「大きなソファも置きたい。アイランドキッチンにも憧れる。だけど、間取りの広さには限界がある──」
そんな悩みを抱えるのは、都市部に住む方だけではありません。
家づくりの現場では今、省スペース化が急速に進んでいます。土地価格や建築費の高騰、性能基準の上昇...。一昔前のように“広い家=理想”という価値観は、確実に変わりつつあります。
その一方で、私たちのライフスタイルも変わりました。
在宅時間の増加、食への関心の高まり、そして何より、デジタル化の時代だからこそ、家族が自然に集まりたくなる空間の必要性。
こうした変化に応えるように、トーヨーキッチンスタイルが提案するのが、「ゼロ動線空間」という新しいLDKのかたちです。
『調理も、食事も、くつろぎも、ひとつの場所に。』
移動を減らし、動線をゼロにすることで、日常に余白と心地よさが生まれます。
INDEX
「広さが豊かさ」だった時代は、終わりつつあります。
前述の通り、最近では、広さよりも“いかに心地よく暮らせるか”を優先する住まいの選び方が、全国的に広がってきました。
例えば、かつては憧れの対象だった広いリビング。
けれど実際には、掃除やメンテナンスが大変だったり、家族が別々の場所で過ごしてしまい、空間がもてあまされてしまうことも少なくありません。
「広い家=ステータス」だったのは、少し前。
今は“ちょうどいい”広さを、どう使いこなすかが問われる時代です。
限られた面積の中で、調理、食事、くつろぎのすべてを快適に実現するには、空間を分けるのではなく、ひとつに集約して無駄なく活用するという発想が求められます。
間取りの設計だけでなく、家具やキッチンにどれだけ機能性があるかが、暮らしの質を大きく左右するのです。
「家は広いほど快適」ではなくなった今、必要なのは、“広さに頼らずに満足できる住まい”をどうつくるか。
現代の住空間には、そんな“間取りの賢さ”が求められています。
家の中をあちこち移動しなくても、調理も、食事も、くつろぎも、すべてがスムーズにつながっていく。ゼロ動線空間が提案するのは、そんな“快適に楽しく過ごせる暮らし”です。
その中心となるのが、トーヨーキッチンスタイルの『ゼロ動線プラス』。
調理から収納、後片付けまでキッチンにおける動線をゼロにする新発想です。
さらにそのすぐ隣に設けられた『集ダイニング』が、食事とくつろぎの場を兼ね、日常の行為が分断されることなく、自然につながっていきます。
ゼロ動線キッチンに装備された「パラレロシンク」は、ダイニング側からもアクセス可能な両面仕様。さらに、ダイニングで使う小皿やグラスをダイニング側の引き出しに収納することで、配膳や片づけのたびに収納とダイニングを行き来する必要がなくなります。最短の動線で、驚くほど快適な日常が実現します。
たとえば、料理が仕上がったら、そのまま集ダイニングへ。カトラリーやグラスはすでに手元の引き出しに揃っていて、わざわざキッチンをまわり込まずに配膳が完了します。食後も、使い終えた食器をダイニング側から直接シンクへ運ぶことができ、片づけまでスムーズに完了。
無駄な往復がなくなることで、自然と家族との会話も途切れません。
空間を区切らず、動線を減らすことで、人と人の距離も近づいていく——それが、ゼロ動線空間のもうひとつの大きな価値です。
デジタル化が進み、同じ家にいながらも“すれ違う家族”が増えている今、動かずに暮らせる空間は、ただの機能的な発明ではなく、家族のコミュニケーションを取り戻すための装置とも言えるかもしれません。
最小限の動きで、最大限に満たされる。
“動かない”という選択が、これほど豊かだと感じられる時代は、かつてなかったのです。
食事を終えたあとも、そのまま同じ場所で映画を観たり、家族と語らったり——。
そんな“動かずに過ごす”時間の快適さを叶えるのが、ゼロ動線空間の中核を担う「集ダイニング」です。
この空間を構成するのが、長時間座っても疲れにくい「集ソファ」。
しっかりとした硬さのあるクッション性に加え、タフティング構造により、座る位置による硬さのムラを最小限に。ひとりでも、家族やゲストとでも、どんな座り方にも柔軟に応えてくれます。ソファでありながら、食事や作業のための“座る姿勢”をサポートするための工夫が、ディテールに宿っています。
