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オープンキッチンのメリット|デメリットや選ぶ際のコツ6選も紹介

オープンキッチンはおしゃれで開放感が感じられることから、人気のあるキッチンスタイルです。しかし、自宅をオープンキッチンにしたいけれど、どんなメリットがあるのかよくわからない、後で失敗したと思うのではないか心配、という人もいるのではないでしょうか。

この記事では、オープンキッチンに向いている人や、メリット・デメリットについて解説しています。オープンキッチンで後悔しないコツについても紹介していますので、自分に合ったキッチン選びの参考にしてみてください。

INDEX

  1. オープンキッチンとは?
  2. オープンキッチンのメリット
  3. オープンキッチンのデメリット
  4. オープンキッチンが現実とは違った、と思わないためのポイント
  5. オープンキッチンのメリットを活かしたキッチンの施工事例
  6. オープンキッチンはメリットとデメリットのどちらも検討を
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オープンキッチンとは?

オープンキッチンとは、リビングダイニングと壁などで仕切られていないキッチンのことで、リビング向けに設置されることが多いため対面キッチンとも呼ばれます。リビングからキッチンまでがひと続きの、一体感のある広い空間が確保できるのが特徴です。

キッチンで調理中でもリビングを見渡せて、家族や友人とコミュニケーションを取ったり、一緒に料理を楽しむこともできます。一方で、リビングと仕切りがないので調理の際の匂いや煙、キッチンの水はねや油はねがリビング側にまで広がりやすい難点があります。

オープンキッチンに向いている人


オープンキッチンは料理をしながらでもリビングにいる人とコミュニケーションが取れますので、小さな子どもやペットがいたり、来客の多い家庭にピッタリです。ただし、キッチンからリビングの様子がわかる反面、リビングからもキッチンの中が丸見えになるため、片付けが得意で、掃除が苦にならない人のほうが向いています。

1人で料理に集中したい人や整理整頓が苦手な人は、人目が気にならない独立型のクローズドキッチンも検討してみましょう。忙しくて掃除に手をかけられないという人でも、オープンキッチンが導入しやすくなる対処方法を後で紹介していきます。

オープンキッチンのメリット

オープンキッチンのメリット

オープンキッチンにはさまざまなメリットがあります。主なメリットを1つずつ見ていきましょう。

開放感がある


オープンキッチンはリビングダイニングとの間に壁などの仕切りが一切ないため、非常に開放感があります。窓からの陽射しや照明の灯りが部屋の奥まで届き、明るく広い開放的な空間として利用できます。

キッチンから窓の外の景色を眺めたり、テレビを見たり、家族とおしゃべりしながら家事がこなせるのも良い点です。リビングにいる家族と一体感が感じられるため、1人で作業していても孤立した感じがせず、のびのびと家事に取り組めます。

デザイン性に優れている


オープンキッチンで設置されるアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、デザイン性に優れているため、インテリアの一部としておしゃれな空間を演出できます。インテリアに合わせたカラーを選んだり、素材もオールマイティーなステンレスの他、人造大理石やホーローなどのバリエーションから選べます。

背面収納をキッチンと合わせるとまとまりが出て、よりおしゃれに見えるのでおすすめです。食器棚にお気に入りのグラスや食器類を飾り、見せる収納などもできます。

家事をしながらコミュニケーションが取れる


オープンキッチンは、家事をしながらリビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすいのも大きなメリットです。小さな子どもやペットなどに目が離せない場合も、オープンキッチンなら家事をしながら様子がうかがえ、もしもの時はサッと移動できます。

キッチンのカウンターで宿題する子どもと会話をしながら作業ができるなど、コミュニケーションを取りつつ家事ができるので効率がよく、家事のストレスも子どもの不満もたまりにくくなります。

家事動線を確保できる


オープンキッチンはキッチンとダイニングの距離が近いので、作った料理をテーブルまで運んだり、食後の汚れた食器の片付けもラクにできます。キッチンのカウンターに食器を置いてもらうなどのお手伝いもしてもらいやすくなり、家事が楽になるメリットもあります。

