理想のキッチンを選びたい｜ショールームで見るべき7つのポイント

ショールームへ行きたいけれど「絶対に買わないといけないのかな」「何をすればよいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、ショールームで確認すべき7つのポイントを中心に、ショールームへ行く前に準備することや、キッチンショールームを有効活用するコツについて紹介します。理想のキッチンを作るためにも、ぜひ参考にしてください。

新築やキッチンをリフォームする際に足を運ぶショールームですが、そもそもショールームとはどのようなものを指すのでしょうか。まずは、ショールームとモデルルームの違いや、見学するメリットについて紹介します。

①モデルルームとの違い

ショールームとは、家具や設備メーカーが自社の製品を展示する施設のことです。一方、モデルルームはマンションや一軒家の販売に際し、ハウスメーカーが実際の間取りや設備の仕様を見せるための施設を指します。

最新設備の仕様を見たり触ったりしたい場合はショールーム、実際に住んでいるつもりで間取りや設備を確認したい場合はモデルルームを選ぶとよいでしょう。

②ショールームを見学するメリット

ショールームを見学するメリットは、商品を目にして体感できることです。商品ごとの規格を知っていても、カタログ上で確認するのと実際に見て触ってみるのとでは大きな差があります。

各商品のサイズを確認できる点も、ショールームのメリットの一つです。長く使い続けるキッチンだからこそ、悔いのない商品選びをオススメします。

理想のキッチンを選ぶには、ショールームの見学が欠かせません。しかし、ショールームへ行くだけで快適なキッチン作りができるというわけでもないようです。ここからは、ショールームへ行く前に準備することについて解説します。

①目的のキッチンがあるか事前に確認する

ショールームへ行く際は、チェックしたい設備があるかを事前に確認しましょう。気になるキッチンシリーズやグレード、サイズなど、目的とするキッチン設備の有無を把握しておくことが大切です。

展示される商品は、ショールームごとにそれぞれ異なります。体験したい設備などがある場合は、メールや電話での確認をオススメします。小さな子どものいる家庭は、授乳室やキッズルームがあるかも確認しておくとよいでしょう。

②見学の予約をする

行きたいショールームが決まったら、次は見学の予約を行いましょう。インテリアなどを見るだけなら予約なしでも見学は可能ですが、予算や間取り、詳細などを相談したいなら予約しておくのがオススメです。

ショールームの予約は、基本的に各メーカーのホームページからか電話で行います。予約希望日や予約時間のほか、確認したい商品など要望を伝えておくとスムーズに見学できるでしょう。車で行く場合は、駐車場の有無の確認も必要です。

③自宅の撮影と採寸を行う

自宅のキッチンの撮影と採寸を行うのも、事前に行うべき準備の一つです。撮影は、収納棚・冷蔵庫・吊戸棚などのレイアウトが分かるように空間全体を写します。キッチンに梁がある場合は、そちらも忘れず撮影してください。

採寸は、間口・奥行き・吊戸棚の寸法など細かい部分まで計測します。現在使用している家具のサイズ、コンセントの数・位置なども、リフォーム計画を立てる上では重要です。自宅の図面がある場合は、そちらを持参するとよいでしょう。

事前準備が終わったら、いよいよショールームへ訪れましょう。初めてショールームに行く際は、珍しい機能や最新設備などに目移りしがちです。ここからは、キッチンショールームで見るべきポイントを7つ紹介します。ぜひポイントを押さえて、実りあるショールーム見学を実現させてください。

①「レンジフード」の特性を確認する

ショールームでまず確認したいのは、レンジフードの性質です。どのような機能がついているのか、メンテナンスはしやすいかなど、商品ごとの特性をチェックしましょう。

レンジフードそのものを見ることはもちろん、フィルターや内部構造などの展示スペースがあれば、そちらも確認することをオススメします。

②「加熱機器」は機種ごとの違いをチェックする

加熱機器には、ガスコンロとIHクッキングヒーターの2種類があります。基本的にショールームではどちらも展示されており、実物を見て触ることが可能です。

グリル機能や火力調節を行う操作部など、加熱機器は機種ごとに性能や使い勝手が異なります。気になる機種に希望する性能がついているかどうか、しっかりとチェックしておきましょう。

