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キッチンのタイルの選び方・張り替え方法を徹底解説

「キッチンの雰囲気を変えておしゃれにしたい」と思ったら、タイルを使ってみるのはいかがでしょうか。
最近は、形状や色、表面の風合いなどさまざまな種類のタイルが手に入るため、お気に入りのカラーやテイストに仕上げたいという方に人気です。今回は、キッチンにタイルを使うことのメリットやデメリットをはじめ、失敗しない選び方、貼り替える方法などを紹介します。

INDEX

  1. キッチンでタイルを使うメリット・デメリット
  2. キッチンのタイルの種類・特徴まとめ
  3. キッチンで使うタイルの選び方
  4. キッチンのタイルの張り替え方法
  5. お家のキッチンに合うか悩んだら、プロに相談するのも手
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キッチンでタイルを使うメリット・デメリット

キッチンでは、主に床や壁などに使うことの多いタイル。キッチンにタイルを設置したいと思ったら、もともとタイルがないキッチンだったとしても新たに取り入れることが可能です。では、実際にキッチンにタイルを取り入れるとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。リフォームや新築の参考にしてみてください。

キッチンでタイルを使うメリット


タイルは高温で焼き上げられており、耐久性や耐熱性などの面からキッチン周りに適した素材です。見た目のおしゃれさが人気のタイルですが、実用面ではどのような良さがあるのでしょうか。キッチンでタイルを使うメリットを紹介します。

掃除しやすい


タイルは表面が固いため汚れがつきにくく、液体を吸収しません。そのため、使用後に水拭きするだけでお手入れ完了です。仮にフライパンなどを置いてコゲがついてしまっても、スポンジに中性洗剤をつけてこすれば汚れが落ちます。金属製のたわしなどは傷がつく可能性がありますので、柔らかいスポンジを使いましょう。汚れが溜まりやすいタイル材の目地部分にも、防水性や抗菌性の仕上げ材を使って仕上げておくと、さらに掃除がしやすくなります。

衝撃性に優れ、傷がつきにくい


キッチンは、毎日の調理や洗い物で何度となく使う場所です。その際、調理器具などをうっかり落としてしまうということも少なくありません。硬質のタイルを使ったキッチンであれば、調理器具などが落下したり当たったりしても傷がつきにくいので安心です。また、タイルを床材として使っていると、ものを落としたときもその硬さが衝撃を吸収してくれるため、フローリングなどよりもダメージが少なく済みます。日々の料理での小さなアクシデントにも心強いです。

耐熱性もバツグン


タイルは高温で焼成されているため、温度変化や経年劣化による影響を受けにくい強い素材です。毎日のように火や油を使いながら、長い年月を共にするキッチンまわりに適していると言えるでしょう。
火を使うキッチンでは、誤って鍋やフライパンを置いてしまうことがありませんか?そんなときでも、焦げ跡を残すことがありません。また、その耐熱性から、熱による色褪せや変形がないのも安心です。さらに、万が一のときに火が燃え移る心配がないのもメリットと言えます。

キッチンでタイルを使うデメリット


ここまで、キッチンにタイルを使うメリットを紹介しましたが、逆にデメリットはどのような点が挙げられるのでしょうか。しっかりとデメリットを把握して自分のキッチンに合うかどうかを考えてから導入しましょう。

壁紙に比べると費用がかかることも


タイルの種類やデザイン、施工する面積によっては思った以上に費用がかかってしまうことがあります。タイルは1枚ずつ貼り付けていく必要があるので、一般的な壁紙の施工と比較すると、材料代に加え工事コストも高くなりがちです。ただし、長い目で見ると、耐久性が高く貼り替えの必要がないため、結果的にお得になることもあります。施工前にタイルの単価や使う数量をしっかりと把握し、業者に依頼する場合は事前に見積もりを取りましょう。

割れてしまうこともある


耐衝撃性の面でも気をつけておきたいポイントがあります。タイルそのものは硬くて耐衝撃性も高いのですが、重いものや瓶など硬いものが落下すると衝撃により割れてしまう危険性があります。割れたタイルの修復や交換は、広範囲に及ぶ可能性もあり、余分に手間とコストがかかることも。
ひび割れなどが心配な場合、たとえばワークトップ(天板)なら人造大理石や人工大理石など割れにくい素材を採用し、壁面だけタイルにするなど、部分的に使う方法もあります。

