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キッチンの壁付け型は今すぐリフォームすべき?対面型とも比較

近年人気が高まっている対面型キッチン。ダイニングやリビングと直結しているので開放感が得られるのが大きな魅力の1つです。

一方で、壁付け型キッチンは従来の日本の住宅でよくみられるレイアウトで、ワンルームや築年数が経った賃貸に住んでいる方に馴染みがある方も多いのではないでしょうか。キッチンリフォームで多いリクエストが、この壁付け型キッチンから対面型キッチンへの変更です。

この記事では、種類がたくさんある対面型キッチンについて整理し、壁付き型と対面型の比較、リフォームを成功させるコツについて紹介しています。従来の壁付け型キッチンから、対面型キッチンにリフォームしてみたい方はぜひ参考にしてください。

INDEX

  1. キッチンの壁付け型などレイアウトの種類
  2. 壁付け型と対面型を比較
  3. 使いやすいキッチンなら対面型がおすすめ
  4. 対面型キッチンへのリフォームを成功させるコツ
  5. リフォームの流れ:壁付け型キッチンから対面キッチンへ
  6. 理想の対面型キッチンにリフォームして快適な住まいを完成させよう
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キッチンの壁付け型などレイアウトの種類

キッチンの壁付け型などレイアウトの種類

キッチンと一言で言っても、設置する場所や位置、形状によって複数の種類に分けられます。まずはそれぞれのキッチンの特徴を知り、自身にとって理想なキッチンはどのレイアウトなのか検討することが大切です。

I型などの壁付け型


従来の日本の住宅で多く採用されていたのが、正面が壁についている壁付け型のキッチンです。この壁付け型キッチンに適したレイアウトは、I型のキッチンです。

I型キッチンとは、コンロ、シンク、調理台が横一列に並んだキッチンのことです。

アイランドなどの対面型


対面型のキッチンはダイニングやリビングと向き合うようにレイアウトされたキッチンで、近年人気が高まっています。この対面型キッチンに適したレイアウトは、アイランドキッチン、ペニンシュラキッチンです。

島を意味するアイランド型は、四方が壁に接していないため島のように独立しています。半島を意味するペニンシュラ型は、キッチンの左右どちらかが壁に接しているレイアウトになっており、アイランドと比較してスペースをあまり必要としないのが魅力です。

壁付け型と対面型を比較

正面が壁になっている従来の壁付け型と、ダイニングやリビングと向き合う対面型のメリット、デメリットについて整理します。

しっかり理解して、自身と家族にとっての理想のキッチンレイアウトを見つけましょう。

壁付け型キッチンのメリット


壁付け型キッチンは、別名「背面キッチン」や「ウォール型キッチン」とも呼ばれています。ここでは対面型キッチンにはない、壁付け型キッチンのメリットについて紹介します。

省スペースで部屋を広く使える


対面型キッチンと比べて、設置するスペースに無駄がないため、他のダイニングやリビングスペースを広く確保することができます。

料理をあまりしない方や、キッチンのスペースは狭くてもダイニング、リビングのスペースを少しでも広くしたい方にはおすすめのレイアウトです。

吊り棚で収納力を確保できる


壁付けキッチンの場合、正面が壁になっているので収納する棚を設置することが可能です。そのため、収納力だけでなく、使いやすい動線で調味料や調理器具を出し入れできるので作業効率を高めることもできます。

収納スペースに困っている方や、来客時にキッチンのごちゃごちゃ感を隠したい方にはおすすめです。

壁付け型キッチンのデメリット


壁付け型キッチンのメリットをご紹介しましたが、現在壁付け型キッチンを使用している方の中には以下のようなデメリットを感じていることもあるようです。

開放感がない


対面型と比較して、最も違いが出るのが開放感の有無です。キッチンに立つと、どうしても正面が壁になってしまうので圧迫感を感じることもあるようです。

また、ダイニングやリビングにいる家族や友人の様子を調理中に確認することが難しいというデメリットもあげられます。

小さな子どもがいる家庭や、ペットを飼っている家庭では突然足元にきていた場合熱湯や油ハネなどの危険があります。それらから回避するためにも、ゲートなどを設置して対策する必要がある場合があるでしょう。

