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対面キッチンのレイアウトはどうする?施工事例8選とポイントを紹介

家族とコミュニケーションを取りながら調理ができ、おしゃれで開放感のある対面キッチンに憧れる方も多いのではないでしょうか。

対面キッチンといっても、色々なレイアウトがあり、実際に新築やリフォームをする際に、どのようなレイアウトにするかを悩む方も多いです。住んでから「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないよう、対面キッチンの種類やレイアウトを知っておきましょう。間取りや家族構成、生活スタイルにより、使い勝手の良い対面キッチンは異なります。

今回は対面キッチンのタイプや、事例を紹介します。事例を見ることで、取り入れられるアイデアやインテリアを知り、イメージもしやすくなるので、ぜひ参考にしてください。

INDEX

  1. 対面キッチンとは?
  2. 対面キッチンのタイプ
  3. 対面キッチンのレイアウト事例9選
  4. 対面キッチンのレイアウトを決める際のポイント
  5. 間取りと生活スタイルに合った対面キッチンを取り入れてみましょう
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対面キッチンとは?

対面キッチンとはオープンキッチンとも呼ばれ、リビング・ダイニングと対面する形で作業できるキッチンのことを言います。キッチンからリビングやダイニングを見渡せるため、家族との会話をしたり、テレビを見ながら調理ができるのが特徴です。

また、調理している人の様子が見えるので、家族が配膳などの手伝いをしやすい環境が作れます。リビング・ダイニングと壁で遮られていないことで開放感があり、新築やリフォームをする方に人気があります。

対面キッチンのタイプ

対面キッチンにはいくつかの種類があります。なかでもアイランドキッチンとペニンシュラキッチンは、特に人気のある種類です。ここでは、それぞれの特徴とメリットやデメリットを含め紹介します。

アイランドキッチン


アイランドキッチンはキッチンカウンターがどこも壁に接していないキッチンです。

キッチンの周りを回遊できるので、家事動線が良く、開放感があるのが特徴です。複数人でキッチンに立って調理するのに向いているというメリットもあります。

一方、設置には広いスペースが必要で、リビング・ダイニングから常にキッチンの状態が見えてしまいます。調理中のにおいがLDKに広がりやすく、水・油はねしてしまうのがデメリットです。

ペニンシュラキッチン


ペニンシュラキッチンはキッチンカウンターの左右どちらかが壁についているキッチンです。

ペニンシュラキッチンは対面キッチンでよくある「腰壁」のないフラットなカウンターのみで、開放感があります。片側を壁につけるため、スペースに限りのある場合でも設置できるのがメリットです。

一方、キッチンの状態が常に見えてしまい、調理中のにおいやの広がりや、水・油はねしてしまうというデメリットがあります。

I型キッチン


I型キッチンは、シンク・コンロ・調理台が一列に並んだカウンターと、食器や家電を収納するカウンターが平行に並んだキッチンです。対面キッチンの中ではもっとも定番のタイプです。

床から腰の高さくらいまでの造作壁である「腰壁」があるので、手元が丸見えにならず、水・油はねも軽減されます。壁側の収納カウンターと吊り戸棚で十分な収納があるのがメリットです。

フラットなキッチンに比べると開放感は少ないです。

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対面キッチンのレイアウト事例9選

開放感のあるおしゃれな対面キッチンへの憧れを持っているけれど、どのようなレイアウトが使いやすいのか悩む方も多いでしょう。ここからは対面キッチンのレイアウト事例を紹介しますので、レイアウトを考える際の参考にしてください。

キッチンと一体化したダイニング


キッチンカウンターとダイニングテーブルを一体化させたキッチンは、食事スペースとして使用する場合、配膳や片付けがスムーズです。

また、複数人で調理する調理台としても使用できるので、ホームパーティなど人を招いて調理する方にもオススメです。キッチンとダイニングテーブルを一体化することで、リビングスペースを広く取れるため、スペースに限りのある場合にもオススメのレイアウトです。

①キッチンからダイニングまでシームレスに繋がるレイアウト


キッチンとダイニングテーブルが一体化した、iNO「CD-LAND」を採用し、キッチンからダイニングまでシームレスにつながるレイアウトです。洗う・切る・盛り付けがシンク内でできるゼロ動線キッチンの「パラレロシンク」と、ダイニングテーブルの一体化により、調理から配膳までがスムーズにできます。

