ステンレスとこれほど長く向き合ってきたキッチンメーカーがほかにあるだろうか?
創業から90年が経った今でも、夏場は40度以上にもなる過酷な現場の中で、職人たちはステンレスを叩き、磨き、高難度のキッチンをつくりあげる。
職人歴47年の最高マイスター、井上は言う。
「とにかく手でつくる工程が多いからね。鈑金から溶接、研磨まですべてね。パラレロなんてこんなに複雑な形状だから、機械化なんてまずできない。ぜんぶ手作業ですよ。時間もかかるし、技術がないと仕上げもあまくなる。これはマネできないよね。」
素人にはわからない微妙な歪みやコンマ数ミリのズレも、熟練の目と手の感覚だけで機械よりも正確に仕上げていく。
季節によって工場内の温度差は40度以上にもなるため、金や鉄鋼よりも膨張率の高いステンレスは特に扱いが難しいと言う。
「冬場は道具も素材も固くなるし、打つのも疲れる。大手のようにプレスでつくったら楽なんだろうけどね、ステンレスキッチンならではの色気はまったくでないよね。」
一貫してステンレスの職人技を磨いてきたからこそ、今のトーヨーキッチンスタイルがある。
このこだわりがあらたな価値を生み、独創的なデザインにも挑戦できる。
ブレないモノづくりの企業精神が根底に流れているから、世界でも唯一無二のキッチンメーカーと称されるのだろう。
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