タイルの間の”目地”は劣化する


タイルとタイルの間にはコーキング材(目地材)を使用しますが、目地の部分は経年劣化していくため、長い間そのままにしていると水や汚れが染み込んでしまいます。しかし、最初にタイルを貼る際に防汚材の高いコーキング材を使用しておくことで、目地を長持ちさせることができます。また、調味料やカビの色が目地に着色し、汚れそのものがキレイになっても汚く見えてしまうときは、補修ペンを使うと目立たなくなるためおすすめです。

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キッチンのタイルの種類・特徴まとめ

キッチンのタイルの種類・特徴まとめ

キッチンのタイルにはたくさんの種類があります。形においても、一般的な長方形や正方形以外にも、さまざまな形状が登場しています。また、表面の凹凸の違いや、焼成方法、釉薬の有無などにより、デザイン、カラーのバリエーションが豊富です。どんなテイストのキッチンにしたいかを考えながら、タイルも選んでみましょう。

モザイクタイル


モザイクタイルは、タイルの一辺が5cm以下で、1枚あたりの面積が50c㎡以下のタイルです。1枚が小さいので細かい部分にも貼りやすいのが特徴です。色や質感、模様などもさまざまで、組み合わせ次第ではカラフルで明るい印象や、シックで落ち着いた雰囲気にすることも可能です。腰壁や壁の一部分のみに使うとアクセントにもなります。また、形も四角だけでなく、丸型やハニカム型、ランタン型などあり、どんなタイルを使うかによって印象を変えることができます。

モザイクタイル:SICIS

サブウェイタイル


サブウェイタイルは、ニューヨークの地下鉄(subway)構内で使われていたことが名前の由来のシンプルなタイルです。別名「メトロタイル」とも呼ばれており、代表的なものには、白く重宝的なデザインのものがあります。シンプルでありながらどことなく海外の雰囲気も感じるため、カフェなどの店舗などでもよく見かけます。また、白以外のカラーバリエーションもあり、色によって異なる雰囲気の空間を演出することもできます。

レンガ調タイル


レンガ調タイルは、レンガの質感を再現したタイルで、薄く軽量なのが特徴です。本物のレンガのように積み上げることなく、壁に接着剤を用いて張り付けていくため施工も比較的簡単に行うことができます。そのため、 価格を抑えつつ広い面積をレンガ調にすることも可能です。まるで本物のような風合いをもち、自然で温かみのある、微妙なニュアンスが表現されています。キッチンに取り入れると、外国のカフェのようなおしゃれな空間を演出することができます。

キッチンで使うタイルの選び方

キッチンで使うタイルの選び方

では、キッチンに使うタイルはどのように選んだら良いのでしょうか。せっかくタイルにしても、思ったより費用がかかってしまうと満足度が下がってしまいます。また、カタログではイメージを伝えきれないことも。そこでここからは、タイル選びに失敗して後悔しないために選ぶときのポイントをいくつか紹介します。

実際にタイル・キッチンを見て決める


タイルは豊富な種類があることが魅力ですが、色やデザインなどの印象がカタログと実物で異なるということが稀にあります。そのため、キッチンで使うタイルを選ぶ際は、タイル・キッチンを直接見て決めることが重要になります。

まずは、カタログを見て、気になったタイルをいくつかピックアップしましょう。そして、サンプルが取り寄せられるものは必ず実物サンプルを取り寄せて確認をしてください。ただし、気になる種類が多いと、すべてのサンプルを取り寄せることができない場合も。また、サンプルを見ても実際に面に貼り付けたときのイメージが湧きにくいこともあります。そのときは、ショールームに足を運んでみてください。実物を見ることができイメージとの差を縮められるうえ、専門のスタッフからアドバイスを聞くこともできます。

