ペニンシュラキッチンは賃貸でも設置できる？メリット・デメリット解説

ペニンシュラキッチンは開放感があり、人気が出てきている対面型のキッチンですが、賃貸でも設置できるのかどうか、お悩みの方は多いのではないでしょうか。

本記事では、そんなお悩みを解決するとともに、ペニンシュラキッチンのメリットやデメリットなどを紹介します。賃貸のキッチン選びで失敗しないポイントや、実際にペニンシュラキッチンを導入した事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

まずはじめに、ペニンシュラキッチンがどのようなタイプのキッチンなのか、その特徴やメリット、デメリットなども合わせて簡単に紹介いたします。

また、「ペニンシュラキッチンは賃貸に設置できるか」という疑問についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

半島のように突き出した対面式のキッチン

ペニンシュラキッチンとは、本体の左右どちらかが壁に面しており、半島（ペニンシュラ）のように突き出した形になっている対面キッチンです。

対面には、リビングなどの生活スペースとなるように設置されるケースがほとんどです。リビングが見渡せるため、家族とコミュニケーションを取ったり、子どもの様子を見たりしながら作業できます。

壁付けキッチンと比べても開放感が高いですが、その分、リビングやダイニングに調理時のにおいや煙が広がりやすくなっています。周囲に油はねや水はねもしやすいため、ガードを設置するなどの対策も求められるでしょう。

開放感を優先して吊戸棚を設置しないケースも多く、壁付けキッチンよりも収納スペースが少なくなりがちです。対策として、キッチン背面に収納棚を設置したり、パントリーを合わせて設けたりすることがあります。

ペニンシュラキッチンは賃貸に設置できる？

大家さんや管理会社の許可があれば、賃貸でもペニンシュラキッチンを設置できます。ただし、建物の構造や管理規約などの条件をクリアする必要があるため、基本的には実績のあるマンションリフォーム業者に依頼をして設置してもらいましょう。

ペニンシュラキッチンは、両サイドに通路の確保が必要なアイランドキッチンよりも間取りの自由度が高く、限られたスペースでも設置できます。とは言え、壁付けキッチンよりも広い面積を要するため、事前に設置できるかどうか確認をするようにしましょう。

現状のキッチンスペースが狭い場合は、キッチンを動かしたり、間取りを変更したりすることでペニンシュラキッチンを設置できることもあります。ただし、排水管の構造などによってはキッチンが移動できない場合もあるので注意が必要です。

賃貸のキッチン選びで失敗しないためのポイントは、以下の4点です。

• 管理規約を確認する
• 条件と予算を事前にまとめておく
• 設置スペースを確認する
• ショールームでデザイン・レイアウトを実際に見る

これら4点のポイントを押さえておけば、よりスムーズに理想とするペニンシュラキッチンの導入を進めることができます。

1点ずつ解説していくので、ぜひ参考にしてください。

まずは管理規約をしっかり確認すること

賃貸マンションを契約する前に、管理規約をしっかり確認しておきましょう。リフォームの条件が記載されており、防音性や遮音性などを考慮して、使用できる素材が限定されている場合があります。

そもそも賃貸の場合、リフォームが許可されていないこともあります。もし大家さんや管理会社の許可なくリフォームを行った場合、原状回復にかかる料金や違約金を請求される可能性が高いです。余計な費用をかけないためにも、必ず管理規約の確認をしましょう。

条件と予算を事前にまとめておくこと

ペニンシュラキッチンの導入を決めたら、条件と予算を事前にまとめておくと良いでしょう。一般的にペニンシュラキッチンは高価格帯のキッチンではありますが、導入するオプションや設置条件によっても大きく費用は変動します。

たとえば、タッチレス水栓やビルトイン食洗機などは利便性が高いオプション設備ですが、導入すると価格は数十万程度上乗せされることになります。また、ステンレスや大理石などのキッチン素材によっても大きく金額は変わります。