作業動線が悪くなる可能性も


壁付け型キッチンの場合、ダイニングテーブルをキッチンの後ろに設置すると食器棚や冷蔵庫などはキッチンの横に置くことになります。そのため、キッチン動線が横に広がってしまうので作業効率も悪くなってしまいます。

効率的な作業動線には三角形のワークトライアングルが大切です。この3点はシンク、コンロ、冷蔵庫のことで、それぞれの長さは2歩〜3歩で移動できる120〜270cmが望ましいとされています。

対面型キッチンのメリット


キッチンリフォームで多いリクエストが、壁付け型キッチンから対面型キッチンへの変更です。明確な理由があって対面型を望む方がいれば、特に理由なく対面型を希望される方もいます。

ここからは対面型キッチンの具体的なメリットをご紹介します。

とにかく開放感がある


キッチンがダイニングやリビング空間と繋がっているので、キッチンに立つと開放感があるのが最大の魅力です。壁付け型キッチンでは得られない、窓からの景色を楽しんだり差し込む光の暖かさを感じたりすることもできます。

また、家族や友人とのコミュニケーションもとりやすいので、料理中でも孤独になりにくくなっています。他にも家族の家事参加のハードルが下がり、協力的になってくれるというメリットもあります。

複数人での調理を楽しめる


作業動線が一方通行な壁付け型キッチンの場合、複数人がキッチンにいると身動きがうまく取れません。

一方で、対面型のキッチンならその分のスペースが確保され、アイランド型なら四方からの作業度動線を確保できるので複数人での調理を楽しむことが可能です。

対面型キッチンのデメリット


開放的で明るい対面型キッチンにもメリットだけではなく、いくつかデメリットが存在します。このポイントを知らないと、リフォームしてから後悔してしまう可能性があります。

それぞれのデメリットだけでなく、それらを解消する方法も併せて紹介しているのでぜひ参考にしてください。

においが部屋に広がりやすい


優れた開放感の代償に、においがダイニングやリビングに広がりやすいというデメリットがあります。この場合は、レンジフード(換気扇)の性能をあげたり、消臭機能のついた壁紙に変更したりすることでにおいが部屋に広がるのを抑えることが可能です。

追加設備を検討する場合は、リフォームの他にしっかりと予算を立てておくことが大切です。

壁付け型よりも多くのスペースが必要


左右の壁面に収納棚が設置できず、壁付け型の吊り棚の設置も不可能なのでどうしても収納力が弱くなってしまいます。さらに、フルフラットタイプのキッチンの場合、目隠しするスペースがないためより生活感や汚れが気になってしまいます。

このような場合には背面収納を大きく確保したり、パントリーを作るなどシンクやコンロ下収納以外の収納部分を充実させましょう。他にも、ウォールシェルフを取り付けて気に入っている雑貨を並べて飾る収納もおすすめです。

使いやすいキッチンなら対面型がおすすめ

対面型キッチンには、壁付け型キッチンにはないおしゃれさがあり、機能性という点でも優れています。

特に子育てや共働きなど忙しい世代では、自分の時間はおろか、家族とのコミュニケーションさえもなかなか取れないことが問題としてあげられています。調理中に家族とコミュニケーションをとる、食事を一緒にとるなどの家族団らんの時間を少しでも多くとることが、対面型キッチンでは可能となっています。

対面型キッチンへのリフォームを成功させるコツ

対面型キッチンへのリフォームを成功させるコツ

まず大切なのは、自身と家族にとって何を優先するのか、どんなキッチンが理想なのか検討することです。そのうえで、それぞれのキッチンの特徴を理解し、予算を決め、実際に設置するキッチンや追加設備を確認し、リフォームを進めることが成功のコツです。

他にもいくつかポイントがあるので併せて見ていきましょう。

収納力を十分に確保する


デメリットである収納力の弱さを解消しないと、見た目は良くても使い勝手の悪いキッチンになってしまいます。十分な収納力を確保するために必要となるポイントをチェックしていきましょう。

まずは、不要な物や壊れている物、長年使っていない物を廃棄します。次に頭上に吊り収納設置を検討します。背が高く、物の出し入れが苦でない方には良いかもしてませんが、多くの方は物が取りにくく、使い勝手に不安を感じることもあります。