水に強い素材のタイルを選ぶ


タイルを選ぶ際は、水に強い素材を選びましょう。耐水性の強いタイルは、トイレや洗面だけでなくキッチンでも活躍。水の飛び散りやすいところでも安心して使うことができます。水が飛んで壁紙が汚れたり、カビが生えたり…ということがないのが嬉しいポイント。タオル掛けまわりやシンクまわりに貼ると、壁を水から守ってくれます。タイルの中でも、釉薬がかかっている磁器質のタイルやガラスタイルは、水や汚れに強いのでキッチンにおすすめの種類です。反対に陶器質のタイルの場合は、釉薬が使われていないものが多く水を吸いやすいのでキッチンにはやや不向きといえます。色柄も豊富なため、それぞれのスペースや特徴に合わせたものを選んでください。

コストを抑えたいならシートタイプを選ぶ


キッチンの黒ずんだ壁や汚れた床など、タイルに変えたいが費用が気になる。そんなときは、タイルシールを貼るだけのリフォームがおすすめです。モザイク、モロッカン、北欧風など、市販で手に入るタイルシールも種類豊富な中から選ぶことができます。特に、コストを抑えたいという場合は、業者に頼まずにシートタイプを利用して手軽に取り入れてみると良いでしょう。タイルシールはいくつかのタイルが1枚のシート状になっているものが多く、広い壁面もあっという間に貼り終えることができます。キッチンの清潔感を維持するためには、汚れのつきにくい機能に加えて、滑り止めの機能などが加わったタイルを選んでみてください。

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キッチンのタイルの張り替え方法

キッチンにタイルを導入するには、DIYで挑戦する方法とリフォーム業者に依頼する方法があります。DIYの場合、コストを抑えられる点がメリットです。ただし、DIYで目地や色目をしっかりと合わせることは難しい場合もあります。不安を抱えずキッチンにタイルを導入したい方は、業者への依頼を検討しましょう。

DIYでタイルを貼る方法


一時は職人しかできないと思われていたタイル貼りですが、昨今「タイルDIY」と呼ばれるなど、一般の方がタイルを施工することも多くなってきました。では、実際に作業する際には何を準備してどのように施工すると良いのでしょうか。

用意するもの


まずは、先ほど紹介したようにたくさんある種類の中から好みのタイルを選び、貼る場所のデザインを考えます。そして、そのデザインに必要な面積分のタイルを準備します。このほかに、道具としてタイル用の接着剤や目地材、ヘラやタイルカッターなどを揃えましょう。
慣れていない方は、ネットショップやホームセンターで、貼りやすいシールや目地付きのものや、すでに複数が組み合わされたシート状ものなどを購入すると良いでしょう。

作業手順


タイル貼りの基本的な流れは以下の通りです。

①作業する場所を新聞紙などで養生して準備をします。
②開口部や端部でタイルの切断が必要かどうかなどをはかって確認します。
③くし目コテなどで、接着剤を塗り伸ばします。
④順番にタイルを貼り、はみ出た場所をタイルカッターなどで切ります。
⑥ゴムのついたコテなどで、目地材を塗り広げながらタイルの目地の溝に詰めていきます。
⑦スポンジなどで、タイル表面に残った目地材をふき取り完成です。

一つひとつの作業を丁寧にすることが、綺麗に仕上げるポイントです。

リフォーム業者に依頼する


作業が得意でない方や時間に余裕のない方は、リフォーム業者にお願いすると安心です。
キッチンタイルの施工経験があり、種類や工事の知識もあるプロに依頼すれば、不安を持たずにおしゃれなキッチンを叶えられるでしょう。
料金ですが、タイル本体の価格は種類によって幅があります。加えて、職人さんの工事作業費や、接着剤や目地材などの材料費が必要になる場合もあります。
まずは見積もりをとって、金額感を把握しましょう。

お家のキッチンに合うか悩んだら、プロに相談するのも手

キッチンに使うタイルは、デザインや質感のバリエーションが豊富にあります。掃除のしやすさや耐熱性の面で優れたタイルですが、目地の汚れなど気をつけておくべき点もあるため注意が必要になります。タイルの特徴をきちんと知って検討しましょう。また、導入にあたっては、実物をきちんと見て選ぶことが大切です。ショールームでは、タイルを使ったキッチンが展示されているだけでなく、プロに相談することもできます。迷ったらショールームに足を運び、後悔しないタイル選びをしてください。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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