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オーナーズボイスVol.18 沖縄県 矢澤様邸

ウェルビーイングを育む、眺望絶佳のアイランドキッチン

窓の外から見えるのは雄大な遠浅の海と、その海と溶け合うように広がる大きな空だけ。
ここは沖縄本島に建つ矢澤様ご一家の住まい。
自分らしい住まいをデザインすることは、生き方をポジティブに変えることにつながると話す矢澤様に住まいづくりの視点をうかがいました。

ウェルビーイングを育む、眺望絶佳のアイランドキッチン

海と空と緑に抱かれた唯一無二の家を目指して


透明度の高い遠浅の海と豊かな緑に抱かれるように建つ、コンクリート打ち放しのモダンハウス。
それが1年前から矢澤様ご一家が暮らす沖縄の住まいです。
「目の前がブルー、後ろがグリーンという自然のコントラストに惹かれて10年程前、沖縄に移住してきました。
最初に住んだのは今よりもっと南のエリアでしたが、そのとき家を建ててくれた設計士のデザインがよかったので、今回も同じ方にお願いしました」と矢澤様。
前回の家づくりと違うのは、設計士と交流を重ねつつ、プロフェッショナルの発想に大部分を委ねたこと。
「僕がデザインについてあれこれ注文を出すとプロのイメージするものが形にならないと思ったので “沖縄にないような、これまでつくったことがないような建物にしてください”という非常にざっくりとしたリクエストのみに留めました」

そして完成したのが、建物の前方にインフィニティプールを備えた、海外の高級リゾートホテルのような住まいです。
大海原が見渡せる東側に天井高5mの大空間LDKを配置し、大きな窓からはプール越しにコバルトブルーの海を眺めることができます。

すべての始まりは、SNSで見た「集(つどい)ソファ」から


住まいの中心であるLDKの中でも、調理器具や収納を備えたキッチンは存在感のある場所。
ゆえに家づくりではデザインや見せ方にこだわりたいと思っていたと矢澤様は話します。
「ただ、キッチンはその役割上、どうしても機能性が優先されてデザイン性は二の次、という印象が自分の中にありました。
それでよいとは思っていませんでしたが、デザイン性に惹かれるキッチンに出会ったことがなかったので、諦めていたというのが事実。
そんな意識を変化させ、希望を持たせてくれたのが、トーヨーキッチンスタイルの製品でした」

トーヨーキッチンスタイルとの出会いは、あるときSNSに上がってきた「集(つどい)ソファ」の画像だったといいます。
「雰囲気のあるソファだし、部屋の広さに応じて組み合わせができるのもいいなと。
そこから僕の中に『集ソファ』への憧れのようなものが生まれて、実物を見るために当時オープンしたばかりだった沖縄のショールーム(トーヨーキッチンスタイルショップ沖縄)に行きました。
そこでキッチン『iNO』に出会ったのです」

「本物の石を使った扉に、大きなシンクの中まで天板と同じデザインを施したキッチンは、これまでのキッチンの概念を大きく変えるに十分。
特に『iNO』のストーンナチュラルは、レトロ感もありつつモダンでもあり、見ていて飽きません。
当時、すでに別メーカーでキッチンを決めていたのですが、それをキャンセルして『iNO』を選びました」

その後、東京ショールームにも足を伸ばし、キッチンと合わせて照明やダイニングセット、さらには屋外用チェアなどを購入。
キッチンを中心に、個性あふれるインテリアを完成させていきました。

つくる、食べるが叶うキッチンは“花丸100点”


「自然の中に身を置くと感覚や認識が変わるように、心地よいと感じる空間にいると受け取る情報の質が高まり、よい発想がわいてきます。
その意味で、家はとても重要。
自分らしい家で暮らすことはクリエイティビティや人間関係に大きな影響を与えるものだと思います」と矢澤様。

