今注目のシャンデリアとは？メリット・デメリット、お手入れ方法や取付の 注意点を施工事例付きでご紹介

シャンデリアとは、天井から吊り下げられた装飾的な照明器具を指します。シャンデリアというと、複数のアームで灯火を支えるクラシカルな形状を連想される方も多いでしょう。しかし、近年では装飾的なペンダントライト全般を指す言葉として使われており、幅広いデザインのシャンデリアが存在しています。

歴史的には、蝋燭から電球への移行によりシャンデリアの形状が進化してきました。そして、近年ではLED電球の普及により、光そのものをデザインした新しい形のシャンデリアが登場しています。

LED電球は従来の白熱電球と比較して、微弱な電流で点灯でき、形状の自由度が高く、あまり熱を発しないため、世界中のデザイナーたちがこれを活用して新しい照明デザインを生み出しています。

フォーカルポイントになる

お部屋の中にフォーカルポイント(目を引く場所)を設けることが、まとまりのあるインテリアコーディネートのコツです。部屋の中心に配置するシャンデリアは、光を発することで自然と視線が集まり、インテリアのアクセントとして機能します。空間にメリハリが生じることでインテリア全体のバランスが取れ、上質な空間に仕上がります。

多様なデザインから選べる

クラシカルなものからモダンなものまで、さまざまなデザインがあり、どんなインテリアスタイルにもマッチします。LED技術を取り入れた新しいデザインも魅力的です。

左）ディアマンテ2M、右）ディアマンテ2S（ダイニング上）、レイモンド2（リビング）

【デメリット】
導入コストがかかる

シャンデリアは他の照明器具に比べて高価なものが多いです。特に酸化鉛を多く含むフルレッドクリスタルを使用した物やハンドメイドで制作している物は、初期投資が大きくなります。

一方で、ビンテージ感のあるクリスタルガラスを使用することで、コストを抑えたシャンデリアもあります。

メンテナンス性

複雑なデザインや多くのパーツから構成されているケースが多く、掃除やメンテナンスが手間になることがあります。特に高い天井に設置されている場合、手が届きにくくなります。

お手入れ性を重視される場合は、プラスティックを使用したクリスタルガラスに近い透明感や輝きを放つ照明もおすすめです。

シャンデリアはデザインによっては、広いスペースが必要になります。シャンデリア自体のサイズが大きい場合、天井が低い部屋や狭い部屋には適さないことがあります。

視線が通るデザインのシャンデリアを選ぶことで、部屋に与える圧迫感を抑えることができます。

ロングセラーの定番シャンデリア。横に長く伸びたバーに直接オーナメントが配置されたモダンデザインのシャンデリアです。細長い形状なので、キッチンのシンク上部や、ダイニングテーブルともコーディネートしやすく、配置する高さを低めに設定することで、目線の高さでクリスタルの輝きを楽しめます。モダンにもコンサバティブにも幅広いインテリアに組み合わせられることも魅力です。

クランカーLED120について詳しく

トーヨーキッチンスタイルが取り扱う照明の中でも常にベストセラーに入るほど人気の照明「クランカー」。人気の理由はその形や本格クリスタルガラスを使用など様々ですが、その中でもシリーズが充実しているのも人気の理由の一つです。
クランカーには様々なタイプがあり、シャンデリアはもちろん、ペンダントタイプやミラーなどラインナップは多岐にわたります。

関連記事：空間を一新するシャンデリア「クランカー」

コッペリア

クリスタルビーズのオーナメントが連なり、雨のように降り注ぎます。小さなオーナメントが二重に重なり、光源からの光を、より複雑に拡散して輝きます。オーナメントがドレープで光源を覆うようにレイアウトされ、繋がったクリスタルのビーズが描く柔らかで立体的な曲線が特徴です。

直径50cmの比較的コンパクトなサイズのシャンデリアながらも、一灯でも十分な存在感です。
アイランドキッチンやダイニング等さまざまな場所で優雅な輝きを放ち、空間全体に上品な印象を与えます。

クランカースコールについて詳しく

クランカーシリンダー120

クランカーシリンダー120は、全面にクリスタルガラスが配されており、どの角度から見ても美しい輝きを放ちます。光を受けて煌めくガラスが、空間に華やかさと高級感をもたらします。
カットガラスのオーナメントは一つ一つが金属フレームに固定されており、安心してご使用いただけます。小さなお子様やペットがいるご家庭でも、安心してお楽しみいただける設計です。

姉妹モデルであるクランカーシリンダー120とクランカーボックス120をクロスさせて吊るスタイルが人気です。カタチが異なるデザインを組み合わせることで、より立体的でダイナミックな空間を演出できます。個性的なインテリアを求める方にぴったりのスタイルです。

クランカーシリンダー120について詳しく

クランカーボックス120について詳しく

ジョガーリ35SP

ジョガーリの仕組みはシンプルで、光源を備えた金属のフレームとガラスのオーナメントのみです。ガラスのオーナメントは全てが同じ大きさで、フレームに自らチェーンのようにぶらさがることでジョガーリ自体のフォルムを形作っています。軸、アーム、光源、オーナメントという典型的なシャンデリアの形状とは、全く異なる新しいデザインです。