沖縄県 H様邸

②仕込み作業も可能なキッチンと一体型のダイニングテーブル


キッチンと一体化したダイニングでは食事はもちろんのこと、複数人で調理をする際も便利です。ゼロ動線の大型シンク「パラレロシンク」とシンクから一歩も動かずコンロの鍋に水が注げる「ゼロ動線水栓」の採用により、効率的に大量の料理の仕込みや調理ができるのが特徴です。ホームパーティなど大勢のお客様をもてなす方にもオススメです。

東京都 M様邸

キッチンと並列でダイニングを設置


対面キッチンに並べる形でダイニングテーブルを設置するレイアウトは、配膳や片付けがスムーズにできるメリットがあります。ダイニングとリビングのスペースを広く活用できる便利なレイアウトです。ダイニングが近いため、家族とのコミュニケーションを取りながら調理できるのも魅力です。

一方、並列に設置するとダイニングからキッチンが丸見えになるのがデメリットです。キッチンの中を見せる収納にすることで、対策ができます。

③ゼロ動線キッチンで動線も確保


ゼロ動線の「パラレロシンク」と「ゼロ動線水栓」、ダイニングテーブルのすぐ横に食器洗浄機を採用し、動線が短く効率的に家事をこなせるレイアウトです。幅のある背面収納により、十分な収納も確保しています。部屋の間取りを生かして、リビングスペースを広くとり、ダイニングの椅子とソファーを同シリーズにすることで、一体感があります。

鳥取県 S様邸

④家族でキッチンを囲めるレイアウト


キッチンが主役のように広い空間に設置され、キッチンからリビング・テラスが見渡せる開放感があります。アイランドキッチンの周りの通路幅が広いため、家族でキッチンを囲めるレイアウトです。すぐ横の丸いダイニングテーブルへの配膳や片付けが楽にでき、人数に応じて椅子の数を増やしてテーブルを囲めるので便利です。

岡山県 K様邸

キッチンの前にダイニングを配置


キッチンから少し離れたところに、ダイニングを配置するレイアウトは、広々とした空間で食事を楽しむことができます。調理をしながらダイニングの様子が見えるため、小さな子どものいる家庭でも安心です。家族の人数が多い家庭にもオススメのレイアウトです。

キッチンの前にダイニングを設置するには広いスペースが必要となるので、テーブルのサイズや形状、椅子の配置を工夫をするのがオススメです。

⑤リビングとダイニングとのスムーズな動線や視線を確保


L型の空間の中心に、スクエア型のiNO「Q-LAND」を採用しています。広いカウンタースペースと4方向からアクセスできるのが特徴です。リビングとダイニングとのスムーズな動線と視線を確保し、開放的な空間で調理、食事ができます。キッチンの後ろを大きな引き戸収納にすることで、ダイニングからキッチンを見てもスッキリした印象です。

沖縄県 T様邸

⑥家事をしながら家族とのコミュニケーションの場へ


キッチンとダイニングテーブルがひとつなぎのiNO「CD-LAND」の前に、ダイニングテーブルを配置したレイアウトです。家族や友人を招いての食事など、人数やシチュエーションによって、ダイニングテーブルの使い方を自由に選択できます。食事しながらコミュニケーションを大切にしたい方にオススメです。

新潟県 I様邸

キッチンにカウンターを併設


対面キッチンにカウンターをつけると、限られたスペースでも対面キッチンを設置できます。カウンターの併設は、配膳や片付けが楽にでき、調理しながらコミュニケーションが取れるのがメリットです。

家族の食事では少し手狭に感じますが、1人〜2人での食事にはオススメです。カウンターの高さに合わせて置く椅子は高さが必要なため、安全面を考えると小さな子どものいる家庭にはあまり向いていません。

⑦キッチンの一部をカウンターへ、空間を有効活用


キッチンの一部をカウンターにして、コンパクトな空間に対面キッチンを実現しています。すべての面が正面になる「BAY CUBE」は、限られた空間でも設置が可能なのが特徴です。コンパクトだからこそ、カウンター・シンク・コンロの動線に無駄がなく、調理、配膳、片付けまでが楽に行えます。