こだわりの住まいの中でもキッチンは、矢澤様をはじめ、ご一家全員のお気に入りの空間。
「点数をつけるとすると間違いなく“花丸100点”。
ワークトップの高さが調整できたおかげで、カウンタースペースに配置したカルテルの『エーアイスツール』が狙ったようにぴったり収まります。
その感じがすごくよくて、子どもたちも気に入って毎朝カウンターで朝食をとり、学校から帰ってきても妻がキッチンで料理をつくっていると、子どもらもカウンターのところに座って宿題をしています。
そんな様子を見ていると、愛着形成という面でもよい効果があるなと感じますね」

また、奥様も「以前の家では、危ないので子どもたちにはキッチンに入って欲しくないと思っていましたが、今はカウンターやスツールがあるので、そこでご飯を食べたり、どうやってお料理ができるのかを眺めていたり。
キッチンが親子の共有スペースになったのは、すごくよかったと思います」と話します。

キッチンから続くダイニングスペースには、矢澤様が東京ショールームで見て「0.1秒で購入を決めた」というイペルボーレテーブルと同チェア(ともに限定品)を配置。
天然木を贅沢に使用したダイニングセットが、天然石のキッチンと見事に調和しています。

朝起きてキッチンに立つのが楽しみに


最後に、リビングについて。
海を一望する大きな窓の近くには、矢澤様が最初に心惹かれたベルベットブラックの「集ソファ」をゆったりと配置。
格子状にデザインされたコンクリートの天井とソファのリズミカルなステッチが不思議に調和して、広い空間をより立体的に見せています。
「部屋の中に、いわゆる二人掛けソファが並んでいるだけでは面白みがありません。
その点、このソファは一人掛けタイプやカウチタイプ、オットマンなど様々な形状があり、それらをどう組み合わせるかで空間の雰囲気がガラッと変わるのが魅力。
子どもたちもそれを楽しんで、時々帰宅するとソファの位置が変わっていたりします(笑)」

そう話す矢澤様はこのソファに座り、潮の満ち引きやその日の天候などを眺める時間が好きだといいます。
「太陽の位置や海の表情で部屋のエネルギーが変わり、自分自身のエネルギーも変わります。
自然とともにある暮らしは、まさにウェルビーイングだと実感しますね」

そして奥様も「私はこの家で暮らし始めて、朝起きるのが楽しみになりました。
毎朝一番にキッチンに立つと、窓の向こうにその日の海と空が見えて、太陽の位置によって時間がわかったりします。
きれいな景色を見ながらお料理ができて幸せだなあって思います」

自然を体感できるウェルビーイングな暮らしが、ご一家の幸せな未来を育みます。

[採用アイテム]
キッチン
iNO
サイズ:W364/D105cm
扉:ストーンナチュラル
シンク: 3Dシンク
取手:フラットバー
ワークトップ:エンブレムトップ アイス
レンジフード: UFO(W90cm)
冷蔵庫:mabe MSMS2LGSS

インテリア
ソファ:集(つどい)セット、集(つどい)1SA(ベルベットブラック)
スツール:エーアイスツール65(Kartell)
屋外ソファ:ハイレイソファ(Kartell)
屋外チェア:ハイレイアームチェア(Kartell)
屋外サイドテーブル:ティーテーブル(Kartell)
屋外サイドテーブル:ハイレイコーヒーテーブル(Kartell)
照明:フロックオブライト21(moooi)
ローテーブル:パドマテーブル90・120*
テーブル:イペルボーレテーブル*
チェア:イペルボーレSチェア*

*限定品のため、現在販売終了

[プロフィール]
「自分の人生に満足しているからこそ、その先の人生を展望できる。そのための拠点となるのが住まい」だと話す矢澤様。沖縄の新居でお料理上手な奥様と9歳の長女・3歳の次女との4人暮らし。

(photo:Yuji Umakoshi / movie:Yoshiaki Ida(Alien design & photography)/ design and construction:紀建設(スタジオビスポーク))

(text:Shihoko Tomibe)

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