこだわる

照明にこだわることで、キッチンのおしゃれ度はグッと上がります。

照明には、天井からチェーンで吊り下げるペンダントライトや天井に埋め込むダウンライト、ライティングレールなどがあります。ライティングレールは照明器具を簡単に取り付けられるバーで、見た目がおしゃれなことから人気のある照明です。スポットライトやペンダントライトを吊り下げるなど色々な楽しみ方ができるので、季節によって変える楽しみ方もできるでしょう。

また、電球の色によっても雰囲気が変わります。キッチンでは光の色に温かみのあるオレンジ色の電球にすると、料理を美味しそうにみせてくれる効果があるため、電球の色にもこだわってみましょう。

照明までこだわることで、キッチンをレストランやカフェのようなおしゃれ空間に変えられるのが魅力です。

おしゃれなキッチンにリフォームしたい方は、まずどんなイメージにしたいのかを決めることから始めましょう。おしゃれなキッチンのアイデアが詰まった事例を参考に、レイアウトやテイストを絞り込んでみてください。実際にショールームに足を運んで、キッチンを見てみるのもおすすめです。

事例1：木目調の扉で部屋の雰囲気とマッチしたキッチン

カウンター付きの奥行きのあるアイランドキッチンに、壁面にはミラー扉の収納と腰高のカウンター収納をレイアウト。キッチンの扉には天然木さながらの節目や凹凸をリアルに表現した木目調の素材を選択し、部屋の雰囲気にマッチしています。

キッチンのワークトップの素材や床のタイルがクールなイメージですが、リビングからキッチンまでつながる木の天井が、LDKの統一感を出してるのがポイントです。

鳥取県 K様邸

事例2：ダイニングテーブルとひとつなぎの開放感のあるキッチン

ダイニングテーブルとひとつなぎのオープンキッチンは、リビング全体を見渡せる開放感があります。また、天井や壁、階段の手すり、収納扉を白色に、床はフローリングで統一され、すっきりとした印象です。

天井まである大きな収納と腰高のカウンター収納で、余計なものは見せない中にも、あえて黒のキッチン家電をインテリアの一部のように見せるのがポイント。さらにキッチンのカラーとテーブルや椅子、キッチン家電の黒が引き締めカラーとなっています。

新潟県 I様邸

事例3：アンティーク調の家具とマッチした高級感のあるキッチン

輝きのあるキルト調のキッチンと大胆な唐草柄のタイルの壁面、ヴェネツィアンガラスのモザイクタイルの床が、アンティーク調の家具とマッチし、高級感を演出しています。

キッチンの照明は、クロームメッキパイプにさまざまな形のクリスタルガラスがあしらわれたシャンデリアで、高級感と華やかさがあります。キッチンでありながら、おしゃれな空間として凛とたたずむ上級者向けのデザインといえるでしょう。

愛媛県 K様邸

事例4：変則的なレイアウトで存在感のあるキッチン

独立したキッチンとリビングをつなぐようにV型にレイアウトされた変則的で存在感のあるキッチンです。全体を見渡すことのできるキッチンでは、複数人でキッチンを囲んで料理や配膳を楽しんだり、コミュニケーションをとることができます。

壁の一面に個性的な柄を用いることで、メタルスモークのキッチン扉との調和がとれ、個性ある空間を作り出しています。照明にはキッチンや壁とマッチする、クラシックな装いを感じさせるボリュームのあるライトを採用しているのがおしゃれです。

北海道 M様邸

事例5：コンパクトで無駄のない機能的なキッチン

調理台とシンクを一体化させたコンパクトなキッチンです。無駄のない機能的なキッチンで、限りある空間にアイランド型キッチンの配置を実現させました。動線を少なくすることで、作業効率もアップします。

リフォームで取り入れたキッチンの扉の素材と色に合わせて、柱を黒く塗り、無垢材やレンガを取り入れたインテリアともマッチしているのが特徴のおしゃれなキッチンです。

東京都 F様邸

賃貸の場合、管理会社や大家さんとの契約があるので、リフォームをすることができないのではと考えたり、いろいろな疑問を持たれる方も多いと思います。

ここでは、賃貸でのキッチンのリフォームについてよくある質問をご紹介します。賃貸でのキッチンのリフォームを検討されている方はぜひ参考にしてください。

賃貸でもキッチンをリフォームすることはできる？

賃貸物件は自分の所有ではないため、リフォームができないのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、条件をクリアすればリフォームをすることは可能です。まずは契約規約を確認し、リフォームが可能であれば管理会社や大家さんに、キッチンのリフォームがどの範囲まで可能なのかを確認しましょう。

キッチンのリフォームと言ってもさまざまな種類があります。一部分のみの設備の交換や、キッチン設備の入れ替え、レイアウトの変更、排水管の交換などがあげられます。事前のシミュレーションどおりにおしゃれで使い勝手の良いキッチンになるか、ショールームで確認してみるのがおすすめです。

リフォームの流れは？

スムーズなリフォームをするためには、順序立てて進めるのが効率的です。

まず、どのようなキッチンにしたいかを具体的に考えるところから始めましょう。その後、管理規約を確認し、どの範囲までのリフォームが可能なのかを確認したうえで、キッチンのリフォームのプランを決定します。

リフォームしたい箇所を得意とするリフォーム会社を探し、複数の会社から見積を提示してもらいましょう。予算や希望するリフォームのプランを検討し、条件が合致した会社に依頼をします。

契約が成立したら、リフォームの着手となるので、リフォーム期間中キッチンが使えない場合の対処法も事前に考えておく必要があります。

賃貸でリフォームを行う時に注意すべきことは？

賃貸でリフォームを行う場合、管理会社や大家さんへの申請を行います。いろいろな誓約があるため管理規約を確認し、制限の中で可能な範囲を確認して工夫しましょう。

たとえば、床のリフォームをする場合、階下への遮音や防音を考えて素材を選ぶ必要があります。使用許可を事前に確認するようにしましょう。

また、床下の配管の配置により、レイアウトを大きく変えられない場合もあるので周囲が必要です。リフォーム会社に現地調査をしてもらい、リフォームがどの程度までできるのかを確認をします。マンションであればマンションのリフォームに強い会社を選択することで、色々なアイデアを教えてもらうこともできます。

退去時には元に戻さないといけない？

原則、借主は賃貸借契約において契約終了時に「現状回復義務」を負っています。入居中に管理会社や大家さんに許可を得てリフォームをしたとしても、退去時にはもとに戻さないといけません。

現状回復とは、借りたときの状態に戻すことをいい、借主があとから取り付けた設備などは、外して元の設備に戻す必要があるのです。
リフォームをする際は、賃貸借契約書を管理会社や大家さんと見直し、現状回復について双方で同意をしたうえで行いましょう。

近年、事前に同意を得たうえで、借主判断でリフォームすることが可能とされる「DIY賃貸」というものがあります。DIY賃貸は原状回復を行わないで良いとされることが多いため、リフォームを前提に賃貸を探している方に人気があります。

賃貸でも賃貸借契約書で確認をし、管理会社や大家さんに許可を得ることで、おしゃれなキッチンのリフォームはできます。退去時にトラブルを招かないためにも、事前の確認をすることは必須です。

毎日何度も立つキッチンをおしゃれで使い勝手の良いキッチンにリフォームすれば、キッチンに立つ時間がより楽しい時間となるでしょう。

実際にショールームに足を運び、リフォームで取り入れられる設備について相談をしてみましょう。ショールームで実際に見ることで、イメージもしやすくサイズ感などの確認もできます。

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