熊本県 U様邸

⑧バーのように使えるキッチン


ラグジュアリーな空間に設置されたコンパクトな「BAY CUBE」は、夜景の見えるバーカウンターのような佇まいです。どの面からみても正面になるデザインは、シャンデリアを付けることで、LDKのおしゃれな空間に自然と溶け込みます。キッチンをインテリアの一部のようにすることで大人の印象を演出できます。

大阪府 モンキー不動産様

対面キッチンのレイアウトを決める際のポイント

対面キッチンの事例集を見てきてイメージも出来てきたと思います。ここからは、対面キッチンのレイアウトを決める際のポイントについて紹介します。理想の対面キッチンにするためにはポイントをしっかり押さえておくといいでしょう。

LDKの広さを考慮する


対面キッチンのレイアウトを決める際に、LDKの広さや形状により配置を決めましょう。

キッチンスペースを広く取りすぎてしまい、ダイニング・リビングが狭くなることもあります。LDKが正方形か長方形かL字型かという間取りによってもベストなレイアウトが変わります。

たとえば、スペースに限りのある場合には、コンパクトなキッチンの選択や、キッチンとダイニングを一体化するなどの工夫がオススメです。

家事動線を確保する


キッチンの動線は、作業効率に大きく影響します。シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ三角形である「ワークトライアングル」の三辺の合計が、3.6〜6.6mに収まるようにすると、使いやすいとされています。

また、対面キッチンでは、調理中や配膳の動線、食事中に冷蔵庫に物を取りに行く動線も考えておく必要があります。調理している人と、ぶつかってしまうことがないよう、家事動線を考慮してレイアウトや通路幅を決めましょう。

収納スペースを確保する


収納するスペースが少ないと、物が出たままの状態になり雑然とした印象です。対面キッチンの場合、振り向いてすぐに必要なものが取り出せる背面収納があると便利です。吊り戸棚を設けるとさらに収納は増やせますが、開放感は少なくなると感じるでしょう。

食器や調理器具、キッチン家電や食品ストックなど、キッチンに収納したいものの量を把握し、どこにあると使いやすいかも考える必要があります。設計の段階で設計士と相談をしておくことで、必要な収納スペースを確保するのが重要です。

LDK全体のインテリアとの調和を意識する


リビング・ダイニング側にせり出している対面キッチンは、LDK全体のインテリアとの調和を意識するのがポイントです。扉面材やカウンタートップの材質や色の種類は、どんどん豊富になっています。キッチンもインテリアと同じように選んで個性を出してみましょう。

インテリアがなかなか決まらない場合には、部屋の大きな面積を占める壁や床のベースカラーをまず決めます。ベースカラーに合わせて、キッチンの扉面材やワークトップを選ぶと、LDK全体のインテリアとの調和がとりやすいです。

リビングからの見え方を確認する


リビングから対面キッチンを見た際に、生活感が出てしまわないかという見え方も確認しておきましょう。

シンクにいつも洗った食器が出ていたりする場合には、食器洗浄機の導入や、造作壁の「腰壁」を付けて見えにくくする工夫ができます。たっぷり収納が確保できる場合や、片付けがこまめにできる場合には、フルフラットの「アイランドキッチン」や「ペニンシュラキッチン」でおしゃれ見せるのもいいでしょう。

間取りと生活スタイルに合った対面キッチンを取り入れてみましょう

対面キッチンのレイアウトには、さまざまな種類があります。開放的でおしゃれな対面キッチンはとても人気がありますが、レイアウトに悩む方も多いのではないでしょうか。

対面キッチンは、間取りや家族構成、生活スタイルに合わせてレイアウトを決めると、見た目だけでなく、使い勝手が良いキッチンを実現できます。生活スタイルやスペースにあった対面キッチンになるよう、この記事を参考にしてください。

レイアウトに悩んだ際には、ショールームに足を運び、実際に対面キッチンのレイアウトを見てみましょう。自分の思い描く理想のキッチンの実現に向け、プロのアドバイスを受けるのがオススメです。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部では、キッチンを中心にインテリア、洗面など住宅すべてに役立つ情報をお届けしています。理想のライフスタイルをナビゲートします。

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