ジョガーリ35SPは直径37cmの小ぶりなシャンデリア。複数灯並べたり、サイズが異なるジョガーリ50Sと組み合わせることで統一感のあるインテリアを叶えます。

ジョガーリ35SPについて詳しく

ジョガーリ50Sについて詳しく

◆リビング

リビングといえば、シャンデリアの出番です。特に天井が高い吹き抜け空間には、シャンデリアを吊るすことでその広いなスペースを最大限に活かすことができます。大胆なサイズのシャンデリアを選ぶことで、圧倒的な存在感を放ち、住まいの顔として暮らしを彩ります。

また、多灯吊りにすることで、特別な空間演出も可能です。複数のシャンデリアが調和し、美しい光のハーモニーを生み出します。これにより、住まいが一層魅力的で印象的な空間に変わります。

レイモンド2

吹き抜けに吊る、憧れの照明として注目されている「レイモンド」。moooiの代表的な商品です。
二重のステンレスフレームの間にLED照明を挟む構造で、一切の配線がないデザインを実現しました。余計な配線がないことで、暗闇の中で光の粒が強調され、幻想的な空間を演出します。

R89(直径89cm)、R61(直径69cm)、R43(直径43cm)や楕円形のザフを組み合わせることで、空間に合わせた大胆な演出が出来ます。ムダな配線が一切ないデザインで視線が抜けるため、圧迫感を与えないことも魅力です。

レイモンド2 R89について詳しく

レイモンド2 R61について詳しく

レイモンド2 R43について詳しく

レイモンド2 ザフについて詳しく

クランカーサテライト

未来の輝きと懐かしさが交差する、時を超えた美しさを放つシャンデリア。
クランカーサテライトは、円形のステンレスミラーの周囲に多面カットを施したクリスタルガラスの装飾が特徴です。
このモダンでありながら、どこか懐かしさを感じるデザインは、光を様々な角度から反射し、空間に華やかな輝きをもたらします。
見る角度により異なる表情を見せるオーナメントが、空間に動きと趣きを与えます。

クランカーサテライトのもう一つの魅力は、どんな空間にもフィットする多彩なバリエーション。吹き抜けの大空間にクランカーサテライト23、キッチンにクランカーサテライト3を複数灯、ダイニングにクランカーサテライトV8を使用する等、LDK全体をテーマを揃えてトータルコーディネートすることができます。

グレイチェスシャンデリア

個々のオーナメントがフォルムを形作るハンギングタイプの多灯シャンデリア。
高さをランダムにすることで、オーナメントを様々な角度から見ることができ、ガラスの精細さが際立ちます。チェスのコマのような複雑な形状と、グレイガラスのコンビネーションは上品かつゴージャスです。光源はフロストガラスでつつまれて、柔らかく灯ります。

グレイチェスシャンデリアについて詳しく

カリプソ

ヘラクレウムは、セリ科の多年草「ヘラクレウム」の繊細で可憐な花がデザインモチーフになっています。枝の先端に咲く小さな花弁を、LED光源と丸いディフューザーで再現されています。
外形寸法は数値上大きく見えますが、「抜け」があるので空間のなかでも圧迫感を与えません。

ヘラクレウム3について詳しく

照明計画とは分けて考える

シャンデリアはその装飾的な魅力で空間を華やかに演出しますが、主要な光源として使用するのは理想的ではありません。シャンデリアを設置する際には、必要な明かりをダウンライトやスタンドライト、テーブルライトなどで別途補うことが重要です。これは、もともとシャンデリアが装飾的な照明としての役割を持っていたためです。

たとえば、ダウンライトは天井に埋め込まれており、部屋全体を均一に照らす役割を果たします。スタンドライトやテーブルライトは、必要に応じて柔軟に配置を変えることができ、補助的な光源として非常に便利です。

シャンデリアの美しさを引き立たせつつ、効果的な照明計画を実現するためには、これらの補助照明との組み合わせが欠かせません。スタンドライトを一緒にコーディネートすることで、空間全体に統一感が生まれ、より洗練されたインテリアを演出できます。

シャンデリアはその美しさを保つために、定期的なお手入れが欠かせません。以下の手順を参考にして、シャンデリアを長く美しく保ちましょう。

安全第一

お手入れを始める前に、必ず電源をオフにしてから清掃を行ってください。高所での作業になる場合は、しっかりとした脚立や踏み台を使用し、安全に注意してください。

ホコリ取り

乾いた柔らかい布やダスターを使用して、シャンデリア全体のホコリを丁寧に拭き取ります。定期的にホコリを取り除くことで、光の美しさが損なわれるのを防ぎます。

クリスタルパーツの清掃

クリスタルパーツは特に汚れが目立ちやすい部分です。温かい水に中性洗剤を少量加えた溶液に、クリスタルガラスを浸して軽く振り洗いします。その後、清水ですすいで、乾いた柔らかい布で水気をしっかりと拭き取ります。

金属部分の手入れ

金属部分は、柔らかい布で磨くことで輝きを保ちます。汚れが気になる場合は、中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取り、綺麗な布でやさしく乾拭きをしてください。
お手入れを定期的に行うことで、その美しさを長く保ち、空間全体を華やかに演出することができます。商品の取扱説明書を事前によくご確認ください。



シャンデリアは、その優雅なデザインと美しい光の演出で、どんな空間も特別なものに変える力を持っています。
トーヨーキッチンスタイルでは、クラシカルなデザインからモダンなデザインまで、幅広いシャンデリアを取り扱っています。ぜひ、ショールームでその魅力をご体感ください。

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