そのような場合には、壁側のスペースを広く確保し、壁面収納を取り付けることがおすすめです。将来の家族設計も視野に入れ、リフォームの段階で大きな壁面収納をあらかじめ設置しても良いでしょう。

油ハネ・水ハネ対策をする


壁に接している部分が少ないため、その分油や水がハネてしまいます。そのまま使用し続けていると清潔さを保つのが大変で、不衛生な環境になってしまうため、初めから対策をしておくのが良いでしょう。

油ハネは、廃棄能力が優れたレンジフード(換気扇)に変更したり、コンロ周辺を壁で覆うのも効果的です。

また、腰壁を設置することもおすすめです。腰壁とは人の腰くらいの高さに板材を貼り付けた壁のことで、シンク方の油ハネや水ハネを防ぐ働きがあります。さらに、腰壁の高さによって手元を隠すことができるので生活感を隠し、収納スペースを増やすことにも繋がります。

ショールームで実際のキッチンを見る


リフォーム後のキッチンに対して、イメージが違うと感じてしまうこともあります。キッチン本体の色味や、質感、床や壁とのミスマッチがあるとキッチン全体をみて違和感を感じることもあるようです。

これらの相違を防ぐために効果的なのが、ショールームへ行ってあらかじめ実際にキッチンを見ることです。また、床や壁などのリフォームを合わせて行う場合は質感や色味などを業者としっかり打ち合わせすることも大切です。

リフォームの流れ:壁付け型キッチンから対面キッチンへ

シンクやワークトップ(天板)などのキッチンの寿命はおよそ20年と言われています。
ガスコンロ、換気扇、水栓などはおよそ10年です。使用頻度により前後しますが、交換目安を参考にリフォームを検討しましょう。

理想のキッチンイメージをまとめる


現在問題に感じている部分や、好みのデザイン、欲しい機能性などといった具体的なイメージを明確にします。キッチンリフォームで実現したいことを、自身と家族でリストアップしイメージを固めると良いでしょう。

具体的な検討項目として、

  • レイアウト

  • 収納力

  • デザイン

  • 機能、設備

を順に考えていくと決めやすいでしょう。

また、実際にリフォームをした方の意見を聞くことは、とても参考になります。リフォーム事例を参考に、軸をはっきりすることで、その後の段階がスムーズになります。

ショールーム・リフォーム業者に相談する


イメージがなんとなく出来たら、ショールームとリフォーム業者に相談しましょう。実際に話しを聞いたり、足を運ぶことで他の選択肢にも気づくことができ、より理想とするキッチンのイメージをつかみやすくなります。

またプロの意見を聞けることで、自分では思いつかなかったアドバイスを得られるかもしれません。初めはさまざまな事例や、情報に触れることが大切です。

見積もり・契約


希望するキッチンや、設備が決まったら複数の業者に見積もりを取ります。同じ項目でも、費用が異なることがあるので相見積もりをとることをおすすめします。

また、マンションのリフォームの場合では管理規約を確認する必要があります。不明点があれば必ずこの段階で解消し、項目に差異がなければ契約します。他の出費などを考慮しながら、長い期間での資金計画も必要になります。

リフォーム工事・引き渡し


新築や住み替えのタイミングではない場合、キッチンの工事中はもちろんキッチンが使えません。その間の食事や生活はどうするか事前に決めておきましょう。

進捗状況を知るためにも、音が気にならない場合はなるべく在宅して、自身の目で確認するとより安心です。

工事が始まってから、一部設備が腐っていたり何かトラブルが起きると追加で費用が必要になることもあります。再度、コストがかかったり、段取りが必要になり時間がかかってしまう可能性もあるのでそれらの問題も考慮しておきましょう。

理想の対面型キッチンにリフォームして快適な住まいを完成させよう

対面型キッチンにはおしゃれさの他に、機能面でも優れていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。デメリット部分は追加設備によって軽減できるので、快適な住まいにしたい方には対面型キッチンがおすすめです。

キッチンリフォームで相談したいことや、悩んでいることがある場合はお気軽にプロのいるショールームへ足を運びましょう。

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トーヨーキッチンスタイルニュース編集部

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