スムーズにリフォームや検討が進められるように、あらかじめ条件と予算を決めておくようにしましょう。

設置スペースを確認する

ペニンシュラキッチンは壁付けキッチンよりも広いスペースを要するので、設置スペースはしっかり確認をしておきましょう。

ただスペースを確保するだけではなく、設置後の通路幅や動線を考慮しておかないと、かえって作業がしにくくなってしまうことも。

特に使用頻度の高い冷蔵庫や食器棚の配置などを想定しておくことがポイント。一般的には、それぞれ2～3歩程度（120cm以上）の動線を確保しておくことが理想とされています。

ショールームでデザイン・レイアウトを実際に見る

設置後に「イメージと違っていた」ということがないように、実際にショールームでデザイン・レイアウトを確認しておくことをおすすめします。

ショールームにはプロのアドバイザーがいるので、「どんなキッチンが良いか」といった要望や、現在使っている家電サイズや配置をまとめておくと、具体的な相談も可能です。

トーヨーキッチンスタイルでは、全国各地にショールームを設けているので、ぜひ予約をして訪れてみてください。

ここからは、具体的にペニンシュラキッチンを導入されている住宅を4つ紹介いたします。

いずれの事例もトーヨーキッチンスタイルのフラッグシップモデルとなる「iNO」シリーズを採用しており、デザイン・機能性ともに優れたペニンシュラキッチンとなっています。各事例のポイントや魅力を解説していくので、ぜひ導入時の参考にしてみてください。

機能的で使い勝手の良いレイアウト

キッチンとダイニングの間にあった壁を取り払い、ダイニングを見渡せる開放感のある空間を実現させました。動線も広く確保されており、キッチン対面から気軽にコミュニケーションを取ったり、作業を手伝ったりすることができます。

キッチン背面には、コンロやグリルなどの加熱機器を埋め込んだシステム収納と大型冷蔵庫が配置されており、機能性とインテリアが追求されたペニンシュラキッチンとなっています。

K様邸

リビング・ダイニングと統一感のある空間

落ち着いた雰囲気のリビング・ダイニングに合うように、ストーンダークのキッチン扉を備えたペニンシュラキッチンを導入。天井や間接照明も効果的に用いることにより、統一感のある空間に仕上げられています。

また、中庭や吹き抜けのあるリビングとペニンシュラキッチンの組み合わせによって、より開放感を感じられる空間となっています。

愛知県 K様邸

おしゃべりを楽しみながら調理

ペニンシュラキッチンの対面にはダイニングテーブルを、ゆとりのある作業スペース部分にはスツールを導入。オーロラをイメージした「イヴァロ ルビー」の華やかなカラーと相まって、おしゃべりを楽しみながら調理できる空間を実現しています。

スツールや冷蔵庫のカラーも、キッチン扉のカラーに合わせることによって、一体感に包まれた空間となっています。

愛知県 M様邸

開放感バツグンで外の景色も楽しめる

外の景色が楽しめる開放的な空間に、同じく開放感の高いペニンシュラキッチンを導入することにより、外の景色を楽しみながら作業ができるキッチンを実現しました。

また、モノトーンの空間にマッチするようなステンレスのキルト柄のキッチンに、鏡面仕上げの背面収納を組み合わせることによって、一体感を感じられるラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

愛媛県 SPARKLE

ペニンシュラキッチンは開放感に優れており、作業しながらコミュニケーションを取りやすいといったメリットがあります。賃貸でもリフォームをして設置できますが、必ず大家さんや管理会社に確認をした上で、実績のあるリフォーム業者に依頼をしましょう。

どのようなペニンシュラキッチンにしようか悩んでいる方は、ショールームへ行って、プロに相談してみることがおすすめです。トーヨーキッチンスタイルでは、全国各地にショールームを設けているので、ぜひ予約して訪れてみてください。

全国ショールーム一覧