料理中だけでなく、壁やドアがないことで、キッチンからリビングの子どもの元へ行ったり、洗濯場へ行くのもスムーズにでき、家事動線がよいので効率もアップするでしょう。

オープンキッチンのデメリット

オープンキッチンにはメリットだけでなくデメリットもあります。事前にデメリットを把握し、対策を立てておくと後で失敗したと思うことがありません。

水はね・油はねが気になる


オープンキッチンはリビング向きに設置されているため、洗い物の水はねや、加熱調理中の油はねがリビングの床にまで飛び散りやすくなります。飛び散った汚れを拭くにはカウンターを回り込まねばならず、余分な家事が増えてしまいます。

忙しくてなかなか掃除ができないと汚れが溜まってしまい、シミや頑固なこびりつきになることもあり、掃除に手間がかかります。できるだけ汚れが飛び散らないように、事前に対策を立てておきましょう。

また、キッチンを壁付きのペニンシュラ型にすると、コンロを壁の近くに設置でき、油はねを少なくできます。

煙・匂いが広がる


オープンキッチンでは水はねや油はねだけでなく、料理で出る煙や匂いも部屋の空間全体に広がりやすくなります。ソファーセットやカーテンに匂いがついたり、壁紙やカーテンが変色することもありえます。

調理で出る煙には油分が含まれているため、溜まると落ちにくい汚れになりますので、汚れる前に対策が必要になります。キッチンには強力に換気できるレンジフードを設置し、リビングにも空気清浄機などを置くと効果的です。

間取りが制限される


壁向きのキッチンではキッチン前にだけ通路を取れば問題ありません。ですが、オープンキッチンはキッチンの周り全体に、作業したり、すれ違うための通路幅を確保せねばならず、設置には広いスペースが必要になります。

LDK空間に占める面積が大きくなりますので、間取りが制限されますし、リビングが狭くなることもあります。リビングを居心地のよい場所にするために、空間全体のバランスを考えたキッチンのサイズやレイアウトを検討しましょう。

キッチンのタイプでは、アイランドキッチンよりもペニンシュラキッチンの方が設置スペースは小さくて済みますので、狭いキッチンの場合は検討してみてください。

収納スペースが限られる


オープンキッチンでは開放感を重視して吊り戸棚を設けないことが多く、壁面も少ないので収納棚を置く場所も限られ、収納スペースが不足しやすくなります。キッチン下部にビルトイン食洗機などを設置するとさらに収納スペースが限られます。

収納不足を補うには、収納力のあるキッチンを選んだり、背面収納やパントリーを設置して収納スペースを確保しましょう。調理用の小物などを壁に吊るす「見せる収納」にすると、使い勝手も良くなり収納力もアップします。

汚いキッチンという印象を持たれる場合がある


オープンキッチンはキッチンからリビングの様子がよく見える反面、リビングからもキッチンが丸見えになってしまいます。キッチンの上に調味料や調理器具が出しっぱなしになっていると散らかった印象になり、こまめに掃除しておかないと汚いキッチンの印象を持たれることもあります。

キッチンの引き出しなどを利用して小物は収納場所を確保し、なるべく整理整頓を心がけましょう。キッチンの前に立ち上がりやカウンターがあると手元を隠すことができ、急な来客にもあわてることがありません。

オープンキッチンが現実とは違った、と思わないためのポイント

オープンキッチンが現実とは違った、と思わないためのポイント

オープンキッチンにしたけれど、イメージと現実は違い、後悔したという声も耳にします。
せっかく作ったキッチンで後悔しないように、コツを押さえておきましょう。

通路幅を考慮する


オープンキッチンの使い勝手をよくするためには、通路幅に考慮しましょう。

普段キッチンを使うのが1人なのか複数人なのかによっても取るべき通路幅は変わってきます。普段使うのが1人ならば85cmほどを、2人以上ならすれ違うことを考え125cmほど取ると、スムーズに動けてぶつかる心配もありません。

通路幅を広く取るとその分リビングスペースは狭くなりますので、バランスを考えてキッチンのサイズや通路幅を決めるようにしましょう。ペニンシュラキッチンを設置すると通路は片側だけに取ればよく、その分設置面積が節約できます。

家具・家電・ゴミ箱の配置を事前に考える


キッチンを設置する場所を決める際には一緒に置く家具や家電、ゴミ箱の場所も決めておきましょう。事前にキッチンに置くものをすべてピックアップして図面に置いてみると、安心です。

