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ステンレスキッチンの磨き方|磨く際に使う道具や注意点について紹介

新品の時はピカピカだったキッチンがいつの間にかくすんでいる、掃除をしても思うように汚れが落ちない、と思ったことはありませんか?ステンレスキッチンは磨き方を工夫することで元の輝きを取り戻すことができます。

この記事では、ステンレス磨きのための道具や磨き方・サビの落とし方を解説しています。磨くときの注意点も紹介していますので、この記事を読んで諦めていたくすみを落とし、元のような鏡面仕上げの美しいキッチンを取り戻しましょう。

INDEX

  1. ステンレスキッチンがくすむのはなぜ?
  2. ステンレスキッチンを磨くときに使用するもの
  3. ステンレスキッチンの磨き方
  4. ステンレスキッチンを磨くときの注意点
  5. ステンレス磨きを習慣にして美しいキッチンを維持しよう
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ステンレスキッチンがくすむのはなぜ?

ステンレスキッチンは熱や汚れに強く、サビや変色もしにくいキッチンですが、まったく錆びないわけではありません。キッチンで出る油汚れや食材の泥、食べカスや、水垢などが原因でくすみやサビが発生しやすくなるのです。

特に水垢はくすみの大きな原因になります。水垢は、水道水に含まれるミネラル成分と飲食物に含まれるカルシウムが結合し、固まったものです。ステンレスキッチンは水あとが残りやすく、すぐに掃除すれば問題ないのですが、放置すると水垢となり落ちにくい汚れになってしまいます。

キッチンで使う石けんや洗剤も汚れと混ざることで変質し、黒ずみやヌメリの原因になります。それを付着したままにしておくと、やがてカビやくすみになってしまいます。

また、サビの付いた調理器具などを置いたままにしておくと、サビが移る「もらいサビ」がつくので注意が必要です。さらにキッチンの劣化や表面についたキズによってステンレス表面の膜がはがれることがあり、そこに水や油がつくとサビの原因になります。

ステンレスキッチンを磨くときに使用するもの

ステンレスキッチンを磨くときに必要なものを準備しておきましょう。意外と家にあるもので簡単に落ちることがあります。それでダメなら専用のものを試してみましょう。

スポンジ


スポンジにはいろいろな種類があるので、汚れの状況に応じて使い分けましょう。普段の掃除には、ウレタンスポンジやメラミンスポンジを使います。軽い汚れであればウレタンスポンジに洗剤をつけてあらったり、メラミンスポンジでこするだけで汚れは落ちます。

汚れがひどい時はウレタンスポンジの硬い部分や、アルミネットで包まれたウレタンスポンジを使いましょう。「ステンレス流し台磨き」という水で濡らしてこするだけのスポンジもあります。

クロス


水気を拭き取ったり、洗剤をつけるためのクロスも準備します。ステンレスキッチンの掃除に使うクロスはマイクロファイバークロスがおすすめです。マイクロファイバークロスは一般的なタオルや布巾より線維が細かく、吸水率が高い特徴があります。

ステンレスキッチンをきれいに保つためには使用後に水気を拭き取ることが大切なので、吸水率の良いマイクロファイバークロスなら水滴をしっかり拭き取れて水垢の防止に効果的です。

研磨剤・洗剤


くすみを落とすには研磨剤や洗剤も用意しましょう。普段の掃除は食器用洗剤をスポンジにつけて軽くこすっておくと、水垢や石けんカスが付くのを防げます。

汚れの種類に合った研磨剤を使うとラクに落とせる上に効果も抜群です。一般的に水垢にはクエン酸、石けんカスやカビ・ぬめり・油汚れには重曹を用います。クエン酸や重曹は汚れを中和して浮かせ、落としやすくしてくれて、肌や環境にも優しい特徴があります。

汚れがひどくなってきたらクリームクレンザーや金属用研磨剤を使います。

クエン酸


クエン酸は水垢を落とすのにおすすめです。水垢は水道水のミネラル成分が固まったアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸で中和させると柔らかくなり、浮かせることができます。クエン酸で柔らかくなった水垢はメラミンスポンジなどで軽くこするだけで落ちます。

クエン酸はバスルームの掃除などにも使え、安価で手に入るので、ぜひ常備しておきましょう。

歯ブラシ


歯ブラシは蛇口や排水口のフチなど細かい部分や手の届かない場所を磨くのに便利です。掃除用のブラシほど固くないので、キッチンにピンポイントについた汚れやサビ落としにも使えます。

使い捨てにすればいいので、古い歯ブラシや100均のものを利用しましょう。

コーティング剤


水垢を落とした後、ステンレスシンク用のコーティング剤を使っておくと、あとのお手入れがラクになります。コーティング剤がステンレスの表面を覆って水や汚れを弾いてくれ、水垢やくすみが付きにくくなるからです。

金属磨きとコーティング剤がセットになったものも出ているので、研磨剤も購入する場合はセットのものが便利です。

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ステンレスキッチンの磨き方

ステンレスキッチンの磨き方

ステンレスキッチンについたくすみやサビを落とす、効果的な磨き方を説明しますので、ぜひ試してみてください。

クエン酸を使った磨き方


クエン酸水を使ってくすみを落とす方法です。スプレーボトルがあるとスムーズに作業できます。

水1カップ(200ml)に対しクエン酸小さじ1(3g)を溶かしたクエン酸水を作り、スプレー容器にセットします。くすみの上にスプレーし、キッチンペーパーをかぶせます。その上からもスプレーしてラップで覆います。