新たに加わった「50×50cm」のクッションも、集ダイニングの過ごしやすさをさらに高めるキーアイテムです。厚みと弾力のあるこのクッションは、背中をしっかりと支えることで姿勢を整え、食事や作業時の姿勢維持に最適。くつろぎの時間には肘置きとして使うこともでき、身体に寄り添う自由な使い方ができます。
そして、今回の新製品の中心となる「集ダイニングテーブル」は、集ソファにぴったり合うことを追求した専用設計。計5種類のパーツを組み合わせることで、間取りや使い方に応じて、最適な形へと柔軟に変化します。
集ダイニングテーブルラインアップはこちら→
中でも特にこだわったのが、その高さ。一般的なダイニングセットとは異なり、食事だけでなくくつろぎの時間も想定した結果、テーブルとソファの座面高の差尺は「20cm」が最も自然なバランスであるという結論に至りました。高さを抑えることで、空間に圧迫感を与えず、目線も遮らない。家族や友人と視線を交わしながら会話を楽しんだり、テレビや映画を観ながらゆったりと過ごすひとときを邪魔しません。
さらにこの空間に映えるのが、新しい発想のアイランドテレビボード「TVイゾラ」。
背面まで同デザインで仕上げており、壁から離して配置することができるため、空間を分けすぎず、視線を妨げず、リビングの中心として機能します。家具でありながら、暮らしの背景となる——そんな存在感が、ゼロ動線空間の完成度をさらに高めてくれます。
食べる、くつろぐ、そして何もしない時間さえも。
すべてが、ひとつの場所で自然につながる心地よさ。
それが、「集ダイニング」のある暮らしの本質です。
限られた面積の中で、いかに広く、快適に暮らせるか。
その問いに、真正面から向き合い続けてきたのが、トーヨーキッチンスタイルです。
本格的なアイランドキッチンを、日本の住宅文化に初めて導入し、キッチンを“住宅設備”から“家族が集まる中心”へと再定義してきたトーヨーキッチンスタイル。
その歩みの中で育まれてきたのが、「ゼロ動線」という発想です。
キッチン、ダイニング、リビングという空間の境界を取り払い、調理・食事・くつろぎをひとつにつなげる。
それは単なる間取りのアイデアではなく、空間設計と家具設計の両面から追求された、新しいLDKの思想。
ゼロ動線キッチン、集ダイニング、TVイゾラ——それぞれのパーツが有機的に連動し、住まい全体の“動き”を整えることで、コンパクトな空間にかつてないほどの「ゆとり」をもたらします。
たとえば、調理から盛り付けまでゼロ動線で完結する「パラレロシンク」、食事からくつろぎまで兼ねて自然と人が集まる「集(つどい)ソファ」や「集ダイニングテーブル」。
それぞれが“場所の役割”をしなやかに越境しながら、限られた空間を重層的に使いこなす。
そうして初めて、「広さ」ではなく「質」で勝負する暮らしが、現実のものとなるのです。
トーヨーキッチンスタイルだからこそ生み出すことができた、ゼロ動線空間。
それは、住宅の在り方を更新するだけでなく、私たちの暮らし方そのものに、新しい価値観を提示してくれます。
暮らしは、時代とともに緩やかに、でも確実に変化しています。
在宅時間が増え、家族との時間の過ごし方が見直され、これまで当たり前だと思っていた住まいのかたちに、今、再び問いが投げかけられています。
その変化に応えるのが、「ゼロ動線空間」という選択です。
調理も、食事も、くつろぎも、ひとつの場所に。
動線を最小限に抑え、空間をつなぎ、家族の距離を縮める——それは単なる間取りの工夫ではなく、ライフスタイルそのものへのアプローチです。
単なる効率や利便性を追求するのではなく、暮らしそのものを、もっと豊かに、もっと楽しく。
トーヨーキッチンスタイルが掲げる理念「住むをエンターテインメント」は、まさにこのゼロ動線空間に体現されています。
間取りや家具の配置ひとつひとつに、日常を心から楽しむためのしかけが詰まっているのです。
「部屋を増やす」「機能を詰め込む」といった従来の住まいづくりを見直し、“どう住むか”という視点で空間を再設計すること。
それが、私たちの暮らしをもっと自由に、もっと自分らしくしてくれるはずです。
間取りを変えることは、暮らしのリズムを変えること。
そしてそれは、人生の質そのものを、静かに、でも力強く動かしていく——
ゼロ動線空間は、その第一歩をともに踏み出すための、確かな答えです。
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