特にゴミ箱は後になりがちですが、オープンキッチンの場合はリビングからもよく見えて匂いも流れやすくなりますので、慎重に置き場所を決めておきましょう。小さめの家電は、背面収納に家電用のカウンター付きのものを選ぶと、見た目にもスッキリして使いやすくなります。

収納スペースを確保する


オープンキッチンは吊り戸棚がなく収納スペースが少なくなりがちですので、前もってどこに収納するか収納計画を立てることが重要です。造作壁を作って吊り戸棚を付けたり、キッチンのリビング側にも収納スペースがあるものを選ぶこともできます。多くの場合は背面収納やパントリーを設置するのが一般的です。

背面収納はキッチンから振り向くだけで物が取り出せて便利ですし、家電をまとめて置いておくこともできます。キッチンの近くにパントリーを設置できるスペースがあれば、調理器具だけでなく、季節の生活用品なども収納することができ便利です。

コンセントの数・配置は事前に確認する


キッチンは調理家電などが多く、コンセントをよく使う場所ですので、不足することがないように事前に数や場所を確認しておきましょう。大物の冷蔵庫の位置をまず決めて、その他の電化製品の使用場所も決めておきます。

使う場所の近くにコンセントを配置するとコードが邪魔になることもなく、見た目もスッキリします。炊飯器やミキサーなど使う時だけ出すものも、使う場所の近くにコンセントの位置を決めておくと、作業がスムーズにでき効率的です。

水はね・油はねの対策を取る


オープンキッチンにする際は、汚れが付かないように前もって水はねや油はねの対策をしておきましょう。汚れが飛び散りやすい場所の床材には耐水性に優れ、汚れが付きにくく、ラクに掃除できる素材を選びます。水はねや油はねを防ぐにはパーテーションや油はねガードの設置がおすすめです。

ガラス製のパーテーションや油はねガードならインテリアの雰囲気を損ねず、どんなお部屋にも合わせられます。使う時だけ設置する油はねガードなら価格も安く、簡単に設置できて、普段はしまっておけます。

煙・匂いの対策を取る


同様に煙や匂いの対策も前もって考えておきましょう。キッチンには高機能で、吸い込む力が強力なレンジフードを選びます。部屋全体を換気できるタイプのレンジフードなら安心です。

匂いがこもらないよう窓をあけて風通し良くしたり、リビングに空気清浄機を置くのも効果があります。また、キッチンの周りの壁に防臭効果のある素材を選ぶのもよいでしょう。

オープンキッチンのメリットを活かしたキッチンの施工事例

こちらではトーヨーキッチンスタイルのキッチンを採用し、オープンキッチンのメリットを活かした施工事例を紹介します。キッチン作りの参考にしてみてください。

開放的な吹き抜けの空間に設置されたキッチン


高さのある天井とテラスにつながったリビング、開放的な吹き抜けの空間に、カウンター付きのアイランドキッチンを設置した事例です。

キッチン横からすぐにテラスにも出られ、友人や家族がキッチンを中心に集まれるように設計されており、キッチンが主役のLDKになっています。会話もくつろぎも調理も、全てが一体になって楽しめる居心地の良い空間を演出しています。

静岡県 K様邸

キッチンを囲んで料理などを楽しめる間取り


自宅でホームパーティーをする機会が多いという施主のライフスタイルに合わせて、ロングサイズのカウンター付きアイランドキッチンを設置したキッチンです。キッチン扉と背面収納の柄を合わせているので、統一感が感じられます。

超ワイドなレンジフードを採用し部屋全体の換気対策もバッチリです。明るく広々とした空間で、キッチンを囲んでゲストと一緒に料理を楽しめるスペースになりました。

南青山6丁目計画

オープンキッチンはメリットとデメリットのどちらも検討を

オープンキッチンはメリットも多い反面、気になるデメリットも少なくありません。自分はオープンキッチンに向いていないと思った人も、デメリットをカバーする方法を取り入れることで設置が現実的になったのではないでしょうか。

どんなキッチンを選ぶかイメージが固まってきたら、ショールームで実物を見て、悩んでいる点はプロに相談するのがおすすめです。実際のキッチンを見て触れて、機能なども使ってみて確認し、プロのアドバイスを参考にして、理想のキッチンを選びましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部では、キッチンを中心にインテリア、洗面など住宅すべてに役立つ情報をお届けしています。理想のライフスタイルをナビゲートします。

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