そのまま1〜3時間放置し、くすみを浮かせます。そのあとメラミンスポンジで軽くこすって落とします。なかなか落ちないときは再度スプレーして繰り返します。最後に水で流してからクロスで水気を拭き取ります。

研磨剤を使った磨き方


クエン酸水でも落ちないくすみや軽いサビには、金属用の研磨剤を用います。

金属用の研磨剤は強い薬品なので、ゴム手袋をつけて作業しましょう。シンクを食器用洗剤などで洗った後、スポンジに研磨剤をつけて気になる部分をこすり洗いします。強くこすらず、軽く筋目にそってこすりましょう。あとは流水でよくすすぎ最後に水気を拭き取ります。

サビがついたキッチンの磨き方


軽いサビであればメラミンスポンジでこするだけで落とせます。メラミンスポンジで落ちないサビには、ハイドロハイターなどの還元系漂白剤を用います。こちらも強い薬品なのでゴム手袋を使いましょう。

サビにハイドロハイターをまんべんなくかけて、少量の水を垂らしてなじませます。5分ほど置いたらメラミンスポンジでこすり洗いします。あとは流水でよくすすぎ水気を拭き取ります。

ステンレスキッチンを磨くときの注意点

ステンレスキッチンを磨くときに注意しておくことがあります。キッチンをキレイにしておくためにぜひ覚えておいてください。

定期的に磨く


くすみやサビを予防するには定期的に、できれば毎日掃除するのが理想です。キッチンは食材のゴミが出たり、油物などで汚れた食器を洗ったりする場所なので、汚れが出やすく、清潔に保つためにも毎日の手入れが大切になります。

キッチンを使った後スポンジで軽くこすったり、水滴を拭き取るだけで十分です。毎日できないときは週に2〜3回でも手入れすると、汚れが溜まらず、後がラクになります。排水溝も1週間に1度は掃除しましょう。

1ヶ月以上放置すると汚れがこびりつき、掃除が大変になるし、ニオイや雑菌も発生します。こびりつきを強くこすって落とそうとすると、サビの原因になりますので、優しく軽くこすることを心がけましょう。

節目に逆らわない


ステンレスの表面にはもともと「ヘアライン」という細かいスジ(節目)が付いています。ヘアラインに逆らってこすると汚れが落ちにくいだけでなく、表面に細かなキズがついたり光沢がなくなることがあるので気をつけましょう。

磨く時はヘアラインにそって優しく一定方向にこするとラクにキレイに仕上がります。ヘアラインがわからないときは、光を当ててみると、縦や横に入った細かい線が見えやすくなります。

柔らかいスポンジを使う


ステンレスの掃除にはタワシや硬いブラシではなく柔らかいスポンジを使いましょう。タワシや硬いブラシはステンレスの表面にキズをつけることもありサビの原因になるからです。

柔らかくてもくすみに効果的なのが、メラミンスポンジです。メラミンスポンジはメラミン樹脂が細かな骨格構造になっており、こすると汚れと素材の間に入り込んで落としていきます。素材へのダメージが少なく、水だけで頑固な汚れを落とせる上、手頃な価格で手に入る便利な商品です。

塩素系漂白剤を使わない


ステンレスのキッチンには塩素系漂白剤を使わないようにしましょう。漂白剤を使うと汚れが一気に落ちそうですが、塩素系の漂白剤はステンレスの表面の膜を溶かしてしまうので、サビの原因になるのです。

酸素系漂白剤ならくすみを落とすのに使えます。排水口に蓋をして水を張ったシンクに酸素系漂白剤を入れるとつけ置きができ、こすらなくてもくすみがキレイになります。あとはしっかり流水ですすいで水分を拭き取っておきましょう。

すすぎは入念に行う


洗剤や研磨剤で掃除した後は、必ず流水で充分にすすいでおきましょう。洗剤成分が残っていると新たなくすみの原因となりますので、使った場所よりも広めに、しっかりと水で流しておきます。水がかけにくい場所は濡らしたきれいなクロスで何度か拭き取ります。

すすいだ後にエタノール系の消毒液をスプレーしておくと除菌効果があるのでおすすめです。

水分はしっかり拭き取る


すすぎと同じく、水分を残さないことも重要です。残った水分は新たな水垢になってしまうからです。

キッチンを使用した後はシンクやワークトップの上の水分をしっかり拭き取っておきましょう。吸水率の高いマイクロファイバークロスなら一度でしっかり水気を取ってくれて、ラクに済ませられます。水切りワイパーを使うのもよい方法です。

ステンレス磨きを習慣にして美しいキッチンを維持しよう

ステンレス磨きを習慣にして美しいキッチンを維持しよう

ステンレスキッチンはお手入れしやすいと言われていますが、美しさを維持するには日頃の掃除習慣が大切です。子育てなどで忙しい主婦などは、いつのまにか汚れが溜まっていたということもあるでしょう。そんなときは紹介したステンレス磨きを実践して美しいキッチンを取り戻してください。

掃除に手間がかけられないという人は、防汚加工されたステンレスキッチンがおすすめです。例えば、トーヨーキッチンスタイルの「BAY」は、ステンレスの中でも高品質なSUS304を使用しており、耐熱・耐汚効果に優れていて汚れがつきにくくなっています。

さらに、表面にチタン研磨仕上げを施しているため、キズやくすみが目立たず、サラサラとしたシルクのような手触りと美しさが長持ちしますので、ぜひ検討してみてください。

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