③「水栓」は使いやすさを重視する

ショールームでは、水栓など水回りのものも展示されています。水栓で見るべきポイントは、各種機能と使いやすさです。

吐水口が高いものは大きなフライパンや鍋を洗うのに便利です。広めのシンクを備える予定なら、ハンドシャワーつきの水栓が使いやすいでしょう。

④「キッチン扉」の色や質感を見比べる

キッチン扉も、ショールームで確認しておきたいポイントの一つです。キッチン扉の色や質感にはさまざまな種類があり、どれを選ぶかでキッチンの雰囲気は変わります。

ショールームでは多くのキッチン扉の実物が展示されているので、風合いやツヤ感なども確認した上で好みの扉を選択しましょう。カタログなどで目ぼしいものを見つけておき、気になるものを中心にチェックすると効率よく見学できます。

⑤生活スタイルに合わせた「取っ手」を選ぶ

意外に感じるかもしれませんが、扉の取っ手選びもショールーム見学の重要なポイントです。

キッチンの扉とリンクした、デザイン性の高いハンドル。
ハンドルの選び方次第で、キッチンの見た目も大きく変わります。
ご自身の好みに合わせて、生活スタイルにぴったりのハンドルを選ぶようにしましょう。

⑥「キッチンから食器棚までの広さ」を確認する

ショールームによっては、キッチンから食器棚までの広さが記載されていることがあります。キッチンは広すぎても狭すぎても効率よく作業できないため、食器棚まで無駄なく動けるかどうかを確認しておきましょう。

実際にキッチンへ立ち、調理や後片付けをしているイメージで動いてみると分かりやすいです。複数人で作業する予定の方は、何人かで動き回ってみることをオススメします。

⑦「手入れ方法」をスタッフに聞く

ショールーム見学で忘れがちなのが、キッチンの手入れ方法です。水洗いでよいのか、ゴシゴシ洗っても傷つかないかなど、気になることをどんどんスタッフに聞いてください。

メンテナンスの時期や交換のタイミング、修理・故障時の具体的な方法なども確認しておくと安心です。

最後に、キッチンショールームを有効活用するコツを3つ紹介します。さらに満足のいくキッチンを作るためにも、ぜひチェックしてみてください。

①最近のキッチンの商品傾向を把握する

ショールームでは、キッチンの最新モデルをチェックすることが可能です。デザイン性のあるキッチンのほか、レンジフードや水栓などビルトイン機器も合わせてチェックするもオススメです。

家族とコミュニケーションが取れるようにキッチンを中心にしたレイアウトも多く、キッチン付近にダイニングテーブルを置いて家族や友人と調理や食事ができるスタイルも登場しています。商品傾向を把握し、ライフスタイルに合った商品を選ぶと後悔のないキッチン作りができるでしょう。

②空間展示コーナーも積極的に見学する

最近のショールームは、ただ商品が展示されているだけでなく、空間を利用した展示コーナーも増えてきています。リフォームを考え始めたばかりなら、空間展示コーナーを中心に見学し、キッチンのイメージを膨らませてもよいでしょう。

ショールームによっては、シミュレーションコーナーを設けているところもあります。レイアウトや各部材の色合い、インテリアなど、いろいろな組み合わせを試して好みに合うキッチンを選ぶのもオススメです。

③打ち合わせで間取りプランや予算を相談する

理想とするキッチンが決まったら、打ち合わせで間取りプランや予算を相談しましょう。多くのショールームでは、アドバイザーに話を聞くことができます。建築家や設計者などがいる場合は、相談しつつ本格的に検討を始めることも可能です。

予約をしておくと、アドバイザーが見積もりやシミュレーションを作成してくれる場合もあります。気になることなどを質問して、ショールームを有効に活用してください。

使いやすいキッチンを作るためには、ショールーム見学がオススメです。実際に目にして触ることで、カタログでは分からなかった部分を知ることができます。

好みのインテリアテイストや収納のヒントなど、思わぬ発見ができるのもキッチンショールームの魅力です。ぜひこの機会にショールームへ足を運んで、理想的なキッチンを実現させてください。

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